都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

UPCHの出願を振り返る(筆記試験対策~筆記試験合格)

ビザが降りたのでルンルンのブログ主です。今回は待望の(てか私がずっとやりたかった)UPCHのCritical Thinkingの入学試験について振り返ります。ようやく出願が締め切られたので、そう言うことに触れても怒られなそうだからです。私も一個上の先輩のブログを見てほうほうこうやって対策するのかと考えたので、誰かの役に立てばいいなーと思いつつ。毎年日本から2人くらいは進学してるみたいだし、まあその2人に届けばいいなくらいのノリで☺️

本当は今年の入学問題に触れたいのですが、まだ公式のHPにアップロードされていない…毎年、前年度の入試問題がHPにアップロードされていたのですが、今年は未だSample Testをアップロードするにとどまっているようです。

 

1 受験の準備

書類選考が大学の方で終わると、大学からemailが届きます。受かったから、ExTendというオンライン学習ポータルでアカウントを作ってね。ということを言っています。届いたメールからではないと入学試験がポータル上に表示されないので、ここから作ってくださいね(最初に送られていたURLが間違っていたが故に最初テストを受けられなかった女より)。

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2 受験準備

受験することが決まったら、テスト対策を始めましょう。

①試験の概要について知る

UPCの公式HPから試験の概要について探すことができます。

https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/international-preparation-courses/undergraduate-preparatory-certificates-international-foundation-4

文系の人は、Critical Thinking(批判的思考能力)がマスト。UPCHで数学のモジュールをとる場合は、Mathmaticsを合わせて受験します。

 

ここでいうモジュールとは、UPCの中で自分が進みたい科目に合わせて以下の中から2つ選ぶ選択科目のこと。

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例えば私の場合は、Politics and International Relations(BSc)という学部に進みたいと思ってUPCHを受験します。BScというのは学士号が理系よりのものであることを示す記号ですが(学士号の授業に「定量的観測」という統計学的な授業があるため)、その学部に入るために勉強するのはGeography and the Built Environment(地理)とModernEuropean History and Politics(ヨーロッパ近現代史)で数学を含んでいないので、受験科目はCritical Thinkingのみになります。難しいですね……

UPCSEに進む方は、上の4科目の中から2科目を選ぶことになります。理系の方が圧倒的に入るの難しくないかこれ。

②試験対策をする

私はラッキーにも受かったからよかったけれど、これが正しいかはわからないので……!みんな教えてください。むしろ。

1 公式HPから過去問を入手

Sample Entrance Testまでスクロールダウンして入手して下さい。

https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/international-preparation-courses/undergraduate-preparatory-certificates-international-foundation-4

私はこれをといて、回答とくらべて「どの設問で」「何を求められているのか」「どれくらい書くのか」などをノートにシャコシャコ書いていました。過去問対策は中学受験の時に散々やってのでそれを思い出しながら…笑 その後ネイティブの先生にみてもらって、英語の語彙的な問題を直しました。対策ノート一部、あまり綺麗ではないですが貼っておきます。

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最後の方になると色々書くことが増えてくる。問5以降の面倒くさい問題は自分の答えと模範回答、自分が問題に対して思ったこととかを書いていました。f:id:beshimenia:20200906144331p:plain

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2 Critical Thinkingについて知る

Critical Thinkingがよくわからなかったので、まず東京駅の丸善に行って以下の教科書を買ってきました(大学用の教科書でCritical Thinkingはこれだけだった)。

ついでに、UCL側から新入生に配布されたリーフレットでは「どうしても入試が心配なら(オンラインで試験を受けた生徒は、英国についてから再度受けなくてはいけないため)これ読んどくといいかもよ」と以下の書籍が紹介されていました。先に言ってよ。

 

ただ、どちらも買ってみた身としては、過去問をバッチリ対策しておく方が大事だし意味があるな、ということを感じます(感じ方には個人差があると思いますが)。Critical Thinkingは大事だけど、それよりUPCHの問題に慣れて、何を答えたらいいのか明らかにする方が、短期的には得点に直結するな、と思ったからです。どうするかは個人にお任せです。

 

3 タイピングを早くする

去年からか知りませんが、完全にコンピューター上で試験を行うようになりました。そのためチンタラタイプしていると全然書き終わりません。物理的な面で負けるのは悔しいので……そこそこサクサクタイプできると良いかもしれませんね。

 

4 アドバイス

私が話を伺った大学の方にもらったアドバイスを貼っておきます。

①最初の方の簡単な問題(1pt-2pt)のような問題には時間を割きすぎない=配点が低いものにはいっぱい書かなくていい。

②最後まで書ききる 最後の方の自分の意見を書けとか反論しろみたいな問題については、配点が高いのにみんな時間が足りなくなって書ききれず、大幅減点されるそうです。最後まで書き切なよ、とのこと。

確かにやってみて、1時間のテストですが、最後の方はかなり時間が足りなくなります。私も問7を飛ばして回答したら時間が足りず、最後の問題を書ききった代わりに問7は一行とかでした。でも81%は取れたから…わからないものは飛ばして、最後まで到達、書けるものと配点が高いものはキチンと書くこと。

 

3 受験する

書類提出時に報告した試験監督の先生の下でパソコンでの試験を受けます。紙の辞書は持ち込み可ですが、正直辞書引いてる時間はないかも……

 

という訳で、皆様のご健闘をお祈りしています!

 

出願全体について知りたい方は以下へ。

beshi-uk.hateblo.jp

 

 

 

 

UPCHへの出願を振り返る(書類編)

(2020/09/02大幅改定)

今回はUPCへの出願についてまとめていたものの流れとして、

UPCHへの出願を振り返る(書類編)

をご紹介しておこうと思います。

1 必要な書類を確認する

UPCの出願要項は(と言うかどこの大学のものでも)How to Applyのページからみられるので、出願を考えている人は一度目を通してみてください。

 

UPCの出願要件は以下の通り。文系・理系では同じですが、建築・デザイン系だけ少し違っています。 

Required application documents

Before applying for a UPC international foundation course, please make sure you have the following documents scanned as either pdf files or jpeg files:

You will also need to provide the following:

  • Fully completed application form - including the personal statement section.
  • A reference from a school teacher on headed school paper and stamped with the school stamp or ask your teacher to complete a reference form (below). You will be able to upload this document when you complete your application.
  • Portfolio (architecture students only- see below.)

 つまり;

・成績証明書(出願時までなので高3の1学期までのもの)

・IELTS for UKVIの成績

・出願書類(住所やらパスポート番号やらを埋めるインターネットフォーム)

・Personal Statement(出願書類のところに、including......になっているもの。どうしてその大学にいきたいか、そのコースで何をしたいかをかくもの)

・推薦状(学校の先生が書いたもので、学校の公式印が入ったもの。公式印は母語でOK)
(建築学専攻の生徒はポートフォリオ)
以上。成績は大学指定の科目で指定のスコアを取っていれば自動でパスですし、IELTSも同様です。ちなみにUPCの成績指定は以下の通りです。
The Kotogakko Sotsugyo Shomeisho (High School Certificate) with 5 relevant subjects at grade 4 or above.
ちゃんとローマ字表記してくれる優しさ(笑)。関係する5つの科目で4以上の成績を取れば良いそうです。私の場合は学士コースがPolitics and International Relatioins志望なので、世界史、政治経済、英語表現、コミュニケーション英語、倫理(高1年時履修)が該当したみたいです。
 

2 実際の書類を用意する

⓪願書

You will also need to provide the following:

・Fully completed application form - including the personal statement section.

・A reference from a school teacher on headed school paper and stamped with the school stamp or ask your teacher to complete a reference form (below). You will be able to upload this document when you complete your application.
 
上記のApplication Formから自分の住所などを含むいわゆる出願のための願書を記入していきます。ここで気を付けたいのは、この時に筆記試験の受け方を問われるので、日本国内で学校の先生などに監督してもらって受けようと考えている人は、試験監督を担ってくれる先生の名前とEmailアドレスを確認しておく必要があると言うことです。
 
①PS
合否を決めるのは基本的にPersonal Statementのようで、500Words(およそA4 1枚)だとのこと。こちらはアカデミックな英語の書き方で書かないと良いイメージを与えられないと言うことで、学校のネイティブの先生に散々みてもらいました。自分の将来のビジョンや、こんなことをテーマにしたいと言うことを書けることと、難しい単語などではなくでも正しい英語を使えることが大事です。書き方すらもよく分からなかったので、"Good personal statement"で検索して、英国人が大学留学時に使った書類やYoutubeで"How to write a good personal statment"で検索してハウツーを調べたり、ファウンデーションに受かった先輩にお願いしてみてもらったりしました。出願でも大学選びでも、Facebookの伝手やブログで強引に見つけて来た(見知らぬ)先輩方にたくさん助けてもらいました……。
②推薦状
推薦状もHPからダウンロードすることができます。

https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/sites/languages-international-education/files/upc-reference-form.pdf

学校の先生に記入していただき、公印(日本のもので大丈夫)を押してもらったらPDF化して①にアップロードします。

 
③その他諸々
学校の成績証明(英語) 、学校の卒業見込み(英語)、IELTS for UKVIのスコアシートなどなど。学部によっても学校によっても必要なフォーマットなど異なってくると思うので、ぜひ確認してみてください。
 
以上、UPCHの出願を振り返る(書類編)でした。
こちらはUPCHの出願を振り返る(筆記試験編)に続く予定です。
全体像をみたい方は以下のリンクから。
 

 

 

UPCH出願を振り返る(動機編)

暑い。4時50分の時点で31℃とかあるともうあかん(下書き状態でだいぶ放置していたがために季節がおかしくなってしまった、今日はもう普通に秋並みに涼しい)。

 0 はじめに

次の9月からUCL(University College London)の進学準備コース、ファウンデーションコース(UPCH, Undergraduate Preparatory Certificates in Humanities)に進学します。細かいことは過去記事を読んでいただくとして(毎回長々固有名詞を書くのは、検索対策が楽になる気がするからです)、今回はUPCHに進もうと思ったきっかけや考えたことなどをメモしておこうと思います。コース始まっちゃったらきっとまた考えも変わるでしょうしね。

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1 留学することにしたきっかけ

留学することにしたきっかけって書いたことありましたっけ?多分ないですね。非常に簡単にかくと、色々あって

①今まで自分が経験してきた違う教育制度や文化的背景の中で勉強すると、勉強の内容を身につけるだけではなく、その差異も学びになるのではないか

②外国の大学に行く、ということは、自分の将来の選択肢を、語学的な面でも心理的な面でも広げることにつながるのではないか

という2つの仮説を持つようになったからです。生きているなら、その分の人生を最大限に有効活用したいなと思いつつ。

同時に(同じような出来事をきっかけにして)「大学に進むのに、日本の大学じゃなくてもいいのかなぁ」と思い、どこで何をどんな風に勉強したいか色々(高1秋〜高2梅雨くらいまで悩んでいた)考えた末に、

・イギリスで←ファウンデーションコースがある分、異なる教育制度の中に入る準備ができること、かつ高い水準の大学について行く力を準備できるであろうから

・国際関係論を←政治と世界史に非常に興味があり、学問として面白そうだった上に、自分がちょっとだけ興味のある教育分野にも手を伸ばせそうだったから

勉強することにして、大学選び(ファウンデーションコース選び)をはじめました。イギリスは国際関係論発祥の地なので、結果的に非常に丸く収まりました。

 

2 UPCに興味をもったきっかけ

一番最初にUPCに興味をもったのは、「世界ランキング超高え……」というところからです。私は学歴コンプレックスが強めなので(中学受験の時に有名私立に落ちまくったから)、いいところに行けたらいいのになぁ、みたいな欲が強めな状態から始まりました。2021年だと少し下がりましたが、THEでは世界16位、QSでは世界10位となっています。

World University Rankings 2021 | Times Higher Education (THE)

QS World University Rankings 2021: Top Global Universities | Top Universities

でももちろんそれだけではなくて、

・イギリスで勉強することに決めた理由の一つである、ファウンデーションコースできちんと進学に必要で、現地の高校生がもっている力を身につけることができる

・学びの環境として、ファウンデーションコース自体が面白い

・大学への進学率が高い

という点について考えた際に、UPC

・Academic Writing/Research Skills(only for Humanities)による徹底的な用意が行われ、一年目には3000字の論文が課される かつ コース終了成績がAレベル(イギリスの高校卒業資格、日本の学校卒業評定かつセンターの試験の成績のようなもの)で出るところが面白い

ファウンデーションコースの中で自分の進路希望に添った授業選択ができ、そこでの学びは授業のみではなくショートトリップやディスカッションを含む点で学びの場として面白そう

・Russel Group100%、UCL80%の進学率(2020卒生、2019卒生は少し低かった)

という点で他のファウンデーションコースとは違うぜ✨と思い、出願を夢見はじめました。

 

PS. 本当は出願するかは最後まで迷っていたのですが、9月から滑り止めの大学から合格が来始めたので、調子に乗ってKCLとUCLのファウンデーションコースにも出しました。えへへ。

3 その他、期待すること

ファウンデーションコースに入っただけでは大した資格にならないので、卒業した後に進学したい大学の学部のことも考えます。

UPCに出願した際には、UCLのPolitics and International Relations(BSc)に進学することを目標をしていましたし、今もそうです(だって取れる科目が面白い)。他にも、Imperial College LondonやLondon School of Economicsなど上位だがファウンデーションコースを設けていないロンドン大学にも出願することができますので、自分の興味が合えばそちらにも出願するかなあと思います。

具体的な進学準備が始まって一つわかったのは、オックスブリッジへの出願はめっちゃ大変と言うこと。IELTSの平均点から始まり、オックスブリッジおよび医学部はUCAS(イギリス大学出願システム)の出願が10月のはじめに締め切られてしまう関係から、ファウンデーションコースが始まった瞬間に出願する羽目になります。そうなると、併願校への対策をきちんとできないまま出願することにもなってしまうため、コース側は出願を推奨していないようです。

 

以上、志望の動機編。  

UPCH出願は、

UPCH出願を振り返る(出願書類編) https://beshi-uk.hateblo.jp/entry/application_docs

に続きます。

全体像を見たい方は全体の流れ編へ🙇‍♂️

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荷物を送ることにしたよ(11/10更新)

9月に入った瞬間、涼しくなりました。夜の途中で睡眠を妨害されることがなくなって、私は幸せの限りです。

という訳で今回は、日本からイギリスに荷物を送ることにした話。短めだよ✨

 

 

1 荷物を送ることにした

家からプリンターと今年使う教科書を全部持っていく関係で荷物が到底入らないので、冬服一式向こうに送りつけることにしました。来年Tier4のビザが切れるときに一回帰ってこなくてはいけませんが、その時は羽布団やマットレスなどと一緒に貸し倉庫のようなものに全部入れて帰ってこようと思います。

ちなみに、荷物を送る前に寮側にきちんと確認してくださいね✨私の入る寮はある程度の量であれば受け取ってもらえる(荷物を置いておける場所は限られてるからそこは考えてね、と言われた)ので早めに送ってしまいますが、友達はインターカレッジ(系列の複数の大学の生徒が入る寮)の部屋を与えられて、到着前に荷物を送るのはダメだったそうなので……そうなると、自分がついてから荷物が届くように微調整して送る必要が出てきます。わからんて…

本題に戻して、検討したのは

・ヤマト留学生宅急便

・EMS(International Express Mailing Service)[郵便局]

・船便[郵便局]

 の3点で、手続きの煩雑さや運賃、届くまでの日数を考えた上でEMSを選択しました。普段なら3日ほどでつくようですが、コロナの関係で航空機の発着自体が減っていること、税関の審査が厳しくなっている(らしい)ことから、どれくらいでつくのかをウォッチしていこうと思います笑

 

2 具体的な手続き

①荷物を詰め始める前に郵便局に行く

ここで、こんな運賃の紙をもらう。ホチキス留になっていて、クール便や速達なども含めて情報が入っているので、自分で荷詰に使ったあと、保護者の方に渡しておくと便利かも。

EMSの料金表はhttps://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/ems_all.htmlからも見ることができます。

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 ②荷物をつめる

そのまま。税関の申告のための書類を作成する必要はなく、伝票を記入するだけでいいそうです。意外と送れないものも多いので注意かな?

③伝票を書く

自分(日本の住所)→自分(現地の寮の住所)に荷物を送ります。

自分の名前→自分の名前で送るのも少し怪しまれるかな?と怖くなったので、宛名の方は自分の名前の下にc/o(様付け)で寮名を書いてみました

内容物が書ききれない場合:https://www.post.japanpost.jp/int/download/customs.htmlから税関追加申請用紙をダウンロードします。こちらを使う際は、右下の内容物の部分に"See the attached document"と記入し、伝票と合わせて郵便局の方に手渡しします。

エクセルでフォーマットが配布されているのでエクセルで作って行ったところ、「中古の場合は洗濯しているか書いてくださいね!」と教えてもらったので、中古のものは後ろにWashed、新品はNot Usedと書いて持っていくとスムーズにいくと思います。

内容物の商業物品のみ記入(Commercial Items Only)はもちろん書かなくていいので、内容品の個数と正味重量、想定価格(購入時の価格から経年劣化をざっくり検討)を記入して完成です。親切なことに、郵便局の方でコピーも撮ってくださいます……ありがたい(プリンターのインクがきれたところだった)。

(2020/11/10追記)ちなみに、この内容物の金額が£36を超えると関税を取られることがあるみたいです。私は£68とか持っていかれました…1回目に送った時も超えていたと思いますが何も言われなかったので不思議です。中古品は低めに見積もった方が良いのかもしれませんね。

ちなみによく送られる物品の英訳は郵便局のhttps://www.post.japanpost.jp/int/use/publication/clothing.htmlから表でみることができます。至れり尽せりですね。

 

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 ④郵便局に担いでいく

伝票と税関の追加申請は貼らないで郵便局の人に渡す。8kgで15300円コースでした。2020年9月2日、コロナ下で航空便が減っている中での発送ですがいつ届くでしょうか…??また届いたら更新しますね☺️

3 コロナ下ではどれくらいかかるのか

(2020/11/10更新)荷物を二回送る機会があったので、2回ともについてどれくらいかかったか振り返っておこうと思います。

1回目:上で書いたもの。荷物を送っても良い寮だったので、量が決まった時点でコートやセーターなど日本に置いておいても意味のないものを輸送。

引き受け(日本で発送)→渡英→税関→配送局→寮の流れで、7日かからないうちについていることがわかります。

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2回目:10月半ばに、教科書などを追加で。この時、内容物の表記を£36以上にして送ってしまったため、関税£68を取られました。そのためにしばらく郵便局で止められてしまい、10日位かかりましたね。

ちなみに関税を支払う必要があるときには家に請求書が届いて、その指示にしたがってオンラインで決済することになっています。決済後はスムーズで、到着日の指定などもできるようになっていました。


 

P.S: ちなみに来年から事前に伝票を電子登録する必要が出てくるみたいですが、今のところは手書きでも発送させてもらえるそうなので…(https://www.post.japanpost.jp/int/ead/index.html)

 

 

 

 

 

 

 

 

ビザを申請するの巻

☆(2020/08/20追記)ビザ降りました・11営業日目でした☆

こんにちは。梅雨明けしましたね(東京は)。毎日ギンギラギンに照り付けられて心が休まりません。早く冬になるといいなあ。スーツケースに荷物を詰めてみたら案外重いのが2個できてしまって、イギリスについてから寮に辿り着けるのか心配になってきました。空港にも辿り着けないかも……という訳で今回は、

ビザを申請してきた

の巻です。いいかげん「という訳で」の使い方覚えた方がいいんじゃないか。留学する人しか読んでないブログだと思って今回もめっちゃ長い❤️

0 はじめに

背景情報

ビザを申請するにあたって、私は留学エージェントの有料ビザサービスを利用しました。しましたが、正直自力でもどうにか…なったのでは…?と思ったり思わなかったり。留学エージェント経由で出願した人はCAS(Certficate of Acceptance of Study)*が出た段階でもう少し詳細なマニュアルを送ってもらえたはずなので、サービスの内容を把握しておいた方が良かったということかもしれません。ただ、願書の内容チェックなどの対応はとても早くてありがたかったです。必要な書類が結局何なのかは最後までよくわからなかったです。

*大学が合格者に発行する書類で、ビザを申請するために必要。「この生徒はうちの学校の生徒で怪しいものじゃないです、ビザ出してあげてください」みたいな個人情報や学費の払い込みの状況などが書かれている。

タイムライン

2020年7月24日 CASが大学から届く(他の大学のFC生や同大学の学部生より早く出ているので、かなり早い方)

2020年7月25日-26日 Online Application埋め終了(NHS代金払い込み+ビザアポイントメント+書類のアップロードも合わせて終了)

2020年8月4日 Interview(15分程度)

2020年8月15日 ビザおりた旨が連絡される(メールで、パスポートを取りに来いとのこと)

 

事前に手元に用意しておくもの

□飛行機のチケットー到着予定日と帰国予定日を聞かれるため。

□パスポートーコピーを取っておく。ビサの出願の時に一旦回収されてしまうため。

□CASー多分印刷しなくても行ける。

□大学の住所ーCASか何かに書いてある。

□親の詳細ー生年月日、名前、国籍。ひとり親の場合・亡くなっている場合でもわかる範囲で書く。

□今まで自分が行ったりきたりした国の日付ー特に結核のためにツベルクリン反応検査が必要な国があれば要注意。旅行した国の滞在期間と日付はどこでも必要。

□滞在先の住所ーAccomodationが出ている場合はその住所を使うため。出ていなければ不要。

□高校の成績ーPDFのみで大丈夫。出願の時に使ったもので、卒業時でなくてOK。英語で発行された場合は原本のみ、日本語の場合は業者に訳してもらった翻訳を添付。

□IELTSのスコアレポートーPDFのみで大丈夫。

PDF統合ツールと使える力ーAppleのパソコンの人はデフォルトのPreviewからPDF統合ができるので心配なし。Windowsはどうだっけ……?

□クレジットカードーVisaでもMastersでもOK。JCB使えたかな……みてなかった。

1 オンラインで願書を埋めていく

①書類入力

CASがきたら、UKVI(United Kingdom Visa and Immigration)のページから出願を開始します。FCに行く人もUGに進む人もTier4 Studentビザを申請することになると思いますので、UKVIのページからOnline Applicationを開始してください。

https://visas-immigration.service.gov.uk/apply-visa-type/tier4

オンラインで埋めていくのはYes/Noか個人情報を埋めていくばかりなので全く難しくないです。エージェントのページを見る限り、質問の順番などがチョコチョコ変わっているように思いますので、ここでは詳細に触れるのは控えておこうと思います。途中でセーブしてページを離れることも可能です。

②支払い

一連の入力が終わると、料金の払い込みが発生し、そこから願書の変更はできなくなります。必要な料金は2種類で、

❶NHS Surcharge(イギリス国民健康保険) 滞在期間によって異なる。勝手にHPが計算してくれるので、到着日と帰国日を入力すればOk。私は一年目が10ヶ月なので4万円くらい…

❷手数料 審査料。3万5000円くらい。Interview1日前までならキャンセルすると返金される。

特に❶の方は一回支払い画面に行ってしまうとセーブして戻るボタンが見つからなくて、深夜にそのまま払うはめになったので、タイミングには注意。

2 アポイントメントを取る

一連の出願が終わるとVFS(Interviewなどの実務を国内で行っている会社)のページに飛ばされ、そちらで日本国内での面接の予約と必要書類のアップロードが始まります。

流れとしては、VFSのページに飛ぶ→出願料を払う→Checklistをダウンロード→追加のオプションサービスを選ぶ→書類のアップロードをする→面接日時を選ぶ→Appointment letterの受領 以上。青字の書類は印刷して当日ビザセンターに持っていきます。

面接が終わってから必要書類のアップロード、というように説明しているサイトもありますが、今現在は必要書類のアップロード→面接の予約完了という流れになっているみたいです。

Checklistは「あなたはこの書類をアップロードしてね」という内容が書いてあるもので、私はパスポートオンリーでした。財政証明とかも一応いらないよ、と書いてあった。

必要書類のアップロードのところでは、日本国籍の人は財政証明が不要なので学業に関する、CASに記載のある書類があればOK。私はAcademic EvidenceとしてCASとIELTS、高校の成績(出願時に使ったもの)の3点を統合してアップロードしました。財政証明に関しては「不要」となっていますが、かなり低い割合で出願後に求められることもあるそうです。

3 面接にいく

都民なので、新橋Visa審査センターへ。大使館的な建物かと思いきや、洋風なオフィス街の中のビルの一フロアなのでご注意…このファミマの上です笑

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流れは、ボディチェック→追加サービスの確認→指紋採取・顔撮影の3段階で、途中途中でパスポートによる本人確認が行われました。

追加サービスの確認のところでチェックリストとパスポートを提出します。パスポートの郵送サービスなどを使う場合はここで申し込む(ビザが出た後センターに取りに行く場合は朝の8時から9時のみ、信じられます?)ことになります。

一つ私が勘違いしていたのが、ここで何か書類を求められるのではないということ。2でchecklistをダウンロードをした際に、Barcode Separatorという書類を一緒にダウンロードできるので、当日プリントアウトした書類とSeparatorを一緒に持っていくのかな?と思って全部印刷していったところ、事前にアップロードされている場合はもう不要ということでした。きちんとアップロードされてるかは受付の人も一緒に確認してくれます。多分ビザセンターでスキャンしてもらう人(オプションサービス)はこれを挟んでこいってことだったのかな……

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バーコード セパレーターちゃん

みんなの心配の的(同い年の留学生同士で、財政証明いる…?作っとく…?)の財政証明書については、私の知り合い含め、求められた人はいませんでした。

ただし、入国審査の際にも求められる可能性があるそうで、私は結局ビザが降りた後に銀行で作ってもらいました。入国審査の際のものは、親の名前でも大丈夫なので(=緩い)気軽でした。

 

4 結果についてのメールがくる

出願が終わってボーッとしていると、突然登録したメールアドレスに以下のメールが届きます。こちらが届いたらビザが降りているので、宅急便だかレターパックプラスでのパスポート返却を待つか、8時から9時の間にセンターに取りに行くかです。

結局財政証明は求められることなく終わったので良かったなあと思いました。

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ビザ降りたよ

これから入国審査について考えたり、寮に持っていくものについて考えたり、予習を進めたりしたいと思います。大変だあ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはビザ申請センターからちょっと歩いたところ(渡英三田線御成門芝公園)に立っている東京タワー。そんなに歩かないので帰りによってはいかがですか(JR新橋駅からは離れるので交通の便は悪くなる)。

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番外編:コロナウイルスとイギリス留学②-2

東京はコロナの感染者数が過去最高を突破しましたが、皆さんご無事ですか。ブログの検索に「ファウンデーション イギリス」というような、UPCHに絞ったものでもないのが引っ掛かり新規ユーザーが増え始めたのを見て(Google Search Consoleで奮発しているのである)、進路に悩む時期だなあと思いを馳せている次第です。という訳で今回は

番外編:コロナウイルスとイギリス留学②-2

と行きましょう(毎回導入と題名があんまり関係ないのをどうにかしたいです)。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うファウンデーションコースのArrengementが発表されたのは、前回の記事からご覧になってください。続きものです。

beshi-uk.hateblo.jp

 

①大学から返事がきた

ファウンデーションコースのArrengementがぼんやーりとしていたので(私の英語力がないとも言う)、回答を決めるに先立って大学に問い合わせてみました。以下、質問文を和訳して貼ります。

1、1学期は授業の全ての内容(チュートリアルセミナーを含む)がオンラインで行われるのですか?もしくは、対面でキャンパスで行われる授業はありますか。
2、1年間Gap yearを取ることは可能ですか。
3、UCLは2学期・3学期から渡航する場合、寮を保証しないと発表しました。トイレ風呂付きの部屋のみを使用することを考慮に入れた際に、2学期・3学期からのみ部屋を借りるのはどれくらい難しいのでしょうか。
4、コロナウイルスの状況によっては、2学期および3学期の授業がオンラインになる可能性はありますか。つまり、現時点では2学期と3学期のはじめにはロンドンにいることが求められていると発表されていますが、この点に関して変更の可能性はありますか。

 それに対する回答がこちら。

1、2020年度からの学期の計画は現在完成させている最中です。恐らく全ての授業は一学期間はオンラインで行われると思われます。一部の授業は毎週行われますが、他の授業は学期中通じてできる可能性があります。皆さんにはすぐにご連絡します。

2、Gap Yearは認めていません。(授業料の)返金を求める場合はできる限り早く教えてください。

3、ウェブサイトに書いてあるように、二学期と三学期のためのみに到着することができますが、寮は保証されていません。

4、状況をしっかりと観察していきます。お考えのように、来る秋・冬に関しては(できれば望ましい方向に!)変更が行われる可能性があります。しかし、イギリスにくることが安全ではなかったり、生徒の利益とならない場合にはオンラインでの授業を提供し続ける可能性があります。
ここで、少なくともGap yearの選択肢は無くなってしまった訳ですね。また、現時点では対面で行われる予定の二学期・三学期がオンラインになってしまう可能性もあることがわかりました。そのあといくつかやりとりしたメールで、
・図書館などのリソースは基本的に全て電子化されていて学習に支障をきたすことはない
と言うことが追加でわかりました。
 
Tips 問い合わせメールを書く時

ちなみに、イギリスの大学とのやりとりにそこそこ慣れている方々に教えていただいた、大学に何かを問い合わせたいときのアドバイスは、

・できる限りInternational Officeなどではなく個人にメールを送る(Admission officeだろうがInternational Officeだろうが、できるだけ関係のありそうな人に。検索しても出てこないので、留学フェアなどで名刺をもらっておくと良い)

・帰ってくるまで何回でも送る

・題名に【Please reply by July 19】などのように「いつまでに返信が欲しいか」を明確にする

だそうです。

 

②決めた

その他色々な状況を加味した上で、私は渡英することにしました。奨学金を全部打ち捨てることにした訳です。考えたことは、以下の通り。

【仮定】

渡航危険レベルは、恐らく一学期中は下がらない

・二学期からは、必ず英国に行かなくてはならない

・二学期からの寮は、自分で探さなくてはいけない(大学のポリシーから)

【考えたこと】

・例え授業がオンラインでも、日本から受けた場合、時差の中で、初めての英語の授業についていけなくなる可能性が大いにある。

渡航危険レベルが1に下がるのが果たしていつになるかわからないので、二学期からも奨学金をもらえない可能性は十分にある。

・二学期から渡英した場合、1月3日から普通に始まる授業に対し、突然生活の基盤をイギリスに移さなくてはいけない。

・全く知らない国で、寮を探さなくてはならない。

オリエンテーションなどの授業の内容がない・薄い期間を生活の基盤づくりに使うことができなくなってしまう

・母が一年目は授業料を被る覚悟をしてくれた

以上。最初の3ヶ月もイギリスで過ごし、人間関係や全く知らない街での生き方などを探しながらオンラインで授業を受けることで、二学期・三学期の授業の用意にきちんとつなげるとともに、2021年度からの大学進学が確実なものになるように努力をさせてもらうことにしました。

 

③CAS(Visaを申請する)

UPCHからの情報更新があった数日後、CAS発行のための情報確認シートが届きました。名前・パスポート番号・IELTS for UKVIのスコアなどがまとめられており、間違いはありませんか?と言う問い合わせです。少しずつですが、大学側は生徒を呼び寄せる準備を進めてきているようです。

 

それでは、これからも渡英に向けては情報更新を進めていきたいと思います。いつか誰かのお役に立つことを祈って。今度からビザの申請や渡英準備について書いていくよ!

 

 

番外編:コロナウイルスとイギリス留学②-1

こんにちは。お元気ですか?(誰に聞いているの?)私は進路について考えすぎて知恵熱が出そうです。と言う訳で、今日は

コロナウイルスと英国留学②-1

として、来年からの留学についてもう一度考える羽目になったことをまとめておきます。最近このブログが私の日記帳みたいになっていますが、まあブログだし。今回はめっちゃ長いので2回に分けます。それでも長いねんて。

 1 変わったことー大学からようやくお知らせがきた

ずっと友達と「大学から連絡がこない〜〜〜」などと言っていましたが、ようやく連絡が来ました。私が認識している限り、英国への進学は以下のようなタイムテーブルを踏むはずでした。

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理想のタイムテーブル

元々CAS(留学するためのビザを英国政府に申請する際に必要な、大学側が発行する個人番号のようなもの)の発行が6月末で、そこから余裕を持ってビザ申請をできるはずが、今のところこうなっていました。ひどい。

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今のところのタイムテーブル

少しずつ周りの大学が来年の予定を出していましたが、UCLのファウンデーションコースもようやく来年の予定を出しました。びっくりしたのは、学部ごとに決定を出してメールを送っていくこと、PhycologyはOnline、EconomicsはCampus-basedなど。

と言う訳で(?)、7月11日に発表されたファウンデーションコースの通達の内容を抜粋しましょう。 

We are writing with an update on the preparations being made to welcome you to UCL and onto the UPC this autumn. The university campus will be open and term will start on 24 September 2020. We look forward to welcoming you to London if you are able to travel.

(中略)

 If you prefer to remain at home in Term 1 and will not be travelling to London, please let us know by emailing (メールアドレス) not later than the 17th July. Please note that all students are expected to join the course in London at the start of Term 2, January 2021.

(CLIE(2020)"UPC First term study arrangements"[email])
皆さんをUCLおよびUPCにお迎えするための用意が進んでいることをおしらせるために本メールをお送りしました。キャンパスは2020年の9月24日に再度オープします[注:UCLキャンパスは3月から閉まっていた]。移動が可能なのであれば、皆さんをキャンパスでお迎えすることを楽しみにしています。(中略)もし1学期は自宅から受講したい、もしくはロンドンに来ることが不可能な場合、7月17日までに大学にご連絡ください。ただし、2021年1月より始まる2学期のはじめには、ロンドンで授業に参加することを求められていることを忘れないでください。

なるほど。要は

・Term1はオンラインでも対面でもOK

・Term2からは必ず渡英しないといけない

どっちかにしておくれよ。連絡をするまでが1週間しかないので急……。

(2020/07/17追記:合格者に届いたメールと同じものがHPにアップロードされました。)

https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/international-preparation-courses/undergraduate-preparatory-certificates-international-foundation-18

 

2 困ったことー色々と考えないといけなくなってきた

大学側からの通達がきたところで、来年渡英するか否かを考える上で問題が発生してきました。主に3つです。

①オンライン授業のクオリティ

1学期目がオンラインになると言うことは、授業も、少人数授業もオンラインになる訳です。果たして、それできちんと勉強できて(理論上はできるだろうけれど)、イギリスの大学に進んだ意味を見出せるのか?と言うことが最大の懸念です。ついでに奨学金を捨てて1学期からイギリスに行ったところで、対面式の授業は何もなくてイギリスでオンラインの授業を受けているだけならば、日本にいてもいいのかな?と思いました。

ここでの問題:1学期、対面式の授業は実施されるのか。

③寮(もしくは家)

過去記事「寮を申し込もう」シリーズ(3部作)でも紹介しましたが、大学およびファウンデーションコースの一年目の寮は、必ず割り当ててもらえることが確約されています。

ほーんじゃあ来年の一月からいけばいいか〜〜と思っていたところ、QandAの最後に衝撃の事実が。

I am an affiliate student who has applied for accommodation. Can I arrive in January 2021 for Term 2 and Term 3 only? 

Yes, but you are required to cancel your current application and re-apply for the 2020/2021 Term 2 and Term 3 sessions only from 28 September onwards. Please note the term dates for this term session will be from 04 January to 26 June 2021 and we cannot guarantee accommodation for this period. 

(UCL(2020)"Cronavirus F&Qs for prospective students"[online] Available at:https://www.ucl.ac.uk/accommodation/coronavirus/prospective-residents-coronavirus-information/coronavirus-faqs-prospective-students )

(質問)私は正規学生ではないUCLの学生[注:UPC学生を含む]で、すでに寮に申し込みをしました。2021年の1月に、2学期および3学期のために到着することは可能ですか。

(回答)可能です。ただし、現在の申し込みは一度キャンセルして、9月28日から開始する2020〜2021年度の2学期・3学期のために再度申し込みをする必要があります。この学期は1月4日から6月26日であることと、この期間に関しては寮の部屋が保証されていないことに注意してください。

うそん。寮にひっかからなかったら、1学期日本から受講したら2学期から宿無しということで。学部Wechatでの主要意見は「ハイドパークで野宿」でしたが、そうはいかないので、やむなく寮ではない民間のアパート探しも並行して始める羽目になりました。よく調べるとUCLの寮も大学からそこそこ遠いものが含まれているので、ネックは金額のみとなりました。

ここでの問題:家を確保できるのか。

 

奨学金との兼ね合い

私は高校の先生の協力をえて、JASSO海外留学支援制度(学部学位取得型)に採用されています。これは日本国政府がお金を出してやっているもので、年間学費250万円および都市ごとに生活費(ロンドンは月11万8000円)を給付してもらえる制度です。コロナウイルスの感染拡大から何回か規約が改定されているのですが、今のところ以下のような規定が設けられています。

【2020 年度新規採用者】

1)留学先が「レベル2」以上であり、日本でオンライン等により留学先大学・機関の学修を開始すること が確認できる場合は、支援開始手続きを行う。 

(JASSO(2020)"【JASSO】海外留学支援制度(学部学位取得型)新型コロナウイルス感染症にかかる奨学金等の取り扱いについて【第3報】"[email])

要は、

 ・渡航先が危険レベル2以上なので日本でオンラインで授業を受ける→支援対象

 ・危険レベル2以上だが渡航して授業を受ける→支援対象外

と言うことです。現状、イギリスは危険レベル3なので、この状態で渡英すると支援対象外になってしまう訳です。どっちにしろ2021年1月には渡英しなくてはいけない訳ですが、果たしてその時までにレベルが下がるのか……?f:id:beshimenia:20200712183017p:plain抜粋:外務省海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/

JASSOに関する予算計画はこんな感じになりますね。

f:id:beshimenia:20200712193332p:plain

ここでの問題:奨学金を取るか、渡英を取るか。

3 とりうる選択肢

さて、以上各種の問題を踏まえて、とりうる選択肢は以下の通りです。 

①9月から12月まで日本、1月から渡英

メリット :JASSOの奨学金が最大限に降りる

デメリット:寮が保証されない・時差と戦いながらオンライン授業を受けねばならない

②9月渡英

メリット :寮が保証される・授業に完全に参加できる(はず)

デメリット:JASSOが降りない

③いっそのこと一年入学を遅らせる(Gap Year)

2020年度の合格を、正当な理由を持って2021年度合格に延期してもらい、もう一年ニート期間を伸ばすことです。この間にフランス語圏に語学留学しようかな?と。ビザは緩くなってきているので、ワーホリなどでも良いかな〜などと思っていました。

メリット :完全な形での授業を受けられる

デメリット:一年後コロナが落ち着いているかわからない・FC→大学進学が難しくなる可能性がある(大学入学を送らせている人もたくさんいるため)

 

 

次回、大学へのお問い合わせについて。乞うご期待……。

 

IELTS対策のこと

IELTS対策

高校の友達に「IELTSってどうやって勉強したらいいの!!?」と聞かれた時に書いたメモが出てきたので、ブログ用に再編集しました☺️ あんまり良い点数ではありませんが、よければ見てみてください。

1 背景にあった英語力と、実際にとったスコア

英語が唯一の得意科目です。留学する人としては超得意!という訳では無いですが……。過去に長期留学したことは無いので、中1で0から英語をはじめ、中高(公立中高一貫校)の6年間の蓄積と中3から通っていた駿台の英語の授業で少しずつ力を伸ばしました。ですのでListeningとReadingは非常に強いのですが、WritingとSpeakingは苦手、という非常に日本人らしい得点分布をしています。

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IELTS 20190427

感触としては、ListeningとReadingで1〜2ミスくらいだったのかな?Speakingは多分下駄履かせてくれてる…という感じ。これでもOverallではC1になってしまう辺り、詐称感が強いですね。

上位の大学だと、全てのエリアで7.0以上無いと出願にはダイレクトに使えないことも(代わりに、UPCHの英語コースの成績を使うことができる)あるので、もったいなかったなぁとも思います。今となっては。ベストを尽くしてこれですけどね。

2 使った問題集 解説本1冊+演習本1冊

①参考書

日本人が書いたものや、Grammer for IELTSみたいな本もみたり買ったりしましたが、パーツパーツでできても、時間配分を含めて試験の時間内に組み合わせてやる練習をした方がいいかなと思い、以下の2冊をお勧めしておきます。

 

解説本:IELTS ブリティッシュカウンシル公認問題集

日本語の本。

www.amazon.co.jp

前半で、各パートの問題の種類ごとに解説してあるのが便利で結構使いました。使いやすいフレーズが色々と入っていてまる覚えすることもできる部分もあり、総合的に使いやすいです。ついている模試の時間カウントなども現状に即したものになっています。

 

演習本:The Official Guide to IELTS (Cambridge Press)

www.amazon.co.jp

英語。前半のパート別練習とかは上記とかぶりますし結構簡単ですが、後半に練習問題的なのがそついててよかったです。もしあるのであれば、練習問題だけのでも良かったかもしれません。Cambridge Pressの本は大きい本屋なら手にとって見ることができます。私は渋谷の紀伊國屋で買った。

②無料で入手できるもの

Googleで"Example test IELTS" "Sample test IELTS" と調べると、色々と過去問が出てきます。特にSpeakingに関しては、かなりが過去の問題と重複しているので、一通りみておくと取り組みやすくなると思います。また、Youtubeで"Band Score 7.0 Speaking"などと調べると、そのスコアを持っている人が話している動画をかなり見ることができるので、フレーズなどは盗むといいと思います。

3 練習したこと 

①全体

・時間配分とか振り返りの方法

・No more than 3 words とかNo less thanとかの表現に慣れる

・指示が英語。話す内容は同じなのに、指示読んでる人が老婆とかだったりすると聞き取りづらいので、何回か聞いて慣れておく。私は本番老人男性の声で、聞き取りにくかったです。

②Reading

・問題の種類がパターン化している(Headingをつける、内容が正しい文を選ぶ、段落毎に該当する人を選ぶ etc)ので、それぞれにどうやって対応するか自分なりの方法を決める(私の例 最初に問題を見る→Heading選択があったら覚えきれないので一段落ごとに選択肢に戻って選んじゃう)

・固有名詞にはマルをつけながら読む 

③Listening

・数字の書き取りとスペリングの書き取りを直感的にできるようにする 

・冠詞や名詞の複数形、三単元のSなどから空欄に埋める単語を予測する練習をした

④Writing 一番対策しにくい

・Part1はグラフについてできるだけ色々な表現を使えるように単語(無生物主語で使う、大小とかを表現する動詞)を増やす←A occupies B とかA accounts for B、The number of A exceeds Bとかめっちゃ色々ある

・Part2はOn the other handとかOn the contraryみたいな段落・文を繋ぐ表現を増やしておく

・あとはただただ文法に気を付ける  

④Speaking

・半年週一で学校のネイティブの先生捕まえて1時間練習←これが一番いい

・自分の声録音

問題をググって用意して、録音しつつGoogle Documentの音声入力に向かって話しかける。終わった後に打ち直してみて、

①文法が違う(特に時制)

②冠詞を忘れている・三単元のSを忘れている

③同じ単語ばっかり使っている

④同じ時制ばかり使っている

ところを抜き出し改善できるようにまとめておく

・できるだけ色々な種類の問題をやる

→特にPart1 と Part2は出題の内容がある程度限られているから、自分の固定の回答を作っておく

←実際受験用に受けたやつはやったことあるのしか出なかった←でも大した点にはならなかった

・Speakingは発音の良し悪しは見ていないらしい(Onilneの対策講座より)

できるだけたくさんの文法事項(現在、過去、過去完了、未来(Be going to とWill)、過去完了進行形、仮定法過去、現在、未来)を回答の中で使えるようにする

・正しい文法で喋る

・黙らない

→質問されて困ったら、”Oh…..it’s a difficult question”とか”I have never thought of that”とかを流れるように言ってその間に考えるようにする 

・早口になりすぎない

 

4 そこそこ使えるリンク集

・同意語を調べる

https://www.thesaurus.com/

・IELTSの講義を受ける(IELTS主催団体が定期的にオンライン講座を無料でやる)

“Understanding IELTS” で検索

https://www.futurelearn.com/courses

 

以上!何かの役に立つといいな! 

 

 

 

 

入学準備①

5月の初め頃から留学に関して大学側からより具体的に話が進むようになってきたので、今回はそのお話をしたいと思います。去年の秋からずっと心配になっていたことに対して、少しずつ情報提供されて来ましたので、それが嬉しいこともあって記事にまとめます。

ワクワク☆入学準備①

1 学習面

一番心配。だってうまくいかなかったら即落第and帰国が待っているもの。

①Retestについて

以前どこかでUPCの入学試験は3種類の受け方(①イギリスに行って受ける、②中国・トルコ・モスクワなどの留学生が多い都市で行われる、UCLの監督下で試験をを受ける、③国内で代理人に監督されながら(学校の先生など)行う)の3つがあることを書きました。詳細はより。https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/international-preparation-courses/undergraduate-preparatory-certificates-international-foundation-3

三つ目で受けた人は現地で再テストが行われます。その情報が回ってきました。基本的には同じ形式のテスト(過去のテストはウェブサイトから見ることができます)になるそうです。Retestの情報がほとんどなかったので、非常にありがたかったです。ちなみに今年はコロナウイルスの影響でUCLの巡回はなくなっているので、かなりの人数がRetestの対象にになると思いますが。どうなることやら。

 

②授業について

中国人の友人から、5月の初めごろに去年の新入生の手引きのようなものが回って来ました。おそらく夏の間に読んでおくと良い教科書や授業で使う資料、論文などの情報が回ってきました、迷わずバイト代でぽち。アマゾンで、古本で購入できます。スーツケースに入るのか微妙ですが、一回目を通しておこうと思います。

9月まではギャップイヤーのような感じになってしまうので、フランス語とアカデミック英語、教科書の通読、MOOCを利用した専攻分野の知識を蓄積している最中です。アカデミック英語は授業でありますが、用意できるものはなんでも用意していきたいと思います笑。

ファウンデーションコースの情報全然無いんだけど、、、という方は、5月初めくらいになれば大学の人と繋がったり、情報が集まり始めたりするのでそれまで待機かなと思います。教科書の情報が出るまでは就職対策でTOEICを12月に受け、そこからは貯金と英語、フランス語に勤しんでいました。

6月の半ばごろ、2020年度版の学生の手引きが送られてきました。若干事前に読んでおくと良い文献が増えていますね。大学の授業で何版を使うかなどがきちんと示されているので、それを待ってから買ってくださいね。

 

③Prep course

コロナによる学習の遅れを考慮したのか、毎年のスタンダードなのかは分かりませんが、大学からオンラインリソースExTendを利用したいろいろなオンライン講義が送られてきました。Academic Writingなど必要な情報が送られてくるので、あまり焦らずに情報を待っていても大丈夫ということがわかってきました。やっと。Prep for the courseという名称ですが、元々ファウンデーションがUndergraduate Preparatory CertificateなのでPreparation for Preparationみたいになっているなぁ……。

 

2 社交面

勉強の次に心配になるのが、社交面。同じコースで友達ができないと、ワークグループやらフィールドワークやら結構辛いな、、、お友達できるかな。。。と心配に思っていたのですが、4月の末ごろ、大学側からこんなメールが。

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Email

送付者はUniversity College London Arts and Humanity Faculty。2020年度入学する全ての学生が入っているFacebookグループを作ったから参加しては?というもの。現在600人近くいます。入ってみると、そこの中で進学する学部ごとに細かいグループができていくようで、UPCもありました、学年で160人いるはずなのですが、20人しか入っていない小さなグループですが。

そこからInstagramとWeChatの交友が広がって、日本人コミュニティ(ただし公用語は英語)などが出来ました。特にWeChatの方では前述した新入生の手引きの去年バージョンが回ってきたので、非常にありがたかったです。これから留学を始めるが事前に友人を作るのが不安という方は、WeChat、InstagramFacebookがあるとちょうどいいと思います。特にWeChatはかなりの規模の中国人コミュニティーが存在し、そこから結構情報を流してもらえます。やっぱり教科書があると無いとでは違いますよね。全く同じ授業をとる友達なども見つかり、少し心配が緩和されました。留学するんだけど友達ができない!という人は、とりあえずI Instagramで "(大学名) uni 2020 fleshers"(例えばUCLなら"UCL uni 2020 Freshers"か"London Freshers 2020") とかで調べると、自分の大学の新入生コミュニティが出てくるので、そこからファウンデーション コースに行く人を見つけられるかな、と思います。

  

3 生活面

①寮

寮の申し込みは数回前のブログで書いた通り、8月の半ばまでは選定待ちです。6月の初めまでに申し込んでおけば少なくとも部屋はギャランティーされるので(この文脈でギャランティーって何て訳せばいいんですか?保証?)、それまでは待ちです。Instagram経由で「来年のUCLの寮は全て風呂トイレが個別の部屋(en-suite)になります」との旨の大学側からのメールのスクリーンショットが回ってきていますが、大学のHPで公式見解が無いので、本当か……?と思っています。

②ビザ

元々ビザの出願に必要なCASは6月末にならないと出ない予定だったのですが、今のところ英国移民局(UK Visa and Immigrations)が6月22日まではストップしているので、どうなることやら。。という感じです。生産性の無い文章。

 

特に5月に入って、同じ大学に行く人と繋がることができて、授業の情報交換や大学への出願(UCASを使うとかPSを書いておくとか学部を選ぶとか。。。〉のがすごく心強いです。コロナでどうなるかわからない状態ですが。。。

 

奨学金とUPCH 後編 申し込める奨学金の話

こんにちは。前回の記事 

beshi-uk.hateblo.jp

で必要なお金をざっくり計算しましたので、今回は

ファウンデーションから使える奨学金

後編 申請できる奨学金を探す(そして絶望する)

の巻です。結果が見え見えですね。イギリスへの留学はファウンデーションコースに通っている1年と学士号に通っている3年に分かれるので、4年丸々給付される奨学金と、学士号に通っている3年を支援してもらえる奨学金があります。2020年4月の段階で、私が把握している給付型の奨学金を一覧にしてみたいと思います。

 

1 4年支援してもらえる奨学金

JASSO海外留学支援制度(学部学位取得型)募集要項

都市別の生活費(5万9000円〜11万8000円/月)と年間250万円までの授業料を給付。芸術系以外なら何学部でもOK。国も学部もごちゃ混ぜなので、2020年9月〜留学生は全体の倍率は4.5倍くらいですが、英国は8倍くらい。4年間で2000万円かかる計算でいくと、1500万円分くらいは支援を受けられるので、一番ありがたい奨学金です。

ちなみにこのJASSOの奨学金に運よく採用されたので、成績を落とさなければこのまま4年間支援をいただけると思います。

2 3年支援してもらえる奨学金  

公益財団法人船井情報科学振興財団(Funai Overseas Scholorship)ー募集要項も同じページ

年間$30000。理系の学生のみ。

公益財団法人江副記念リクルート財団ー募集要項も同じページ

学費と生活費、併給する奨学金を鑑みて支給額を判断。学校の指定(ランキング)と分野の指定があるので注意。 

3 メジャーだが支援対象外な奨学金

平和中島財団募集要項

2019年度までは学士号も対象だったのですが、学士の募集を休止してしまったようです。

公益財団法人柳井正財団募集要項

英国の大学も対象になっていますが、IBもしくはSATの点数を使って進学しないと対象にならないため、ファウンデーションは対象外です。尚、SATの点数を取った上でファウンデーションに進んでも駄目だそうです。 

ベネッセ海外留学センター海外進学奨学金ー募集要項も同じページ

ファウンデーションコースの記載がありませんが、高校の卒業年度および進学先大学の指定から困難。350万円。

4 大学が支給する奨学金

わずかではありますが、大学側が優秀な生徒に給付しているものもあります。例えばUPCHからUCLに進む生徒には、160人中優秀な2人に学費の支援が行われる、など。これは大学によって変わってくるので、大学毎に調べて見てください。

 

以上。申し込むときに調べていて思ったのは、英国の修士・博士号とアメリカの学士号対象の奨学金は多いが、ファウンデーションは少ないこと。アメリカはSATをわざわざ取っていくんだから、支援されるべき努力をしている人たちなんだろな、とか思ったり思わなかったり。

他にも奨学金をご存知のものがあれば、ぜひ教えてくださいませ(追加します)。皆様が留学するころには、奨学金が増えていることを祈って。

 

 

番外編:コロナウイルスとイギリス留学①

コロナウイルスの拡大による厳しい情勢が ー経済的、学習面etc etc.....ー 続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

一昨日、首都圏でも緊急事態宣言が一度解除されました。学校の授業や、私が取っているフランス語の授業なども徐々に再開していますが、今後の生活はどうなっていくのでしょうか。

という訳で今回は番外編と称して、

コロナウイルスと英国留学①

2020年5月27日の段階でのコロナウイルスに関する対応や、ついでにちょうど良いタイミングでTHE(大学ランキングを出している会社の一つ)が「これからの留学について~アジア編~」のようなウェブセミナーをやりましたので、そこからわかったことをまとめておきます。またそのうち変更がなされたらメモしていきたいと思います。

 

1 大学の授業について

前記事でも触れましたが、2020年9月始まりの授業(面倒なので以下2020年度)Cambridge大学のLectureがオンラインになると発表されました。

私が通うUCLに関しては、昨日UPC(ファウンデーションコース)の生徒にメールがきました。

Each programme is of course different and there is no “one size fits all” solution. With that in mind, we are working closely with each department to establish what teaching will be delivered face-to-face safely under social distancing conditions and what will need to be delivered online.
 
Lectures and large group seminars will most likely have to be delivered online but these are only a part of a UCL education. (一部抜粋)

これは2でも触れようと思うのですが、例えLecture(大講義)がオンラインになっても、セミナーやTutorialなどは対面で行われる可能性があるよ、という主張のようです。Lectureがオンラインか対面という発表と、渡英するか否かはまた切り離して考えないといけないのかもしれないですね。授業がオンラインになるか否か(授業の質の問題)と英国に行くか行かないか(家賃飛行機Visaその他諸々の問題)、コロナ対応が決まっても一元化されていないのが面倒なところかもしれない……。

2 THE のウェブセミナーからわかったこと

SIUKのメーリングリストに登録している方はおそらくメールが回ったのかと思いますが、

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THE

こんなイベントがありました。27日日本時間20時から21時30分。 留学を検討している人はおそらく一度はお世話になったことがあるであろうTHE(Times Higher Education)と留学エージェントのSIUKさんが共同して行ったセミナーです。アジア向けの時間帯に設定されていて、テーマもアジア向け。

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Panelists

本当にざっと理解した内容をまとめておきます。

1 2020年度の授業について

キーワードはFlexibility(柔軟さ)とBlend(混ぜ合わせ)かな?

考えられるプランとしては、①キャンパス全面再開 ②一部制限下でのキャンパス開放 ③完全オンラインの3つで、どれになるかはまだわからない。ただ、公共サービスは6月の初めから、また7月には規制が1段階緩いものになるのではないかと考えている人もいるようで、8月の状況待ちだねぇとのこと。

一つ悩ましいのが学費。前記事 

でも書きましたが、留学生の学費は何よりも高い。授業の一部・全部がオンラインになった時、学費が減免される可能性はあるのかと質問してみましたが、オンライン授業(Lecture)と対面授業(少人数のSeminor,個人の理解度を測るTutorial←Oxbridgeの象徴)の組み合わせによる学習体験と英国大学の卒業という経験は保たれるということで、減らされる可能性はあまり無いようです。

先週の朝日新聞の朝刊の一面にも載っていましたが、英米大学は留学生の学費からかなりの利益を得ているようですので、そのような面や設備投資の面もきっとあるのでしょう。

2 2021年度留学について

キーワード:Keep in touch(すごい回数聞いた)。今年度の留学生は減る?および2020年度の入学生がGap Year(*1)を選ぶことで受け入れる生徒の総数と合格率への影響はあるのか?という疑問。どちらも、大学のAdministration Officeと連絡をとってください(keep in touch)。とのこと。Study UKのサイトも同時に参照してください、とのことでした。この話をしている時若干電波が悪かったので一応あとで確認します。

Study UK | British Council

*1 Gap Year 大学の合格を持っている状態で、1年間他の活動をするなどの目的で次の年に合格を持ち越すこと。大学に申請をする必要がある。

3 ビザと就職について

キーワードはNewかな……しっくりこないけど、「新しい生活様式」と同義のNew。

昨年イギリスのTier4(英国で勉強するのに必要なVISA)が改定され、2021年の夏以降に学士号を卒業した学生は、最大で2年間就労ビザを取ることができるようになりました。留学生の就職チャンスの増大は就職市場に対しても、留学生にとってもありがたいものとされていましたが、その就職市場は縮む?ビザへの影響は?というもの。

まず、授業の一部がオンラインになろうが、就労2年分のビザは(ビザが降りるなら)ついてくること。それから、世界経済やイギリス経済が悪化しても、経済対策や新しい仕事の発生により、(特に工学系の生徒に対しては)就職先があるということ。

ちなみにアルバイト(ビザの範囲内でできるPart Time Job)もキャンパスが開くなら雇い先があるでしょう、とのことでした。

4 決断を下すに当たって

Gap Yearを取るにしても、2021年留学するかを決めるにしても、まず大学側は生徒の健康を守るための方策を取ること、またそのためのメンタル面・学習面のサポートも行われているということ。その上で、大学側の情報を英国政府の情報を追いつつ、自分の希望に大学側が添えるかを考えて選ぶこと。的なことを言っていました。

 

数日後にはビデオの録画を配信します、と言っていたのでまた聞き直すかな〜〜〜と思います。すでにOfferをFirmした留学仲間も(ついルー大柴みたいになっちゃう)、留学を検討している人も、そしてコロナウイルスの拡大によって生活に影響が出ている私たちも、早く将来が見通せるようになることを祈って。

 

 

奨学金とUPCH 前編 お金の話

コロナウイルスの蔓延のために、とうとうCambridge Universityが2020年9月始まりの一年は授業がオンラインに移行することになりました(小規模のチュートリアルなどはやるみたいですが)。本当に9月から渡英できるのかな????💢

さて、今回はコロナ情勢を完全に無視して、

ファウンデーションから使える奨学金

についてまとめておこうと思います。記事は私が把握し切れた範囲で、2020/05/23時点のものとさせていただけます。まずはその前に、

前編 留学にかかるお金を把握する

海外留学につきものなのがお金の問題。ファウンデーションコース→学士のトータル4年間では結構なお金がかかります。都市によってもかなり変わってくるのですが、気になる大学がある方は大学のHPから

①学費 

②生活費

を見てみてください。ここでも私なりに解説してみたいと思います。

①学費

とりあえずかかるのが学費。色々見ている限り、ファウンデーションコースは大学の学費よりも高くなっていることが多いようです。私が進むUCLのファウンデーションコースは1年あたりこんな感じ。

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UPCH Tuition Fee 2020

2回に分割して支払うのですが、1回目の支払い(£10495)が日本で言う入学金扱いで、1回目を支払うと席が確保されます。2回目(£10000)でUPCの学生番号が発行されて、寮を申し込めるようになります。寮の申し込みを5月末までに行うと確実に部屋を一つ確保してもらえるので、あんまりのんびりはしていられません。1回支払うだけでクレジットカードの上限額に行ってしまうので、最低でも2ヶ月かかりますね。うふふ。

大学の学費はEU内の生徒とEU外の生徒で2倍くらい違いますが、EU外の生徒分の学費はファウンデーションコースよりも若干安いです。毎年3%くらい値上がりしてます💢💢

ファウンデーションコース>EU外の生徒の学費>EU内の生徒の学費

って言う感じですね。

②生活費

生活費に関しては ”大学名+Living Expenses”で検索すると、多くの大学が目安を出しています。Accommodation(寮)にいくつか種類のある大学はピンからキリまで部屋の種類を選べるので、必然的に部屋代も変わってくると思います。1人部屋もしくは2人部屋、お手洗いシャワー付きか否か、キッチンありか否か、etc......。寮の種類などについては前回の記事にまとまっているのでついでに覗いてみてください。

例えばUCL(大英博物館の裏に位置しています)だとこんな感じ。

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UCL LivingExpenses Official

色々みている限り、大学の授業の一貫で郊外への旅行やクリスマスディナー(It it popular that almost all student joinみたいなことが書いてあります)などがあるので、おそらくもっとお金がかかるのでしょう。授業料と同じくらいの額がかかるみたいですね。ヒィィ。 

③地域差が結構ある

私が進学を検討していた大学だと、2019年の8月くらい時点で、これくらいの差がありました(部屋代は平均値、学費+生活費のみ、4年間)。高校での発表用にまとめた資料なので多分式の立てミスがあると思うのですが、

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留学経費を計算してみよう

こんな感じ。ロンドンたかーい。実際は諸々経費を含めて2000万円で足りるかたらないかくらいではないでしょうか。Lancasterは、留学フェアでかなりの英国人に「まじで田舎(意訳)」と言われるくらい大学しかないようで、その分の安さでしょうか。GlasgowはScotlandで栄えている都市ですし、Sussexは景勝地Brightonの近くで過ごしやすい天候が人気のようです。これに飛行機代やらIELTS代やらかかると思うと、やっぱり奨学金は欠かせないことを実感しました。

という訳で、次回より奨学金についてまとめていきたいと思います(タイトルと内容が微妙に一致していない詐欺、ごめんなさい)。