都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

【ファンデを終えて】大学1年1学期第1週が終わった話

こんにちは。今回は感情の赴くままに書くので、駄文です。特に有益な情報はないので、すみませんが……ExcitementとAnxietyが半分半分の気持ちを綴っています。

ぬるっとですが大学に進学しましたので、伴ってこのブログで書いていくこと(概要)をまとめ直しました。もしファンデーションコースの入学情報だけをみたい方がいたら、そのページだけブックマークしていただければ……💦 文章を書くことで自分の考えていることを整理しているので、このブログは適当に続けると思います。

beshi-uk.hateblo.jp

 

【駄文スタート!】👈駄文だから常体で……。

1週間が終わった。大学1年目の、1学期の、第1週が終わった。厳密には日曜日までみっちり予定が詰まっているが、学事歴的には1週間目が終わった。あっという間だった。去年とは全く違う始まり方をした一年で、忘れないうちに、思ったことをメモしておきたいと思う。

・ロンドンは去年よりずっとずっと賑やかだ

隔離している時にコロナの検査を受け取りにいくタイミングで既に気がついていたが、ロンドンは去年よりずっとずっと賑やかだ。私は大学のすぐ横(通りを一本隔てたところから、一帯が大学になっている)に住んでいて、周りに学生寮も複数ある関係で、明らかに路上を行き交う大学生の数が多く、伴って教授やスタッフの人の数も多い。去年はずっとずっと落ち着いていたんだ、と今になって気がついた。どっちのロンドンも知っているのは、なんとなく嬉しい気がする。

マスクをしていない人も多い。ロックダウンが解除されて、7月19日だかなんだかから、人々はマスクをすることを法律で求められなくなった。街中でマスクをしているのは、アジア系の学生が多い(主語を大きくしていることは認める。こういうことをエッセイで書くと、Overgeneralisationと言われる)。大学の構内ではマスクの着用が義務付けられているが、外では外したくなる気持ちはわかる。Fresher’s Fluと呼ばれる新入生が集まって騒いで広がる風邪が存在して、少し咳ばんでいる人も多いから、私はマスクを外さないけど。

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夜のSOAS

・去年の友達に偶然会うのが、思ったより嬉しい

すれ違った人に、「あれ、マナじゃない?(私はマナと呼ばれている、覚えてもらいやすいので自己紹介の時にそういうことにしている)」と言われることも多く、逆に私が「あなた〇〇じゃない?」と気がつくこともある。オンライン授業でカメラをオンにすることには、そういう必要性がある。去年一年完全にオンラインでファンデーションコースを終えて、あまり一年を終えた感触がなかったけれど、確かに私はファンデーションコースを終了して、広い広いUCL(及びその他の大学)の色々な学部に、私と同じように学部の勉強を始める知り合いが80人くらい(もうちょっと?)いるのだ。それぞれが輝かしい大学生活を送ることを祈る。

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建築学

・「留学生」ではなくて、「UCLの学生」でありたい

今年はほぼ例年通り新入生歓迎イベントがあった。私の性格上、放っておけば無限に家に篭ってしまうので、見学会のようなものに顔を出しに行った。みんなスーパーフレンドリーだ。すでに会話が成立してしまっている場合でも、英語で行われている限りは、「ね〜なんの話ししてるの〜?」的なことを言えば、すぐに受け入れてくれる。たまに同じ国出身の人がいると、その国の言語で盛り上がっていることもあるが、やっぱり自分たちだけでも英語(=周りが理解できる言葉)を使うことは大切だな、と思う。授業に圧倒されて、英語ができないなあ.……と思っていたが、日常会話はどうにかなるので、授業が難しいだけかもしれない。

なんとなくずっと「留学生」という気持ちで生きているし、そのつもりで周りと接していて、どこか周りと壁を勝手に感じることもある。でも、私の今のアイデンティティは「留学生」ではなく「UCLの学生」というところにあるべきだと強く感じた。私は日本人で、UCLの1年生だ。イギリスの大学では、交換留学生(学位を滞在先の大学で取らない学生)をExchangeもしくはAffiliate、交換留学生+留学生で滞在先の大学で学位を取る学生をInternational(要は英国外から来る学生)、英国内から来る学生をHome Studentと呼ぶが、私はもうAffiliateではないのだ。1人の大学生だ。

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大学にも入学したし、学生証も出た

・さまざまな事情から、ロシア語を履修した

15単位の歴史の授業を取ろうと思っていたら、今年度は開講しないというので、急遽ロシア語を取った。歴史関係の授業は、15単位のものか30単位のものしかないのに、国際関係論入門をとるともう自由選択が15単位しか残らないため、30単位の歴史しか開講しなかったら、歴史はできないのだ。不条理。もともと勉強したいとは思っていたから、授業で必須でやらされる方がいいかもしれない。

ロシア語の巻き舌ができなくて出来なくて悲しんでいたら、「オフィスアワー」と呼ばれる、教授に質問をしに行ったりおしゃべりをしたりしに行っていい時間に、教授が「今これる?」とメールをくれて、前述の通り大学のすぐ近くに住んでいる私は走っていって、巻き舌のやり方を教えてもらって、できるようになった。そういう人の優しさや心の広さ、誰かが自分を見てくれているという安心感が、何かを頑張る根源力となる。

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道路に韓国海苔が落ちていた。そういう日もある。

・授業は圧倒的にレベルアップした。

厳密に言えば、授業に参加する人のレベルがアップしていると言った方が正しい。先生が何を言っているかはわかる。相手の言っていることもわかる。でも、それに何かを言い返す英語力も、思考力も双方ともに十分なほどはないのだ。去年ファンデーションコースで育まれた部分もある。でもまだまだだ。一対一のような質問や、答えが明確なもの(〇〇という論文において、▲▲はなんと述べているか?とか)、自分の意見を述べるもの(どちらの意見に賛成するか?理由は?)は大丈夫だが、誰かの既にきちんと構成された意見に反論するのは、すごく難しい。その点において、ディベートをできる人は本当にすごいと思う。

1つの授業に対して、2−3つのReadingが課される。興味のあるテーマに関するものは楽しめるが、そうではないものはやはり難しい。今学期だと、共産主義思想の発展に関する文章が、とても哲学的で心が折れそうだ。Readingに関しては、「やらなくても全然いける」(先輩1) 「あんまり真面目になりすぎるな」(先輩2)とのアドバイスをいただいた。真面目にやれって。

 

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ちゃんと自炊もしている(写真を撮る才能はないようだ)

・去年の友達にも会った

少し早めに自分の国に戻っていた友人と再会した。一緒にいたのは3ヶ月くらいで、お互いロンドンや実家にいる間に全然連絡を取らなかったのに、久しぶりにあって、路上で熱い抱擁をかわして、無限に喋って、晩御飯を食べた後散歩しまくって、帰ってきて、喉が痛くてトローチを舐めた。去年よりも、私が英語を使うことに慣れているから、自分が言いたいことをノータイムで返せるのが何よりも嬉しかった(ぎょうざの羽根だけはどうやって説明すればいいのかわからなかったが、最終的にあのアミみたいなカリカリしたやつだよね、と理解してくれたので、彼女の理解力が上がっている可能性もある)。

同じ留学生としての就活の話、ちょっと政治の話、友達や彼氏の話(2人ともいないけど)、学校の話とかを話せること、なんとなく今のところ気があっているところ、すごく嬉しいなと思う。

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お好み焼きだ(美味しい)

・ファンデーションコースのためのパーティーがあった

去年の授業は一年丸々オンラインだった。イギリスに来ていた人々とはパーティーで会ったり良い友達になったりしたものの、実際は大半の人とは会っていない。そんな環境を踏まえて、1週間の終わりに、去年の人々向けのパーディーがあった。入学式兼クリスマスパーティー兼卒業式兼同窓会だ。今までそんなに大量の役割を押し付けられた集まりがあっただろうか。

みんながみんな、「去年はHollidayだったみたいなもんだわ」と言っていて、笑ってしまったけれど、大いに賛同した。それぞれの授業で大量のReadingが課されたり、建築学部のような手法が全く異なる学部に行っている人がいたり、大学はファンデーションコースよりずっとずっと大変だ。

去年の初めにPolitics and International Relationsに行きたいと言っていた人は、私が把握している限り全員違う学部に進んでいた。合格保証のあるSocial ScienceやPolitics, Sociology and the East European Studiesがメジャーな選択肢だったと思う。全ての学部を通して、UCLの合格率は7%程度だ。ファンデーションを通じても、やはり人気のコースに進むのは難しいのかもしれない。

画面を通して聞くより、直接聞く方が、みんなずっとずっと英語が流暢だった。大学1年目からオンラインだったら本当に辛かっただろうな、と思うと同時に、ファンデーションコースの授業も対面でやってみたかったな、と強く思う。終わって仕舞えば、全てひっくるめて「Interesting and adorable experience」になってしまう事は間違い無いのだけれど。

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英国の人々が地下鉄で本を読んでいるのは、携帯が圏外になってしまうからだ

・頑張ること

留学を決めた時、もしくは英国の大学に進学することを決めた時には、母が「いいんじゃない?」の一言で全てを後押ししてくれた。詳細の言葉については私が記憶を捏造しているのかもしれないが、とにかく母は常に私を応援してくれる。

親元を物理的に離れた今、私は何を始めるのにも自由で、どうやって生きるかも(一定の成績を取り続けられるという前提のもとで)自由だ。その分、何かを始めるときに、「誰かの後押し」というものがいかに大切で、元気をくれるもので、励ましてくれるものかを強く、強く感じる。大学の1日目、マンションの管理人さんに(隔離中毎日のように愚痴を言っていたので)「隔離終わった、今日から大学だけど友達できるか不安だわ。。。」と言ったら、結構しっかり励まして、アドバイスをくれて、送り出してくれた。もしくは、バイトを始めるか〜という時に友人が言った、「新しいことに挑戦するのはいいことだからね」、というような一般的な言葉でも励まされた。そういう、自分とは他人の誰かが発する後押しの言葉は、発した人が思っているよりも「よし、多分どうにかなる」という気持ちにするのを助けてくれて、それはすごく大切なことだと思う。それが人間関係の大事なところだ。

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わかめを戻しすぎてしまう日もある。

・もう一つ考えることといえば

就活が始まっている。日本の大学には就活の開始時期に関するレギュレーションがあるらしいが(詳しくは知らないので、認識に過ちがあったら申し訳ない)、海外大学の人材に対しては特に無いだか緩いだかで、早く始めれば始めるほど良い。ファンデーションコースにいる時から始める人もいる。私も、少しずつ考え始めている。ちょっとSlow Starterかもしれない。何にせよ思うのは、きっと日本にいたら、大学のその先だけを見据えて大学生活を送ったと思うけれど、英国の大学で学ぶということが、自分にとってシンプルに大変であるからこそ、大学の勉強に集中し、ロンドンですこぶる遊び(旅行も、美術館巡りも大好きだから)、余った時間をやりくりして就活を考えたり、友達と遊んだり、バイトしたり……というふうにしようと思えることが、メタ的な視点からもよかったのかな、と思う。ボストンキャリアフォーラムが、今ちょうど、走っている。

 

また気が向いたら何か駄文を生成したいと思う。またその時まで☺️