都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

UCAS出願を振り返る②(体験談編)

 UCAS出願を振り返る②(体験談編)

 こんにちは。前回の「UCAS出願について振り返る①(制度編)」に引き続き、UCAS出願についてまとめます。↑の記事は以下のリンクをご参照ください。

beshi-uk.hateblo.jp

さて、今回は、私の出願までにやったことや思ったこと、後悔したことなどをまとめます。あくまで私の体験・考えなので皆さんに当てはまるわけではないと思いますが、参考になれば幸いです。

 1. 私の結果

とりあえずは入試の結果を見てみましょう(全世界に公開するスタイル)!私は政治・国際関係論志望(Politics and International Relations)なので、上から志望順に、

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地獄の結果では????行きたかったところには全部落ちとる。落ちた後に言うのは負け犬の遠吠えに過ぎませんが、LSEPIRは受かるのは難しいだろうな、と思っていました。と言うのも、LSEはPersonal Statementに基づいた一次試験の後に、2次の筆記試験もあり、どこの段階で落とされるとしてもそれほどレベルの高い大学だと言うのがわかっていたからです。ただ、UCLのPIRに関しては、Guaranteeではないものの、なんとなくいけるのでは?と思っていましたし、実際ここのコースで勉強したいなと強く強く願っていたので、大変に残念でした。不合格がわかった日にはふて寝しました。

出願した時点では以下の成績が出ていました。

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つまり、落とされた理由はPS……! LSEはPersonal Statementが強くなかったと言うことをはっきり言ってきました。おそらく、UCLのPIRもPSがダメだったんだろうなあ……と思います。見込み成績が要求を満たしていてもConditional Offerが来ない良い例……

2. 大学のコースを選ぶ時について

大学のコースを選んだときに、LSEとUCLのPIRを第一志望(共)に据えて、UCLのSPEESがGuaranteeなので第二志望にしました。そのほかは特に行きたい大学などのアイデアがなく、しばらく悩んでいました。結局出したのはQueen MaryとBirminghamでしたが、以下の大学も検討していました。

・SOASー名前がOriental and Asian Studiesなだけあって、国際関係論のモジュールもアジアやアフリカ研究に偏っていて、よりグローバルな内容をカバーしたいと思っていた私には合わないと思い出願しませんでした。

・SouthamptonーUPCのコーディネーターの先生に国際関係論の滑り止めにするなら、BirminghamよりもSouthamptonの方が研究機関としてのランキングが高いからいいかもね?と言われました。

しかし、Queen Maryの合格者説明会に参加した時に、パネリストの生徒や先生が「授業の内容」よりも「インターンシップの豊富さ」「就職へのメリット」に注力して話していたのを聞いて、学問をやりに行きたいのに就職の話にフォーカスした大学に行くのもなあと違和感を持ちました。このような違和感は、大学に出願する前にわかったのではないか?と思っていますUPCが始まってしまうと難しいかもしれませんが、例えばUPCが始まる前の夏休みなどなど、大学の説明会に行って大学の様子を探っていくのは大事なものだと感じました。もっとやっておけばよかったなあ!!!!!!!

3. Personal Statementを書くことについて

1でも述べたように、PSが弱いと普通に落ちるので、UPCでPSについての説明やサポートをうまく使って強いPSを書く必要があります。一般的な構成については

①特定の学部の志望動機

②イギリスで学ぶことにした理由

UPCで学んだこと(学業面)

④課外活動で学んだこと

⑤趣味(個人としても面白さ)

ですが、③に国際関係論関係で今まで読んだ本や論文などを含むのですが、私はUPCの地理学で使ったReadingを使ったので、少し離れていたのだろうなと思います。Social Scienceならば合っていたけど、PIRだとスコープが少しズレていたのかもしれないです。

4. 合格結果を見てから思うことについて

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一般的にいうABAなどの用件は、OverallでA、選択科目1でB、選択科目2でAと言うような算出の仕方をしているようです。ファンデーションコースから出願すると要求が高くなると言われていますが、私が出願した大学に関しては、そのようなことはなかったようです。

特にQueen MaryとSOASはよくUPCの学生に滑り止めにされているので、慣れているのかもしれません。周りの(特に中国の)学生はUniveristy of Manchesterに出願している人が多かったのですが、ManchesterのRequirementはAレベルの学生よりも高く、滑り止めに使えないよ、と言う声をよく聞きました。

 

5. その他、感じたことについて

Birminghamに出願した際に、合格の前に、

・高校で履修した科目の一覧(数学に関しては、カリキュラムの英訳)

・高校の卒業証明書

UPCで履修した科目の一覧及びシラバス

UPCシラバスは全て英語なのでファイルをコピペして送ればよかったのですが、高校の数学のカリキュラムは日本語なので、高校の指導要領をダウンロードして、英訳して送りました。本来は(中高一貫校なこともあり)少しズレているはずですが、1週間以内に提出しないと自動的に合格を取り下げますと言うことだったので、文部科学省のものを英訳しました。突然修行のようなことを課されることもあるので、ぜひ気をつけてください(どう気をつけろと言うのか?)。

 

以上です。We are proud of the diversity of natinoalityとか大学が言っている割には、ファウンデーションコースからの出願はより高い要件を求められたり、Aレベルと同じようにはなかなかいかないところは、気をつけないといけないと感じました。UCLのPIR行きたかったよお〜〜〜〜!!!!!!!!(魂の叫び)

 

 

【今日の写真】

改修中のBig BenをLondon Eyeの下から撮った写真。暗雲立ち込めているのでとても暗い。 

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暗いロンドン