都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

英国大生、就活をする #8【ボスキャリ編】

英国大生、就活をする #8【ボスキャリ編】

【全編を通した注意書き:これらの記事について】

「英国大生、就活をする」では全体を9章に分けて、各々のテーマに対して自分が取り組んでみてわかったこと、考えたこと、もっと良くできたなと思うことを記します。これら一連の記事は読者の皆様にアドバイスを与えるためにも、インパクトを与えるためにも書かれていません。あくまで「そういう人もいるんだな〜」と思って読んでいただければと思います。

【はじめに】

ボストン・キャリアフォーラム(以下、BCF)について書きます。事前に大量に面接を受けておいて、最終面接をボストンにそろえておいた、という感じでした。

【全体の流れ】

金曜日昼:ヒースローからボストン着。タクシーで会場へ、そのまま面接、ご招待いただきディナーへ。

土曜日:朝から晩まで1時間おき程度に面接、その後招待いただいてディナーへ。

日曜日:朝から昼まで面接。高校の先輩と偶然会ったのでお茶をして思い出話に花を咲かせたのち、ロンドンへ帰宅。

自分は木曜授業がみっちりで金曜日が空いていたので、前日入りは諦めて金曜日の昼から入りました。木曜日の夜からディナーやるところはあるみたいだけれど、授業4つ飛ばすのは自分の倫理にそぐわなかった。ランチをやるところもありました。

【事前準備】

  • CFNレジュメを完成、8月末〜9月初め頃から応募を始める。CFNは企業の募集開始アラートみたいなのを設定できないので、気になる企業にはマークをつけておいて、応募が開始したらどんどん送っていくしかない。アラートつけられれば便利なのにな〜〜!
  • ホテルがどんどん埋まっていくので早めに取っておく。この期間は(この期間じゃなくてもかもしれないけど)高いので、早めに近場を押さえておくと良い。面接が終わる頃には疲れ果てているし、ディナーの前に中途半端な時間があることもあるので近場のホテルにしておくと良い(会場の横にヒルトンがあって、そこに人々が消えていくのを見て絶望した)。
  • 飛行機代£380、ホテルは会場近くの17mくらいのStudio3人でシェアして木〜日で£380くらい。晩御飯代は払わなかったけれど、移動費や食事代で£150くらい飛んで、3日で£900くらい使ったんじゃないだろうか。そうやって私の夏休みのバイト代が消えた。逆にいえば、バイト代で誰に気兼ねすることもなく行けたのは気持ちが楽だったな、と思うところでもある。

【当日】

  • 面接を予約するならできる限り朝早くに入れる。時間が遅くなれば面接官の方も疲れてくるし自分も疲れてくる。あとは気合い。
  • 面接してもらった方の名前は必ず控える。「昨日〇〇さんにお話ししていただいて〜」みたいな感じで触れたくなったり、ディナーで触れたくなったりすることがあるから。本来覚えられればいいのだけれど、自分の頭はそこまで良くなかった。本当にごめんなさい。

【持ち物系】

  • (携帯以外の)時計、筆記用具
    • 突然ケース面接をやることがあるため。
  • 履歴書、写真
    • 自分はWalk-inを全くしなかったので、履歴書を持ってきてくださいね〜と言われた会社さん+αくらい分だけ持って行った。大学のコピー機でA3版にして持参。印刷が粗いな〜と思われていないことを祈る。
  • 絆創膏
    • 女子の皆さん、踵がやられますよ。
  • スケジュール帳
    • その場で次の面接の予約を取ることや内定承諾の期限をメモすることがあるので、必ず持っていくこと。

【その他】

★ボスキャリのディナーはリクルート・スーツで良い。

  • 私は「ボスキャリのディナーはリクルートスーツでいいのか?(イギリスでよくあるフォーマルディナーのワンピースが必要なのか?)」と調べに調べて答えが出ないままリクスーで行ったのだけれど、答えは「リクスーで良い」です。着替えている人なんていません。
  • 同じレストランに他の会社さんとかもいたけど、リクスーしか見なかったのでリクスーでいいんだと思う。

★軽食はいらない(私にとっては)。

  • 隣にあるショッピングモールに大量のファストフードや飲み物屋があるため。
  • 観光するものは意外と近くにない。ハーバード大学ボストン茶会事件の現場、美術館があるくらいだけれど、少し会場から離れているので面接の後の何も働かない頭で行けるほどではなかった。

【終わりに】

別にそんなに書くことはなかった。インスタの知り合いが増えたり手持ちのカードが増えたりだけれど、「3日で効率良く内定が出る」というよりは、どう使うかによって全然違うイベントになる、みたいな感じなのかな、と思った。最終面接受けにいくならそうすればいいと思うし、その場でウォークイン狙いたいならそうすればいいと思うし、旅行の口実にしたいならそれもいいと思う。

就活周りのビジネスは、何かを学生(又の名を意図を持った商材)を就活に駆り立てる方向に進んでいくような過激さを持っていて、同時にそれが当然のように許容されているところが、私は好きになれないところだなあ、と思う。好きになれないけれど、甘んじて迎合していくのが私である。