都立高校からイギリスへ

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普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

英国大生、就活をする #6【Webテスト対策編】

英国大生、就活をする #6【Webテスト対策編】

【全編を通した注意書き:これらの記事について】

「英国大生、就活をする」では全体を9章に分けて、各々のテーマに対して自分が取り組んでみてわかったこと、考えたこと、もっと良くできたなと思うことを記します。これら一連の記事は読者の皆様にアドバイスを与えるためにも、インパクトを与えるためにも書かれていません。あくまで「そういう人もいるんだな〜」と思って読んでいただければと思います。

概論

対策したテスト形式:

・玉手箱(ウェブテスト)

・CAB/GAB(ウェブテスト)

・SPI(ウェブテスト)

・SPI(テストセンター)

・TG-WEB(ウェブ)

ちなみに完全に英語のウェブテストもインターン用にいくつか受けましたが、これはもうテストの最初にある「練習用」みたいなのだけでどうにかしました。一次は通ったので大丈夫でしょう…知りませんけど…

参考書とテスト形式の対応がちょっとトリッキーなのでいつも混乱していました。

参考書:全てSPIノートの会「これが本当の〜」シリーズで対策

Tips部分と練習問題が適度に入っているので、該当部分をカバーすればまあ対策した気持ちにはなれた。演習用の問題を買おうかと思ったけれど、5種類も対策してるのにそれぞれ問題を買っていたら時間がないよ。お金も(ウェブテストの対策をするためにバイトをしているのではないので)。

ちなみに全てKindleがあるけれど、自分はAmazonで物理の本を買って日本から空輸しました。Kindleだと書き込めないので不便だな〜と思って。Amazon経由で買うとGlobal Expressで買っても£20くらいで全て送ってくれるので、スーツケースに詰めて運ぶよりずっと手間もお金もかからないような気がします。本はAmazon.jpで買ってイギリスに送ろう。

あ、でも全部最初に買うと大変なので、玉手箱かSPIの対策書を買って手許においておいて(この二つは使われる頻度が高いので)、そこについている「ウェブテストの見分け方」と「参考書の対応表」を参考に必要なのを買い足したら良いと思う。ウェブテストを全部対策してからESを送ろうとすると、無限にウェブテストを対策しないといけなくなるので(本当に無限だ)、特に忙しい方々は「手許に一冊買っておく→ESを余裕を持って出す→ウェブテストのリンクが送られてくる→種別を確認する→3日くらいで対策する(必要なら参考書を買う)→受験する」でもどうにかなるんじゃないかと思う。

最悪なアドバイスだな。

電卓:関数電卓を買った方がやりやすい

テストを受ける数日前になって手許に電卓がない(いつもiPadのアプリでやっていた)ことに気がついて、Robert Dyasで唯一売っていたカシオの関数電卓を買ったのですが、これ使いやすい。具体的にいうと、

①()を使える:特に玉手箱のような速度重視の計算問題において、小数の問題をそのまま打ち込めるのは楽

②分数をそのまま使える:特に玉手箱のような速度重視の計算問題において、分数をそのまま計算できる(少数に落とし込めない)のは便利だった

③式の過程が見える:「あ〜〜〜計算の答えが選択肢にない!」という時にすぐに修正できて便利

ので、これから電卓買う人とか、イギリスに引っ越してきてから電卓ないことに気がついた人は、ちょっと高いけれど(2時間分の時給くらいだし…そう思うとたっけ!)関数電卓を買おう。てか玉手箱に対して関数電卓が便利なだけか。すまぬ、主語を大きくしました。

https://www.robertdyas.co.uk/casio-fx-83gtx-calculator-black

・自分は時間が無かったのと始めたのが遅かったので(大学1年と2年の間の9月から10月、11月のBCFに向けてだったので)、全てのテストに2日ずつくらいしか対策の時間をかけられなかった(頭痛がした)。本当は1ヶ月くらいかけて5種類できたらよかったなと思う。

●その他

玉手箱とCAB/GABの暗号を混ぜて出題してきたところがあった。書類&ウェブテストは無条件通過の条件の下で受験したので結果はわからないが、その時は玉手箱しか対策していなかったのでボロクソだったと思う。普通にトラウマ。ウェブテストを受ける前に混合型じゃないかも(OneCareerとかで)調べておこう。

あと、海外大生向けの選考だと「インターン向け」なのか「本選考向け」の選考に載っているのかがわからなくて、インターンと本選考で違うテストを実施している企業だとどちらを対策していいのかよくわからなかった。テストリンクが送られてきた時に、やっぱり一回なんの形式なのか確認しよう(全ての「これが本当の〜」シリーズに見分け方が書かれているので、一冊玉手箱かSPIの本を最初に手許においておくと便利と言ったのはそういう理由から)。

参考書系

・玉手箱(ウェブテスト)

教本:「これが本当のWebテストだ!(1) 2024年度版 【玉手箱・C-GAB編】」

・英語と文章読解:IELTSで高い点数をとったことがある海外大生の皆さんは、IELTSのReadingを思い出してください。

・図表読解:自分は苦手〜〜〜!ウェブだと画面に書き込めないのもハードルだった。表に書いてある数字を読み取って答えたり、規則性を見つけたりする問題。

・計算:自分にとってはかなりハードルが高い印象。速さと正確さを求める。電卓を早くぶっ叩けるようにするしかない。4を分母とする分数と8を分母とする分数を頭に入れておくと少し楽になることもあるけれど、関数電卓があればどうにかなります。この辺は中学受験の記憶じゃんね……

・性格:TG-Webとかを対策してわかったのだけれど、玉手箱は「企業研究をした上でそれが求める人材像に合うように性格を選ぶ」必要があるのでちょっと大変。先に(もしくは余裕を持って)企業研究しておこう。私はとてもとても胃が痛くなりました。ズキ……

・CAB/GAB(ウェブテスト)

教本:「これが本当のCAB・GABだ! 2024年度版 【Web-CAB・GAB Compact・IMAGES対応】」

Web-CAB・GAB 部分のみやった。

・暗号:玉手箱と混ぜて暗号が出たことがあったのだけど、これは対策なしでは無理!!!!対策しても無理!!!!!HAHAHA!!!!1回しか当たらなかったのでどうにかなりました。何の解決にもなっていない。

・SPI(ウェブテスト)

教本:「これが本当のWebテストだ!(3) 2024年度版 【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL編】」

これが本当のSPI3だ! 2024年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】

教本が2冊あるのは、「これが本当のSPI3だ!(中略)主要3方式」にはテストセンターで受験するタイプとWEBテストで受験するタイプの双方が収録されていて、WEBテストの方が頻度的には高くなるので、演習量を増やすためにウェブ版を含む問題集を後追いで買ったから。わかりにくいよ〜〜〜!!!

・計算:公務員試験の数的処理に似ている(推論の辺りが)。12C4とか思い出しながらやりました。あ、でもTG-WEBの方が公務員試験に似ていたと思います。

・SPI(テストセンター)

これが本当のSPI3だ! 2024年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】

まじで教本のネーミングがわかりづらいな、と思いました。SPIと名のつくテストを受ける時はとりあえず「主要3方式」を買って、その上で、テストセンター・WEBテストのどちらを受けるかによってそれぞれにDedicateされた本を買いたければ買いましょう。

海外大生だからテストセンター受験ないだろ!(ペーパーテストは基本的にないと思って良いと思う、テストセンターは「ウェブテストの実施企業が場所を提供してやっているもの」、ペーパーテストは「採用先の企業に行って受験するもの」、ウェブテストは「自宅からパソコンで受けるもの」)と思っていたら、SPIはテストセンターか自宅監視型しか選べなくて、泣く泣くテストセンターまで行ってで受けたことがありました。

TG-WEB(ウェブ)

これが本当のWEBテストだ!(2) 2024年度版 【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】

・これには標準型(ウェブテスト)・簡易型(ウェブテスト)・テストセンター(テストセンター受験)を収録。これが本当のWEBテストだ!って題打ってテストセンターの内容入ってるの、わからん人いるのでは?私は標準型だけ対策したので、全部はやってない。以下全て標準型について。

・計算:公務員試験の数的処理を簡単にしたバージョン(だからできるとは言っていない)。私は国家公務員総合職試験の対策で数的処理を一通りやった後だったので、あ〜〜〜記憶〜〜と思いながら例題を一通り解いた(具体的には、図形の軌跡・正多面体の辺と頂点の数・展開図とかは解き方を覚えていた、正二十面体の頂点の本数は12本)。だからと言って解けるとは言っていないんですけどね。

・言語:うーん掴みどころがない感じ……。自分は本を読むのが好きなのと、幼き頃から国語という科目が得意なので、「なるほど〜〜」みたいな勢いで解いてしまった。接続詞に着目すると解けるんだと思う。

・英語:IELTSより英検に近い。単語とかがちょっと難しいというか、英検っぽいチョイスだなと思った。この1冊だと演習量が足りないかもしれないですが、演習したからなんだ?というところでもある気がする。長文という名前ではあるが、そんなに長文ではないです(そら俺らにとっては長文ではないよな)。

戦略コンサル以外なら通るくらいの点数までしか伸びませんでした。多分。体感一番受けたのTG-Webかもしれない。ウェブテストといえばSPIか玉手箱!と思っていたけれど、海外大生を積極的に取っているような会社さんたちはTG-WEBを採用しがちなのかもしれないですね。

ウェブサイト系

 

ウェブテスト関係で使えるツールを集めたページ。携帯アプリ・ウェブサイト・模試の情報など大抵のことはここに書いてある。

  • 大人塾

SPI、玉手箱、TGーWebの練習問題あり。TG-Webの練習問題あるのってここだけじゃない?そんなことない?

www.otona-juku.com

  • SPI無料学習サイト

saisokuspi.com

などです。あとはTALとか英語版ウェブテスト(スケジュール調整のパズルとかやらされるの)とかマイナーなのもいくつか受けましたが、この辺は対策というより操作方法の慣れかな、と思ったので省きます。

素敵なウェブテストライフをお送りください……さようなら…