都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

年度途中で引っ越した話

年度途中で引っ越した話

 

今回は、寮とソリが合わないと題して、寮で揉めた話を書きます。トラブルになったときに怒りに任せて書いた文章をちょっと熟成して書き直した上での投稿です。もうしばらく経ったから書いても許されるかな?解決しないタイプのスカッとジャパンみたいな感じなので(それはスカッとジャパンではないのでは?)、必要以上にイライラしたくない方は、どうぞ目を背けてください。

 1 入居

・留学生なので当然ロンドンに土地勘があるはずもなく、9月から大学が運営している寮に入りました。UCLに進学する場合、寮の運営者は2つあって、UoLがやっているロンドン大学の様々な学生(Undergraduate1−3年、Postgraduates、ファンデのようなAffiliate  Students)が住んでいるInter-collegeというものと、UCLが運営している寮があります。私があてがわれたところはEnsuite(風呂トイレ付き)でSelf=Catered(自炊)のUCLの一年生のみが1000人住んでいる寮でした。5階なのにエレベーターが無い以外は不満はなく、キッチンも八人で共有していましたが、そのうち香港の女の子(国際教養+日本語)とスリランカの女の子(医学部)、イギリス人たち(数学、古典専攻)などと適当に仲良くしていました。 

2 コロナ

・コロナの感染が拡大するに伴い、ロンドン市内はロックダウンされ、10月末ごろから3月までバーやレストランが閉まり、Social Gatheringと呼ばれる、集まってお酒を飲むようなことができなくなりました。

・ロックダウンに伴い、寮でもSocial  Gatheringは禁止されていて、Rule of  Six(6人以上集まってはいけない)が導入、違反者には寮側からの公式の警告が出るようになっていました。

 3 揉める

・どこかにも書きましたが、寮でのパーティーはUoLやUCLの寮は関係無く、どこでも起きる傾向にあります(複数の友人談)。うちのフラットでも、フラットメイトが友人を招いてパーティーをしたり、遅くまで音楽をかけて飲んでいたり、部屋で煙草(や他の草)を吸っていることが多々ありましたが、それはそういう年頃だと思うので(?)Air pods Proをクリスマスに買って凌いでいました(話がそれますが、Air pods proのノイキャンってすごいですよね)。

・1回目の大きなパーティ=があったのは9月の初め。フラットメイトの1人がパーティーがお好きな方で(以下パリピ)、他のパリピなお友達を招いて飲んでいたのが収拾がつかなくなり、廊下になだれ出てきて他の人の部屋をこじ開けようとしたり、廊下で痴漢行為に及んだりして(私や他のフラットメイトは大音量に怯えて部屋に籠城してWhats appでやりとりしていた)警察が来る羽目になりました。人生で初めて「扉を外からガンガン叩かれる」「ドアノブがガチャガチャやられる音」を感じた日。全員いなくなったあと、廊下とキッチンは一面アルコールでベタベタでした。

・それはまだ良かったのですが(そういうものか〜と思ったし、それで寮を出ようとは全く思わなかった、怖かっただけです)、ロックダウンが3月に開ける頃から、フラットの損壊が目立ち始めました。火災用の非常用扉が壊されて他のフラットからの行き来が自由になってしまうなど(本来、階下の扉を経由しないと他のフラットにはいけない)。まあそれもそんなもんかなあと許容。

・で。3月の半ばに突然フラットメイト全員に警告状が届きました。「あなた方は禁止されているのにもかかわらず、フラット〇〇で起こったパーティーに参加しました、これは寮側の記録に残します、次回からしないように」とのこと。急遽フラット会議を開き(普通にみんな集まっただけだけど)各々の知っていることを擦り合わせたところ、

・フラット〇〇でパーティーが起こった

・その場所にいた人が、罪(そんなに重くないけど)をなするためにうちのフラットの名前を挙げた

・寮側に全員が訂正を求めたが、我々の生徒証が提示されているという理由で変更は認められなかった

ということらしく。私自身その時間は部屋で寝ており、生徒証も確実に私の部屋にあったので完全に濡れ衣ですが、「特定の日時に部屋にいたことを証明する」というのは非常に難しく、特に寝ている場合はスマホやパソコンのスクリーンタイムもオフになっているので証明できず、警告を消させることはできませんでした。自分のコースのコーティネーター、大学の相談窓口、寮の受付と管理人などに言ったものの、撤回は不可能。しばらく腹が立っていて、同時に大学寮に住んでいても、自分の身は自分で守らないといけないのだなあ、と思いました。周りを無条件に信用しちゃいかんのよ。

・ででで。決定打になったのが、3月末に再度パーティーが。フラットの防火扉の鍵が壊れていて(前述していたように)、かつ恐らく(違ったらごめん)パリピがお友達を招いて大規模なパーティーを開催。途中まではまあ仕方ないよなあ、と思っていましたが、朝の4時とかにまた扉をどんどん叩くくらいの騒ぎになり、とうとう酔った人々が(なぜか)天井を破壊。流石に怖いので。「自分が部屋にいる動画」をとって身の潔白を証明した上で、受付に電話。管理人と警察が来て、一回人はいなくなりました。その後フラットにいた人(参加していなかった住人)が集められて「なんでもっと早く電話しないのか」と怒られ(なんで?)、そこで私は「私が電話した」ことを伝えて帰室。朝5時。

・眠りに戻ったら、朝6時に部屋に管理人が来る。寝ていたのに、「また電話しただろ?」と問い詰められたので話を聞いたら、誰かが私の名前を騙って管理人室に「パーティーをやっている」と電話したらしい(朝6時に電話をかけてきた人が私の部屋番号を言ったから、管理人が訪ねてこられた)。私は電話するときに自分の名前や部屋番号を言わないでフラット名しか言わないので、恐らく(違ったらごめん)フラットメイトの誰かが「さっき管理人呼んだのあいつらしいぜ」と言って、嫌がらせに回ったと思われる。何もかも嫌になり、引っ越しを決意。4月10日引っ越し完了。

 

以上。どこまでが異文化で、どこからが個人の性格の問題で、どこからが被害妄想かわかりませんが、色々とストレスの溜まった日々でした。どこでどうすれば良かったのか、またどうするのが解決策だったのかわかりませんが、なんとも溜飲の下がらない出来事でした。ブログにあげることでメモからは消去できるということで(どういうこと?)。一つ思ったのは、大学側が警告を撤回してくれなかった時などに、「ああそうなんだ……」となんだか悲しい気持ちになってしまったのですが、今後人間として社会を生きていく中で理不尽な目に遭うことはたくさんあると思われるため、トラブルがあった時に「精神的に落ち込む」ことなく、淡々と解決していけるようにうまく感情をコントロールできるようになりたいなと思いました。頑張ろう!