都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

一年が終わって[英語・生活編]

一年が終わって[英語・生活編]

前回の勉強編に続いて、今回は英語や生活のことについて。前回は3000字超えだったけど、今回は2500字しかない!! 

(1) 英語編

①数字の聞きとり-できるようになって嬉しい

IELTSのListeningで散々苦しめられた数字の聞き取り、最近ようやくできるように。歴史の授業でスパパッと数字を言われた時にそのまま直感で書き取れるのと、ターミナル駅や空港のような場所で時刻(と電車の行き先とプラットフォーム)が読みあげらている時に、あまり負担なく聞き取れるようになった。言語の慣れってすごいなあ。ちなみにIELTSの数字、電話番号とかは結構な速さで言っているので普通に難しいなと思った。 

②読みー慣れた

アカデミック・生活併せて英語を読むのにも慣れた。美術館とかにいっても説明文は全部英語だから、あ〜なるほど、と思いながら自然に読んでいる自分に気が付く。逆に日本語で何かを読むときはちょっとびっくりする。

③会話―まだ難しい

中身のない(特定のテーマについてではない/議論ではない)雑談は苦手。苦手だが、日本語でも普通に苦手なので雑談のテーマを探して伸ばして……ってするのが苦手なのかもしれない。私は人の話を聞くのは好きだけど自分の話をするのは苦手なんだYO。それとは別に、ロンドン英語でも英会話者同士で話しているのを聞くと、単純に聞き取れない場合と、聞き取れても意味がわからない場合(イディオム的な場合や、ロンドン人の常識のようなものがわからない場合がある。今年あったのは、日本人同士なら「年末紅白見る」と言えば伝わるけど、それをイギリス人に言ってもわからない、みたいな感じのわからなさ(伝われ))。これは慣れるしかないと思うが、慣れるまでがやっぱりきついなあ。慣れたい!

④その他

・英語の音読がすらすらできるかどうかは英語力に直結している

中高にいるときはDictationというものが苦手で、書かれている英語を読み上げるのが苦手だったのですが、この前読んでいた論文を音読した際に、すらすら読めるようになっていることに気がつきました。英語になれるとディクテーションも上手くなるんだなあ、と実感するとともに、もっと早くやっておけばよかった……!と思ったのでした。他の言語を学ぶときにはちゃんと頑張ろうっと。

・イギリスに暮らすと、自然とIELTSのSpeakingはできるようになる

1月にIELTSを受けたのですが(9月にきたから4ヶ月くらい?)、高3で受けた時は半年ネイティブの先生と対策して6.5だったものが、ほぼ勉強しないで7.5に上がっていました。勉強するべきだったのですが、IELTSは「会話の中身」や「発音・語彙力」よりも「会話をどう滑らかに繋ぐか」を見ているのだなあと感じました。

・車内アナウンス・空港アナウンスを自然に聞き取れるようになって嬉しい

イギリスを離れる前に旅行をする機会があったのですが、一発で車内放送(この電車は前に走っている電車が故障していたせいで25分遅延しています、乗り換えのある方がいるのはわかっていますので、現在その方向けのプランを検討しているところです、遅延に伴う払い戻しは〇〇へ とか)を聞き取り理解できるようになっていて、シンプルに嬉しかったです。自分の口からも、流暢に英語を紡げるようになりたいな。

 

(2) 生活編

・コロナで大学に「通わない」ことがメインだったため、必然的に日本人との関わりが多くなってしまったように思います(途中から日本人との交流も諦め始めたけど)。

・そうは言いつつも、社交活動をしないのは留学生としてもったいないので、「最低限教授が来るものには行く、あとはいけたら行く」というルールを自分の中に設け(嫌なやつだ!)、日本にいたら絶対に行かないであろう(私は中高の卒業パーティーも行かなかったくらい大勢の人が集まるものが苦手なので)年度末終わりパーティー・Margateへの遠足にはちゃんと行きました。偉かった!9月のロンドンタワーへの遠足で会った子と「元気だった〜〜〜!?」という話をできたり、同じクラスだったけどわざわざ電話するほどではなかった人と話したり、そしてもちろん教授と沢山話したりできたのは良かったです。教授が思っていたより背が高かったり、低かったり、私のことを結構な人が背が小さいと思っていたりして、たまに会うくらいなら得られるものも大きいなと思いました。来年も、最低でも教授などが出るものについては顔を出すよう努力したいです。人見知り脱却……初対面の人は大丈夫なんだけどね……

・数人、授業外でも会ったり、わざわざ電話を繋いで試験対策をする知り合いができました。サウジの超頭いい子(17歳)と、と南アフリカに住んでいる韓国人(キムチが食べられない)とか。来年はもう関わりはないと思うけど、一緒に勉強したのは楽しかったな。みんな元気でね。Cross fingered for our future!

 

・一人暮らしを楽しみました。だんだんスーパーで使うべき単語・日常会話で必ず使わないといけない単語がわかるようになったり、バスや電車の乗り方・地名などが頭に入ってきて、ロンドンで暮らすことに少しずつ慣れたように思います。ロンドンは「日本人が多い」と言いますが、だから英語を使わないというよりも、「英語を母語としない人がいっぱいいて、英語を共通言語として使っている」街だから、英語が流暢でない人がたくさんいるし、すれ違った人がフランス語やら中国語やら、何語かわからない言葉を話していて、でも必要があればもちろん英語を使っているように思います。共用言語としての英語。だから相手の英語が下手くそでも、相手がネイティブだろうがそうでなかろうが、それを聞いたりサポートしたり、言葉が出て来るのを待ったりしてくれる余裕があるような気がしたし、私はそれが心の底から嬉しかったです。英語が下手くそなのに、生かしてくれてありがとうという気持ち。

 

以上!今回はテーマ性にかけましたが、次回の総集編を持ってUPCの振り返りは終わりたいと思います😂

 

 【今日の写真】

UPCの遠足で行ったMargateという海辺の街似て。切り抜く前の写真には、左端に写真に打ちる混みそうになって逃げる地理学の教授の姿が映り込んでいました(切り取って抹消しました)。

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