都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

番外編:コロナウイルスとイギリス留学①

コロナウイルスの拡大による厳しい情勢が ー経済的、学習面etc etc.....ー 続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

一昨日、首都圏でも緊急事態宣言が一度解除されました。学校の授業や、私が取っているフランス語の授業なども徐々に再開していますが、今後の生活はどうなっていくのでしょうか。

という訳で今回は番外編と称して、

コロナウイルスと英国留学①

2020年5月27日の段階でのコロナウイルスに関する対応や、ついでにちょうど良いタイミングでTHE(大学ランキングを出している会社の一つ)が「これからの留学について~アジア編~」のようなウェブセミナーをやりましたので、そこからわかったことをまとめておきます。またそのうち変更がなされたらメモしていきたいと思います。

 

1 大学の授業について

前記事でも触れましたが、2020年9月始まりの授業(面倒なので以下2020年度)Cambridge大学のLectureがオンラインになると発表されました。

私が通うUCLに関しては、昨日UPC(ファウンデーションコース)の生徒にメールがきました。

Each programme is of course different and there is no “one size fits all” solution. With that in mind, we are working closely with each department to establish what teaching will be delivered face-to-face safely under social distancing conditions and what will need to be delivered online.
 
Lectures and large group seminars will most likely have to be delivered online but these are only a part of a UCL education. (一部抜粋)

これは2でも触れようと思うのですが、例えLecture(大講義)がオンラインになっても、セミナーやTutorialなどは対面で行われる可能性があるよ、という主張のようです。Lectureがオンラインか対面という発表と、渡英するか否かはまた切り離して考えないといけないのかもしれないですね。授業がオンラインになるか否か(授業の質の問題)と英国に行くか行かないか(家賃飛行機Visaその他諸々の問題)、コロナ対応が決まっても一元化されていないのが面倒なところかもしれない……。

2 THE のウェブセミナーからわかったこと

SIUKのメーリングリストに登録している方はおそらくメールが回ったのかと思いますが、

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THE

こんなイベントがありました。27日日本時間20時から21時30分。 留学を検討している人はおそらく一度はお世話になったことがあるであろうTHE(Times Higher Education)と留学エージェントのSIUKさんが共同して行ったセミナーです。アジア向けの時間帯に設定されていて、テーマもアジア向け。

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Panelists

本当にざっと理解した内容をまとめておきます。

1 2020年度の授業について

キーワードはFlexibility(柔軟さ)とBlend(混ぜ合わせ)かな?

考えられるプランとしては、①キャンパス全面再開 ②一部制限下でのキャンパス開放 ③完全オンラインの3つで、どれになるかはまだわからない。ただ、公共サービスは6月の初めから、また7月には規制が1段階緩いものになるのではないかと考えている人もいるようで、8月の状況待ちだねぇとのこと。

一つ悩ましいのが学費。前記事 

でも書きましたが、留学生の学費は何よりも高い。授業の一部・全部がオンラインになった時、学費が減免される可能性はあるのかと質問してみましたが、オンライン授業(Lecture)と対面授業(少人数のSeminor,個人の理解度を測るTutorial←Oxbridgeの象徴)の組み合わせによる学習体験と英国大学の卒業という経験は保たれるということで、減らされる可能性はあまり無いようです。

先週の朝日新聞の朝刊の一面にも載っていましたが、英米大学は留学生の学費からかなりの利益を得ているようですので、そのような面や設備投資の面もきっとあるのでしょう。

2 2021年度留学について

キーワード:Keep in touch(すごい回数聞いた)。今年度の留学生は減る?および2020年度の入学生がGap Year(*1)を選ぶことで受け入れる生徒の総数と合格率への影響はあるのか?という疑問。どちらも、大学のAdministration Officeと連絡をとってください(keep in touch)。とのこと。Study UKのサイトも同時に参照してください、とのことでした。この話をしている時若干電波が悪かったので一応あとで確認します。

Study UK | British Council

*1 Gap Year 大学の合格を持っている状態で、1年間他の活動をするなどの目的で次の年に合格を持ち越すこと。大学に申請をする必要がある。

3 ビザと就職について

キーワードはNewかな……しっくりこないけど、「新しい生活様式」と同義のNew。

昨年イギリスのTier4(英国で勉強するのに必要なVISA)が改定され、2021年の夏以降に学士号を卒業した学生は、最大で2年間就労ビザを取ることができるようになりました。留学生の就職チャンスの増大は就職市場に対しても、留学生にとってもありがたいものとされていましたが、その就職市場は縮む?ビザへの影響は?というもの。

まず、授業の一部がオンラインになろうが、就労2年分のビザは(ビザが降りるなら)ついてくること。それから、世界経済やイギリス経済が悪化しても、経済対策や新しい仕事の発生により、(特に工学系の生徒に対しては)就職先があるということ。

ちなみにアルバイト(ビザの範囲内でできるPart Time Job)もキャンパスが開くなら雇い先があるでしょう、とのことでした。

4 決断を下すに当たって

Gap Yearを取るにしても、2021年留学するかを決めるにしても、まず大学側は生徒の健康を守るための方策を取ること、またそのためのメンタル面・学習面のサポートも行われているということ。その上で、大学側の情報を英国政府の情報を追いつつ、自分の希望に大学側が添えるかを考えて選ぶこと。的なことを言っていました。

 

数日後にはビデオの録画を配信します、と言っていたのでまた聞き直すかな〜〜〜と思います。すでにOfferをFirmした留学仲間も(ついルー大柴みたいになっちゃう)、留学を検討している人も、そしてコロナウイルスの拡大によって生活に影響が出ている私たちも、早く将来が見通せるようになることを祈って。