奨学金とUPCH 後編 申し込める奨学金の話
で必要なお金をざっくり計算しましたので、今回は
ファウンデーションから使える奨学金
後編 申請できる奨学金を探す(そして絶望する)
の巻です。結果が見え見えですね。イギリスへの留学はファウンデーションコースに通っている1年と学士号に通っている3年に分かれるので、4年丸々給付される奨学金と、学士号に通っている3年を支援してもらえる奨学金があります。2020年4月の段階で、私が把握している給付型の奨学金を一覧にしてみたいと思います。
1 4年支援してもらえる奨学金
都市別の生活費(5万9000円〜11万8000円/月)と年間250万円までの授業料を給付。芸術系以外なら何学部でもOK。国も学部もごちゃ混ぜなので、2020年9月〜留学生は全体の倍率は4.5倍くらいですが、英国は8倍くらい。4年間で2000万円かかる計算でいくと、1500万円分くらいは支援を受けられるので、一番ありがたい奨学金です。
ちなみにこのJASSOの奨学金に運よく採用されたので、成績を落とさなければこのまま4年間支援をいただけると思います。
2 3年支援してもらえる奨学金
・公益財団法人船井情報科学振興財団(Funai Overseas Scholorship)ー募集要項も同じページ
年間$30000。理系の学生のみ。
・公益財団法人江副記念リクルート財団ー募集要項も同じページ
学費と生活費、併給する奨学金を鑑みて支給額を判断。学校の指定(ランキング)と分野の指定があるので注意。
3 メジャーだが支援対象外な奨学金
2019年度までは学士号も対象だったのですが、学士の募集を休止してしまったようです。
英国の大学も対象になっていますが、IBもしくはSATの点数を使って進学しないと対象にならないため、ファウンデーションは対象外です。尚、SATの点数を取った上でファウンデーションに進んでも駄目だそうです。
・ベネッセ海外留学センター海外進学奨学金ー募集要項も同じページ
ファウンデーションコースの記載がありませんが、高校の卒業年度および進学先大学の指定から困難。350万円。
4 大学が支給する奨学金
わずかではありますが、大学側が優秀な生徒に給付しているものもあります。例えばUPCHからUCLに進む生徒には、160人中優秀な2人に学費の支援が行われる、など。これは大学によって変わってくるので、大学毎に調べて見てください。
以上。申し込むときに調べていて思ったのは、英国の修士・博士号とアメリカの学士号対象の奨学金は多いが、ファウンデーションは少ないこと。アメリカはSATをわざわざ取っていくんだから、支援されるべき努力をしている人たちなんだろな、とか思ったり思わなかったり。
他にも奨学金をご存知のものがあれば、ぜひ教えてくださいませ(追加します)。皆様が留学するころには、奨学金が増えていることを祈って。