都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

年度途中で引っ越した話

年度途中で引っ越した話

 

今回は、寮とソリが合わないと題して、寮で揉めた話を書きます。トラブルになったときに怒りに任せて書いた文章をちょっと熟成して書き直した上での投稿です。もうしばらく経ったから書いても許されるかな?解決しないタイプのスカッとジャパンみたいな感じなので(それはスカッとジャパンではないのでは?)、必要以上にイライラしたくない方は、どうぞ目を背けてください。

 1 入居

・留学生なので当然ロンドンに土地勘があるはずもなく、9月から大学が運営している寮に入りました。UCLに進学する場合、寮の運営者は2つあって、UoLがやっているロンドン大学の様々な学生(Undergraduate1−3年、Postgraduates、ファンデのようなAffiliate  Students)が住んでいるInter-collegeというものと、UCLが運営している寮があります。私があてがわれたところはEnsuite(風呂トイレ付き)でSelf=Catered(自炊)のUCLの一年生のみが1000人住んでいる寮でした。5階なのにエレベーターが無い以外は不満はなく、キッチンも八人で共有していましたが、そのうち香港の女の子(国際教養+日本語)とスリランカの女の子(医学部)、イギリス人たち(数学、古典専攻)などと適当に仲良くしていました。 

2 コロナ

・コロナの感染が拡大するに伴い、ロンドン市内はロックダウンされ、10月末ごろから3月までバーやレストランが閉まり、Social Gatheringと呼ばれる、集まってお酒を飲むようなことができなくなりました。

・ロックダウンに伴い、寮でもSocial  Gatheringは禁止されていて、Rule of  Six(6人以上集まってはいけない)が導入、違反者には寮側からの公式の警告が出るようになっていました。

 3 揉める

・どこかにも書きましたが、寮でのパーティーはUoLやUCLの寮は関係無く、どこでも起きる傾向にあります(複数の友人談)。うちのフラットでも、フラットメイトが友人を招いてパーティーをしたり、遅くまで音楽をかけて飲んでいたり、部屋で煙草(や他の草)を吸っていることが多々ありましたが、それはそういう年頃だと思うので(?)Air pods Proをクリスマスに買って凌いでいました(話がそれますが、Air pods proのノイキャンってすごいですよね)。

・1回目の大きなパーティ=があったのは9月の初め。フラットメイトの1人がパーティーがお好きな方で(以下パリピ)、他のパリピなお友達を招いて飲んでいたのが収拾がつかなくなり、廊下になだれ出てきて他の人の部屋をこじ開けようとしたり、廊下で痴漢行為に及んだりして(私や他のフラットメイトは大音量に怯えて部屋に籠城してWhats appでやりとりしていた)警察が来る羽目になりました。人生で初めて「扉を外からガンガン叩かれる」「ドアノブがガチャガチャやられる音」を感じた日。全員いなくなったあと、廊下とキッチンは一面アルコールでベタベタでした。

・それはまだ良かったのですが(そういうものか〜と思ったし、それで寮を出ようとは全く思わなかった、怖かっただけです)、ロックダウンが3月に開ける頃から、フラットの損壊が目立ち始めました。火災用の非常用扉が壊されて他のフラットからの行き来が自由になってしまうなど(本来、階下の扉を経由しないと他のフラットにはいけない)。まあそれもそんなもんかなあと許容。

・で。3月の半ばに突然フラットメイト全員に警告状が届きました。「あなた方は禁止されているのにもかかわらず、フラット〇〇で起こったパーティーに参加しました、これは寮側の記録に残します、次回からしないように」とのこと。急遽フラット会議を開き(普通にみんな集まっただけだけど)各々の知っていることを擦り合わせたところ、

・フラット〇〇でパーティーが起こった

・その場所にいた人が、罪(そんなに重くないけど)をなするためにうちのフラットの名前を挙げた

・寮側に全員が訂正を求めたが、我々の生徒証が提示されているという理由で変更は認められなかった

ということらしく。私自身その時間は部屋で寝ており、生徒証も確実に私の部屋にあったので完全に濡れ衣ですが、「特定の日時に部屋にいたことを証明する」というのは非常に難しく、特に寝ている場合はスマホやパソコンのスクリーンタイムもオフになっているので証明できず、警告を消させることはできませんでした。自分のコースのコーティネーター、大学の相談窓口、寮の受付と管理人などに言ったものの、撤回は不可能。しばらく腹が立っていて、同時に大学寮に住んでいても、自分の身は自分で守らないといけないのだなあ、と思いました。周りを無条件に信用しちゃいかんのよ。

・ででで。決定打になったのが、3月末に再度パーティーが。フラットの防火扉の鍵が壊れていて(前述していたように)、かつ恐らく(違ったらごめん)パリピがお友達を招いて大規模なパーティーを開催。途中まではまあ仕方ないよなあ、と思っていましたが、朝の4時とかにまた扉をどんどん叩くくらいの騒ぎになり、とうとう酔った人々が(なぜか)天井を破壊。流石に怖いので。「自分が部屋にいる動画」をとって身の潔白を証明した上で、受付に電話。管理人と警察が来て、一回人はいなくなりました。その後フラットにいた人(参加していなかった住人)が集められて「なんでもっと早く電話しないのか」と怒られ(なんで?)、そこで私は「私が電話した」ことを伝えて帰室。朝5時。

・眠りに戻ったら、朝6時に部屋に管理人が来る。寝ていたのに、「また電話しただろ?」と問い詰められたので話を聞いたら、誰かが私の名前を騙って管理人室に「パーティーをやっている」と電話したらしい(朝6時に電話をかけてきた人が私の部屋番号を言ったから、管理人が訪ねてこられた)。私は電話するときに自分の名前や部屋番号を言わないでフラット名しか言わないので、恐らく(違ったらごめん)フラットメイトの誰かが「さっき管理人呼んだのあいつらしいぜ」と言って、嫌がらせに回ったと思われる。何もかも嫌になり、引っ越しを決意。4月10日引っ越し完了。

 

以上。どこまでが異文化で、どこからが個人の性格の問題で、どこからが被害妄想かわかりませんが、色々とストレスの溜まった日々でした。どこでどうすれば良かったのか、またどうするのが解決策だったのかわかりませんが、なんとも溜飲の下がらない出来事でした。ブログにあげることでメモからは消去できるということで(どういうこと?)。一つ思ったのは、大学側が警告を撤回してくれなかった時などに、「ああそうなんだ……」となんだか悲しい気持ちになってしまったのですが、今後人間として社会を生きていく中で理不尽な目に遭うことはたくさんあると思われるため、トラブルがあった時に「精神的に落ち込む」ことなく、淡々と解決していけるようにうまく感情をコントロールできるようになりたいなと思いました。頑張ろう!

一年が終わって[総集編]

一年が終わって[総集編]

生活編と勉強編について書いたUPCの振り返りですが、今回全てについてお気持ちをまとめて終わりにしたいと思います。20歳になり、人生の1/4くらいを終えて(1/2~1/5という説もあるが)、 残りの人生で何かしらの答えを見つけられるといいなと思います。答えが見つからないまま人は死んでいくのか?

 

▶︎総集編

理想の留学?

InstagramTwitterを見ていると、「部屋に籠っていたら病むから出来るだけ外に出よう」「異文化交流を楽しもう」などなどたくさんの「留学はこうあるべきだ」という姿に出逢う。それを見るたびに「外に出なきゃ」「飲みにいかなきゃ」「人と会わなきゃ」とストレスが溜まっていった。でも、途中から、できないこととしたいこと、できるようになりたいことを分けるように気をつけるようにして、どうにかそれを乗り越えた。というのも、確かに、少し前までは、留学といえば「とても頭の良くて」「明るい性格の人が」「アメリカに」行く物だったかもしれないけど、今は(私が思うところでは)留学のやり方も、留学する人も、留学を受け入れる側も多様になっていて、それぞれが満足することをできたら、それでいいのではないかなあと思った(思わざるを得なかった)から。私は人付き合い・飲みに行く( 特に教授や先輩がいない物)のがあまり得意ではなく、どちらかといえば1人で旅行したり、散歩したり、家で勉強するのもかなり好きで、学校の成績だけは絶対に落としたくない。だから、学校の課題や勉強は満足して仕上げられるようにしてみたら、(当たり前だが)そこそこ楽になった。自分と、お金を出してくれている母親と奨学金の方に「どうしてこの行動を取ったのか」ときちんと説明できて、もしくは結果に満足することができれば、それでいいのではないかなあと思う。学校の成績に関しては、ほぼ全てA+だったから、私は誇らしく思う。自分ができる留学の形に固執して頑固になりすぎるのもよくないけれど、柔軟性と「学ぶ余地」を残しつつ、私は来年からも「他所はよそ、うちはうち」精神で勉強したり、友達を作ったりしていきたいなあ。

 

▶︎これから考えたいこと

1 文化的多様性とは何か?

様々な宗教がある・国ごとの慣習がある(例えば、家の中で日本人は靴を脱ぐとか)のは理解できます。しかし、例えば「教室内の多様性」「意見の多様性」をもたらすのは宗教的・慣習的な違いではなく、個人の性格の違いや政治的考え方(ideology)によるものが大きいように思います。では、文化的多様性とは何で、National Cultureというものは存在するのでしょうか。それを考えるようになったのは、Nationalismについてそこそこ体型的に理論を学んだ上に、リサーチエッセイで扱ったのでかなりしっかり学んだことと、寮生活の難しさが「イギリス文化」に起因するものなのか、私個人の気難しさに起因するものなのか、フラットメイトの悪しき習慣に起因するものなのか(おそらく全部)わからなかったためです。どこかにも書きましたが、私は半年で住んでいた寮を出て、ロンドン市内にアパートを借りて(コロナ下でとても安くなっていたし) 暮らしています。その背景には、

  • 複数回にわたるフラットでの過度なパーティー
  • 寮側の杜撰な関係者の管理
  • 私自身の忍耐の限界

があったわけですが、それでは「フラットでのパーティー」はイギリス文化でしょうか。常に汚いキッチンは?そうだったとして、ではパーティーの参加者が廊下を破壊し始めたり、警察を呼ばれるようなことになったら?キッチンの汚れをそれぞれが掃除しないために据えた臭いを発し始めたら?どこまでを「異文化交流」と受け入れて、もしくは自身の寛容さを磨くために馴染む方法を見つけるための鍛錬の場と捉えて、どこからは自衛的行動に入るか(逃げる・諦める)は非常に判断が難しく、また「異文化」と「個々の性格」の差はいつも流動的で主観的です。それを判断する人も主体的存在ですから、その理解は主観的にならざるを得ません。その背景には年齢・社会的バックグラウンド・経済的バックグラウンド・文化的差異や常識などの異なる要素(Defining factors?) があるはずだからです。一方で、全てを「鍛錬の場」として捉えて自衛を諦めて、結果として留学を完遂できなければ(私にとっては、大学を良い成績で卒業できなければ)本末転倒に思います。

留学をするということは、海外で「学びたいことを学ぶ」という学問的な面以外に、「異文化に寛容に・もしくは融和する方法を見つけ出す人材を育む」という面を持っており、特に私は奨学金をいただいている以上、自分を異文化に寛容な人材に育てていく必要があります。どこまではその学びの一環としてみなし、どこからは逃げていいのか。考え続けないといけない問題だと感じました。

(ちなみに今のところ私は、友人の話を聞いた限り「フラットでのパーティー」はイギリスの若者の主なコミュニケーションツール、汚いキッチンも若者だと仕方がない、それ以外は個人の性格の問題もしくは受け手側である私の気難しさででイギリスを責めることはできない、と思っています。だから引っ越しました。)

2. 日本人であるということはどういうことなのか?

私は今までずっと日本に暮らしてきて、今はイギリスにいますが、その後どこで働くかのビジョンはあまり立っていない状態にあります。親が日本にいるので、定期的に日本に帰るように努力すると思いますが、腸が捩れるようなホームシックに苦しむことはありませんでした。大学にいる限りは、私はイギリスに「学生ビザ」で滞在しているので、Internationalと呼ばれる留学生であることは変わらず、from Japanな学生です。しかし、実際にはもともとアニメや漫画よく見るわけでもなく、日本の流行ソングは瑛人さんの「香水」で止まっている状態ですし、今後も更新されることはないでしょう。加えて、現地の学生の行動パターンなどに溶け込もうと努力する中で、「日本らしさ」という曖昧なものはどんどんと消えていくのではないかと不安な気持ちになります。1で述べたNational Identityにも関わりますが、何が「私が日本人だから(持っている常識が異なっていて)難しく感じる」ことで、何が「私個人/私の性格のために難しい」ことで、また何を変えていかないといけず、何はそのまま自分の手元に持っていても良い素質なのかも難しい点に思います。

今のところは、日本の外交問題や国際政治との関わりまた教育などについて、学問的な視点から興味があり、その興味を忘れないことが一番大事なのかな、とは思いますが、果たしてどうなるのでしょうか。

 

【今日の写真】

高所恐怖症のために決して登ることのできないロンドンアイ。

 

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一年が終わって[英語・生活編]

一年が終わって[英語・生活編]

前回の勉強編に続いて、今回は英語や生活のことについて。前回は3000字超えだったけど、今回は2500字しかない!! 

(1) 英語編

①数字の聞きとり-できるようになって嬉しい

IELTSのListeningで散々苦しめられた数字の聞き取り、最近ようやくできるように。歴史の授業でスパパッと数字を言われた時にそのまま直感で書き取れるのと、ターミナル駅や空港のような場所で時刻(と電車の行き先とプラットフォーム)が読みあげらている時に、あまり負担なく聞き取れるようになった。言語の慣れってすごいなあ。ちなみにIELTSの数字、電話番号とかは結構な速さで言っているので普通に難しいなと思った。 

②読みー慣れた

アカデミック・生活併せて英語を読むのにも慣れた。美術館とかにいっても説明文は全部英語だから、あ〜なるほど、と思いながら自然に読んでいる自分に気が付く。逆に日本語で何かを読むときはちょっとびっくりする。

③会話―まだ難しい

中身のない(特定のテーマについてではない/議論ではない)雑談は苦手。苦手だが、日本語でも普通に苦手なので雑談のテーマを探して伸ばして……ってするのが苦手なのかもしれない。私は人の話を聞くのは好きだけど自分の話をするのは苦手なんだYO。それとは別に、ロンドン英語でも英会話者同士で話しているのを聞くと、単純に聞き取れない場合と、聞き取れても意味がわからない場合(イディオム的な場合や、ロンドン人の常識のようなものがわからない場合がある。今年あったのは、日本人同士なら「年末紅白見る」と言えば伝わるけど、それをイギリス人に言ってもわからない、みたいな感じのわからなさ(伝われ))。これは慣れるしかないと思うが、慣れるまでがやっぱりきついなあ。慣れたい!

④その他

・英語の音読がすらすらできるかどうかは英語力に直結している

中高にいるときはDictationというものが苦手で、書かれている英語を読み上げるのが苦手だったのですが、この前読んでいた論文を音読した際に、すらすら読めるようになっていることに気がつきました。英語になれるとディクテーションも上手くなるんだなあ、と実感するとともに、もっと早くやっておけばよかった……!と思ったのでした。他の言語を学ぶときにはちゃんと頑張ろうっと。

・イギリスに暮らすと、自然とIELTSのSpeakingはできるようになる

1月にIELTSを受けたのですが(9月にきたから4ヶ月くらい?)、高3で受けた時は半年ネイティブの先生と対策して6.5だったものが、ほぼ勉強しないで7.5に上がっていました。勉強するべきだったのですが、IELTSは「会話の中身」や「発音・語彙力」よりも「会話をどう滑らかに繋ぐか」を見ているのだなあと感じました。

・車内アナウンス・空港アナウンスを自然に聞き取れるようになって嬉しい

イギリスを離れる前に旅行をする機会があったのですが、一発で車内放送(この電車は前に走っている電車が故障していたせいで25分遅延しています、乗り換えのある方がいるのはわかっていますので、現在その方向けのプランを検討しているところです、遅延に伴う払い戻しは〇〇へ とか)を聞き取り理解できるようになっていて、シンプルに嬉しかったです。自分の口からも、流暢に英語を紡げるようになりたいな。

 

(2) 生活編

・コロナで大学に「通わない」ことがメインだったため、必然的に日本人との関わりが多くなってしまったように思います(途中から日本人との交流も諦め始めたけど)。

・そうは言いつつも、社交活動をしないのは留学生としてもったいないので、「最低限教授が来るものには行く、あとはいけたら行く」というルールを自分の中に設け(嫌なやつだ!)、日本にいたら絶対に行かないであろう(私は中高の卒業パーティーも行かなかったくらい大勢の人が集まるものが苦手なので)年度末終わりパーティー・Margateへの遠足にはちゃんと行きました。偉かった!9月のロンドンタワーへの遠足で会った子と「元気だった〜〜〜!?」という話をできたり、同じクラスだったけどわざわざ電話するほどではなかった人と話したり、そしてもちろん教授と沢山話したりできたのは良かったです。教授が思っていたより背が高かったり、低かったり、私のことを結構な人が背が小さいと思っていたりして、たまに会うくらいなら得られるものも大きいなと思いました。来年も、最低でも教授などが出るものについては顔を出すよう努力したいです。人見知り脱却……初対面の人は大丈夫なんだけどね……

・数人、授業外でも会ったり、わざわざ電話を繋いで試験対策をする知り合いができました。サウジの超頭いい子(17歳)と、と南アフリカに住んでいる韓国人(キムチが食べられない)とか。来年はもう関わりはないと思うけど、一緒に勉強したのは楽しかったな。みんな元気でね。Cross fingered for our future!

 

・一人暮らしを楽しみました。だんだんスーパーで使うべき単語・日常会話で必ず使わないといけない単語がわかるようになったり、バスや電車の乗り方・地名などが頭に入ってきて、ロンドンで暮らすことに少しずつ慣れたように思います。ロンドンは「日本人が多い」と言いますが、だから英語を使わないというよりも、「英語を母語としない人がいっぱいいて、英語を共通言語として使っている」街だから、英語が流暢でない人がたくさんいるし、すれ違った人がフランス語やら中国語やら、何語かわからない言葉を話していて、でも必要があればもちろん英語を使っているように思います。共用言語としての英語。だから相手の英語が下手くそでも、相手がネイティブだろうがそうでなかろうが、それを聞いたりサポートしたり、言葉が出て来るのを待ったりしてくれる余裕があるような気がしたし、私はそれが心の底から嬉しかったです。英語が下手くそなのに、生かしてくれてありがとうという気持ち。

 

以上!今回はテーマ性にかけましたが、次回の総集編を持ってUPCの振り返りは終わりたいと思います😂

 

 【今日の写真】

UPCの遠足で行ったMargateという海辺の街似て。切り抜く前の写真には、左端に写真に打ちる混みそうになって逃げる地理学の教授の姿が映り込んでいました(切り取って抹消しました)。

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一年が終わって[学習編]

一年が終わって[学習編]

こんにちは。旅行している間にいっぱい書き溜めたので、定期的に更新するぞ〜〜(20000字くらい大放出)。UPCが終わって2週間ほど経ち、UPCが終わったのがとっくの昔のように感じられます。数回に分けて、1年間のファンデ生活の振り返りをしたいと思います。私が奨学金団体に「報告書」として出すものの下書きみたいなものなので、優しく見守ってください(保険をかける)。今回は勉強編から。

(1) 満足感がある物

①エッセイの書き方、今ならわかる

英語圏でいうEssayというのは論文のようなもので、何か学問的な調査やリソースに基づいて与えられたトピックについて自分の意見を書くものを指します。長さは2000-3000Wordsくらいが多いように思います。Research Essayとなると、自分で論文をたくさん読んで、そこからえらえる総合的な理解を文章にまとめるという行為になります。ファンデでは卒業制作(?)として3000字を2本書きましたが、学士に上がれば1年に4回ずつくらい書くのではないかな?という感じの、避けては通れない道です。

 で、このエッセイを書くという行為には複数の段階があって、

  1. テーマを決める(一番大事)
  2. リサーチをする(一番時間がかかる)
  3. タイトルを決める
  4. アウトラインを作る(一番頭を使う)

(2~4を繰り返す)

  1. 書き上げる(アウトラインがある状態なら、一番楽)
  2. 見直す(一番楽しい)

というわけですが、それぞれの段階について取り組み方を体系的に学べたように思います。特に歴史の方で、散々悩みに悩んで、数回説得力に欠けるねと言われた後に書き上げたエッセイにA+がついたので、私は嬉しかったですし、来年以降の糧になると実感しました。エッセイの中身に加えて、構成や含めないといけない内容とか。私はこういうことをファンデで学びたかったし、きちんと真摯に取り組んでよかったです。真面目にやればPay offする。

 

②プレゼンのやり方、今ならわかる

大学でのアセスメントにはエッセイのほかにプレゼンテーションの試験もあり、プレゼンもできないといけません。これもファンデで10分程度のものですが複数回練習する機会があり、

・どうやってテーマを定めるか

・何を含めるか

・どのような言葉を使うか(英語力の問題)

・どのような構成にするか

などを演繹を通して学んだように思います。もちろん英語力の問題や、質疑応答など苦手な部分もあるのですが、基本の部分を学ぶことができたので、来年以降も怖気付かずに練習していきたいと思います。

 

③リサーチの仕方、結構わかる

エッセイを書くにしてもプレゼンをするにしても、論文を読んでまとめて自分の意見を組み立てて引用文献として書いて……という作業は必ずあるものなので、そのプロセスはできるようにならないとなりません。Social Science系の論文は実地調査(データ、インタビューや具体的な分析)が含まれているのでわかりやすいのですが、歴史系だと理論が中心となっていることも多くて、「じゃあその証拠は?(First reference)」を探し出すことで、自分の意見が信憑性の高いものになるということがようやくわかりました。論文を読んでいく途中でうまく議論(Argument)とピックアップして読んでいき、見返すときにどれだけ時間を省けるか、実際に自分のエッセイやプレゼンに含めるかを検討する……リサーチエッセイを書く途中で、少しわかったような気がしたのでした。

 

(2) もうちょっとだな…と思うもの

①質疑応答関係

ファンデでは最後にどの科目でもプレゼンの試験があったのですが、プレゼンの試験というのは

  1. プレゼンの内容自体―どのようなことを議論し、結論を導き、どのように説明するか
  2. プレゼンの手法―プレゼンの構成、喋り方、身振り手振り、アイコンタクト、使うフレーズetc.
  3. 質疑応答―プレゼンの内容についての教授・フロアからの質問をどのように理解し答えるか

の3つを見られるのですが、3だけは用意できる範囲が限られていることもあり、満足のいくように進めることが難しいように感じました。質問自体も難しいことも多く、頭をスパッと回転させて話さないといけない部分と、プレゼンをするトピックについて広い知識*を持っていないと喋れない部分、そして私には英語の喋りがまだ満足のいくように流暢でない部分があり、その全てを乗り越えて初めて良い点が取れるのだろうな、という印象です。今年はプレゼンの内容ばかりに注力してしまって、質問の想定とその回答をうまくできなかったり、トピックについての広い知識が頭から抜けた状態でプレゼンに臨むことが多々あったので、来年以降の課題としたいと思います。

 

閑話休題:Broad understanding

*「広い知識(Broad understanding of the topic)」で私が言いたいのは、自分がプレゼンに絞る前の、少し浅いものの広いテーマのことです。例えば私はリサーチエッセイで19世紀前半のプロイセンの教育改革(Humboldt and Stein Reform between 1809 to 1810 and following changes until 1938)とナショナリズムの関係について扱いましたが、そこに絞る前には、

・19世紀前半のプロイセンの教育改革

↑(教育だと初等・中等・高等教育など幅広すぎるので)

・19世紀のプロイセンナショナリズムと教育/言語

↑(教育とナショナリズムについてはさまざまな理論が確立されているので)

・19世紀のプロイセンナショナリズム

↑(1971にドイツ統一を導いたのはビスマルク率いるプロイセンなので)

・19世紀のドイツナショナリズム

↑(1906カント「ドイツ国民に告ぐ(Eighth Address to the German Nation)」をはじめとして、ドイツ国民間ではナショナリズムが勃興したから)

・19世紀ヨーロッパナショナリズム(はじまり)

という順番でテーマを絞っており、テーマの背後にある「19世紀のドイツナショナリズム」でよく言われていることはきちんと理解していろよ、ということです。19世紀の宮廷でのフランス語の使用とか、中等教育期機関Gymnasium)でのナショナリズム学生運動などがこの例にあたります。聞かれてもパッと答えられなかったんだよなあ。

 

②大学出願関係―取れる成績の話

散々別の記事でUndergraduateのコースに落とされた話をしたので、ここで蒸し返すのはやめようと思いますが、同じ成績としては同じA+でも、努力してよじ登ったA+と、できる人が取るA+はやっぱり違うと思います。私は努力してよじ登った方だけれど、友人に「頭がいいが努力もして」A+を取っていく人がいて、彼女のような人たちには追いつけないなと思った(彼女は学年でベスト・小論文賞を取り、LSEに進んだ。IBと SATを半々でやったらしく、英語がペラペラではあった)。努力で行けるところもあるけれど、どうにも届かなくて、どこに行こうとしていて、何が届かなくしているのかがわからないような人には、やっぱり決して手が届かないんだなと思いました。そりゃそうだと言って仕舞えばおしまいなのですが。

 

以上、お勉強編でした。次回は生活編へ(復讐回更新し終わったら旅行記と美術館日記に移ります)👣

 

【今日の写真】

ロンドン。右手にビックベン。

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番外編:留学生(ようやく)ワクチンを打つ

ようやくワクチンを打った話(1回目)

こんにちは。ご無沙汰しています。ご無沙汰以外しないブログですね。今回は、ようやくワクチンを打ってきた話をしようと思います。日本でも留学生は優先的に受けられるようですが、帰国の日時を決めた時にはわからなかったのだ…💉 私が打った場所でのお話なので、どこでも当てはまるわけではないと思いますが、なんかの参考になればと思います🌺

(1) 予約する

2021年6月22日くらいから、NHSのホームページから、18歳以上の人が予約することができるようになりました。予約の時に必要だったのは、

・NHS Number(英国に着いた際にGP(かかりつけ医)に登録しますが、その際に確認書類として郵送されてきた書類に書いてありました。裏返すと、それ以外には書いていなかったので、探している間に狂うかと思いました。みんな公的機関から届いた書類は大事に保管しておこう!)

・生年月日

・(後から連絡が欲しければ)携帯番号とメールアドレス

以上。URLから1回目(First Dose)と2回目(Second Dose)の日程と時間を指定すると、登録した携帯番号・メアドに連絡がきます。

イギリスはファイザーなので2回接種が必要で、予約の際にFirstのみではなくSecondの日程も聞かれました。その予定設定だけ必要かなと思います。1回目を打ってから、8週間から12週間空けて2回目を予約してください、とのことでした。

留学生(Tier 4)はビザ取得時にNHS料金を払っているので、留学生であっても無料で接種することができます。今年はインフルも無料だったのだ!

(2) 打ちに行く

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こんな掲示がある〜!
①本人確認及び同意

本人確認が丁寧で、私が受けたところでは 

・入ったところでNHS番号と生年月日、名前を確認

・もう一度生年月日などを確認(かつ、それが最初の接種であることを確認)

・インフルの時のような健康確認(コロナの症状は出ていないですか?妊娠中ではないですか?今までのワクチン接種で健康被害が出たことはないですか?ここ7日間でインフル含めワクチンを接種していないですか?など、全部英語なのでちょっと緊張したけど何言ってるかわかってよかった)

→打つ という流れでした。NHS番号と、緊急時に連絡して欲しい相手(私の場合は日本にいる母)を聞かれるので、そこだけメモしておくとスムーズかもしれません。私は自分の携帯番号(いつも忘れる)も実家の電話番号をど忘れしてとても焦りました。

②打つ

1回目の接種であることを確認された上で、インフルのような感じでスパッと打たれて終わりでした。優しい先生で全然痛くなかったのでありがたかったです。特筆すべき経験は2点。

1. 自分の目の前で接種後に待機していた男性が、朝から何も食べていなかったようで、打った後に意識が怪しくなったのか、処置を受けていました。若干怖いなあとは思いましたが、少しでも危険な症状が出た人がいれば、待機しているお医者さんや看護の方がすぐに集まって対処していたので、安心感はあるなあと思いました。みんな朝ごはんを食べてから打ちに行こう

2. 注射というものは、打った後に血が滲み出てこないように簡易的な絆創膏をはると思うのですが、絆創膏が切れていたらしく、自分がお財布に入れていたものを貼る羽目になりました。「準備がいいねえ〜〜」とお褒めの言葉付きで。物資不足???日本の女子力が輝く瞬間。

③打った後に待機する

副作用が出ないかを確認するために、打ってから15分間は別部屋で待機させられ、それが終われば帰宅となります。全体でかかったのはピッタリ30分でした。時間も指定していくので、待機列が密になったり、会場内で待たされることもなく、スムーズな接種でした。

打った際にワクチン接種カードみたいなものを渡され、2回目の接種時に持ってきてね〜とのことです。忘れそ〜〜〜〜(忘れないで)

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裏面にファイザーのワクチン1回目、接種日などが書いてある

(3) 経過を見る

最初にも説明されましたが、3日以上頭痛・打った部位の周りの痛み・熱い感じ・咳などのインフルの症状に類似した症状が続く、もしくは日を経ることに悪化するようであれば、GPに連絡してください、ということでした。

 

終わりに

以上、いつもよりは短めですが、ワクチンを打った話でした。6月の初め頃から25歳以上の接種が可能になり、いつかいつかと待っていた状態だったのでようやく打ててありがたい限りです。今のところは、日本に帰っても打てるのかがまだわからない状態なこと、また周りの知り合いも結構感染の経験があるので、2回分の予約が確実に取れている方が私としては安心です。感染拡大がおさまることを祈って。

 

 

【今日の一枚】

ようやくいけたNational Gallery。北国なので夜になっても明るく、また金曜日は夜の9時まで開いているという好条件が重なって、ふっと思い立って予約して行って、夜8時くらいまでぶらぶらみていました。仕事帰りのスーツのお父さんと、小さな子供さんと奥さん、というような組み合わせの人たちがぽつぽついて、そういう家族って素敵だなあと思いました。ちなみにひまわりは端っこの方の展示室にソッと置いてあって、笑ってしまいました。次はTate Britainかな〜と思ったら、有料だったからちょっと検討中…🌻

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ひまわり

(25 July 2021, National Gallery)

 

 

 

 

UCAS出願を振り返る① (制度編)

UCAS出願を振り返る① (制度編)

今回は、UPCが始まってからわかった、ファウンデーションコースから大学への進学について述べようと思います。ファウンデーションコースに入る前で心配な方にも、すでにファウンデーションコースにいる方にも役立つと良いな、と思いつつ。今回は制度の説明に注力し、次回で私の個人的な経験や若干のアドバイスをまとめます。

同じシリーズの記事が離れると読みにくいので、繋げようと思うと下書きに保存したまま忘れるんですよね……

1 そもそもの話(ファウンデーションコース・特にUPCの制度について)

日本の高校からファンデーションコースに進んでからイギリスの大学に進む、というシステム的な概要については、

ついでに、UPCに出願したい方はこちらから全体の流れをつかんでいただけるかと思います。

beshi-uk.hateblo.jp

 

2 学士号のコースに出願するまでの流れ

ファウンデーションコースなどの流れがわかったところで、UCASの出願について概要をまとめていこうと思います。

①全体的なUCAS出願

ファンデーションコースから進学する場合には、一般的なイギリスの高校生(A leves履修生)やIBの生徒と同様に、UCAS(University and College Application System)という窓口から大学に出願します。

1つのUCASアカウントから5つのコースまで出願することができ、多くの大学は、志望動機をきちんと記したPersonal Statementの提出と、成績要件をファンデーションコースの見込み卒業成績で満たすことによってConditional Offer(条件付き合格)をもらうことができます。

このConditional Offerというものは5月の半ばごろまでに生徒側に提示されますが、「ファンデーションコース卒業時にこの成績を取ってね」という条件がついているので、卒業時にその成績を見たせないと、自動的に進学は出来ないことになります。日本のセンター試験などでは、自分が既に持っている成績で判断されるので、その制度とは異なるということに注意が必要です。

②日程

一般的な日程は以下の通りになっています。

10月初旬:医学部・Oxbridgeへの出願

UCAS全体のOxbridge向けの出願が早いため、UPCから出願する場合には、UPCが始まった1週目にPersonal Statementを提出する必要があります。UPCからの出願の流れとしては、

①PSを提出するー内部選考1

②筆記試験(いくつか選択肢がある中からタイトルを選びEssayを書く)ー内部選考2

③面接試験ー内部選考3

となっています。私が出した時は、Cambridge卒のHistoryの先生がPSとエッセイを読み選考いていました。私は筆記試験を受けた段階で落ちたので、面接のことはよくわかりません……笑(笑うな)

10月〜12月:PSの用意

Tutorial(週に1回20分ある、担当の先生との個人面談)の時間を使って、学士コースのために再度PSを書き直します。それぞれの学校別にに出せたファンデーションコース出願時と変わって、UCASでは全ての大学に同じPSを出すことになるので、学問の内容に注力して書くことになります。この書き方については、UPCでもきちんと説明をしてもらえました。

12月初旬:UCASに個人情報の入力完了(UPC内部の締め切り)/出願するコースを選ぶ

その他の大学(UCL, guaranteed or notに関わらず)に出す場合は、UPCの内部締め切りが12月初旬となっています。その時点までに以下の内容を入力します。

①住所などの個人情報

②高校の成績ーそれぞれの科目の成績を全て打ち込まないといけないので、高校の卒業時の成績を手元に用意しておく必要があります。

③出願先のコースを選ぶー上限5つで、同じ大学からは2コースまでと聞いています。UCLの場合は、UPCHから出願すれば(成績を満たせば)確実に合格がくるコースと、来ないコースがあるので、それを混ぜ合わせて、行きたい大学・コースから合格が来るように組み合わせます。

Guaranteedのコースの全貌はこちらをご覧ください。

Undergraduate Preparatory Certificates (International Foundation) | UCL Centre for Languages & International Education (CLIE) - UCL – University College London

④Personal Statementー上で準備していたPSをここに打ち込みます。

そのほかに、1学期の成績から算出される見込み成績と、Elective modulesの先生からの推薦文が自動で入力されます。これらは、生徒側はみることができないものとなっています。見込み成績の算出方法は、1学期に取った成績が基準となることは確かですが、詳細な算出方法(5%たされる/10%足される/授業内での取り組みを評価されるなど)は噂が飛び交っており、実際はわかっていません。

1月半ば;UCASの公式の締め切り完了

全ての高校生の出願が終了します。

2月から5月半ば:UCASの返信が始まる

合格・不合格の通知、また合格の場合はどのような条件が必要なのかが返答されます。

6月半ば:進学したいコースを決める

1st Choice(一番進学したいコース)とInsurance Choice(1st choiceの成績を満たせなかった場合に進学するコール(=1st choiceの要件よりも下の要件を提示してきた大学に出願するのが一般的))

6月末UPCが終わる

今年は6月26日に終わり、ここまでダラダラと試験が続きます。

7月半ばUPCの終了成績が出る→それに従って進学できるか否か決まる

 

 

少しは明確になったでしょうか。あまり情報がない分野でもありますが、具体的なイメージが伝わると良いな、と思います。

実際のConditional Offerの内容や、Offerの様子について周りの友達から聞いたことについては、UCAS出願を振り返る② (体験談)でまとめようと思います。

それではまた。

(続きはこちらから)

beshi-uk.hateblo.jp

 

 

【この前の一枚】

夜の大英博物館。先輩とご飯を食べに行った帰りに通ったらまがまがしかったので撮りました(禍々しいから撮ったのか……?)。こう言うのをみていると、どこからかニュッと紫色のナイトバスが出てきてもおかしくないなと思います(ハリポタネタです)。

ちなみにロンドンは深夜にも一部の電車・バスが運行していて、普段は「45」番のバスならLondon bridgeいき、のように番号によって行き先がわかるようにフロントに表示されるのが、夜には「N45」と言うように表示されるようになります。「ナイトバス」の概念自体は、Harry Potterに特有のものじゃないんですね。

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(British Museum, 4 Nov 2020)

UPCH出願を振り返る(面接準備〜面接編)

こんにちは。気がついたら3ヶ月経っていました。はてなブログの編集画面の使い方ですら忘れ、フォーマットもすっかり忘れました。言い訳をすると、文章を書く能力を全てファンデーションコースに持っていかれた結果、他の文章に割く力がありませんでした。

この記事では、ず〜〜〜っと書こう書こうと思っていたUPCH出願の最後の段階、面接準備についてまとめます。ここ1年で複数の方に同じようなファイル・内容のことをお伝えしまっているので、あまり新しいことはないかもしれませんが……役に立つ日が来るかもしれないので、蓄積だけしておきます。

※1年前以上のことですが、当時のメモを書き起こしたものなので、記憶が怪しい…ということはありませんが、年毎に変わっている可能性もあるのであくまで参考程度に読んでいただければと思います。

 

 

1 面接の概要

UPCの筆記試験が終わると、それが採点され、面接のステージに動きます。それまでのステージは以下のページを目次としてまとまっているはずなので、そちらをご参照ください。

beshi-uk.hateblo.jp

私は2020年1月22日に筆記の試験を受け(Critical Thinking のみでしたが)、2020年2月10日スカイプ経由で面接を行いました。もともとは20分の予定でアナウンスされていましたが、実際には45分ほど面接が行われました。

面接といっても、中学受験などで想像するようなフォーマルなものではなく、私も相手も私服で、面接官に至ってはコーヒーを飲んでいました(毎年そうらしいです)。

2020年は公式発表で73の国から900以上の出願があり、そのうちから文系85名、理系86名を選出したそうです(=倍率:5.3倍くらい、ちょっと下がったか?)。一方で、こちらも留学フェアでUCLの担当官に伺った話ですが、面接で落ちる割合よりも、ほとんどの人が筆記試験で50%を取れずに落ちるそうなので、ぜひあまり緊張なさらずに臨んでも良いのかもしれません。

面接に通った場合、筆記試験とは異なりその場で合格が発表されます。そのあとは入学金(学費の一部)や寮・ビザの手配などが進んでいく形になります。

 

2 面接の準備

模試がアップロードされている面接と異なり、あまり公式から質問の発表がないので、

①先輩のブログから、その人が聞かれたことを抽出する

②自分がPersonal Statementに書いたことを振り返り、話せるようにしておく(i.e. どうしてUCLに行きたいのか?UCLの学士号で何をしたいのか?どうしてその科目を学びたいのか?高校で何をしたのか?など)

の2つで対策していました。以下のような質問について対策していたようです。

  • Why do you want to study in the UK?
  • Tell me more about your future career?
  • What are the advantages/disadvantages of globalisation?
  • What do you know from recent news?
  • Why do you want to enrol in the course?

3 面接の中身

質問の中身は以下の通りでした。

  • Why do you want to study in the UK (どうして英国で勉強したいのか)
  • What did you learn from student council activities ((私が中高生徒会に入っていたので)生徒会活動で学んだことはなんですか)
  • Tell me more about your graduate project ((私がPSで高校の調べ学習/レポートについて述べたのでそれをさして)調べ学習についてもう少し説明してください)
  • What do you think personally about the weaponary ((上記の調べ学習で核兵器の使用と教科書での言及について述べたので)核兵器の使用についてどのように考えていますか)
  • In future, where do you think you are working, and what you engage in? (将来、どこで働いていると思いますか、またどのような職業についていると思いますか)
  • Do you have any question? (他に何か質問がありますか)

 終わった後に面接官が教えてくれたのは、

①PSに書いた学士号のコースに本当に興味があるのかを確認している

②大変なUCLのファンデーションコースに耐えられる意思を持った生徒を探している

とのことで、そのような点に注目した質問になっているようです。また、ファンデーションコースの間は勉強に集中することになるが、卒業する頃には大学での学問に耐えうる、しっかりと準備された生徒になっているはず、と教えてくれました。

4 その他

 

面接の「生徒会活動について教えてください」という質問で詰まってしまい、「どうやって表現すればいいのかわからないが…(I don't know how to explain but...)」と言ったら、言いたいことを汲み取ってくれたり、話をしっかりと聞いてくれたりと、英語力(Speaking)が弱くても、話の中身を聞いてくれる印象がありました。

 

 

さて、以上です。思い出せることがあればまた追加すると思います。あくまで私の記憶の保存場所と思っていただければと思います。わからぬ!という方は気軽にPIJASの方からも、個人のSNSからでもご連絡ください。

 

【今回の写真】

Kyoto Gardenで突然出会った孔雀です。野生の孔雀だったのか、大変にびっくりしました。

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孔雀

 

大学進学準備コースって(24 May 2021更新)

今日のテーマは。

大学進学準備コースとはなんぞ?

これを乗っけておかないと出願の話とかピンと来ないと思うので……広い世界だし進学準備コースに行きたい誰かのためになるといいなぁ……。

 

日本の普通高校を卒業する皆さんは、卒業すると「高等学校卒業証明書」というものを得ます。日本には世界共通の教育制度であるIB(インターナショナル・バカロレア)や在日外国人学校など様々な学校があると思いますが、前者と後者では英国の大学に進むまでの経路が異なります。

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こんな感じ。イギリスは大学入学までの教育期間が13年間、日本は12年のためこの差が生まれます。日本の大学は4月、英国は9月始まりなので卒業も半年ずれますが、大まかなイメージはこの図の通りです。

デメリットは進学準備コースがある分滞在費が伸びること、いける大学が限られること(Oxford,Cambridge,LSEなどは進学準備コースがない)、メリットは入学基準が低めで(IELTS5.5などなど)門は広く空いていることかな、と感じます。ランキングの高い大学の準備コースであればオックスブリッジに進学する人もいるみたいですし。

 

進学準備コースには大学が運営するものと民間企業が大学と協定しているものの2つがあります。後者では、SAT対策でも有名なKaplanやStudy Centre、INTOなどが主なものになります。大学によっては大学が運営するものと民間企業が運営するものがどちらもある場合もあり、学びたい町や入学基準などで選び分けられるようです。

 

私は2020年9月から、ファウンデーションコースからの英国大学進学を目指して色々と出願手続きを取っています。目指すはUCL(世界8位!)のファウンデーションコースですが、その説明はまた後ほど。

 

他の機会で使ったスライドを貼っておきます〜✨

 

番外編:2020年度2回目のロックダウン

番外編:2回目のロックダウン

こんにちは。あけましておめでとうございます。今年はあんまりあけた感じがしませんね。さて、今日は2021年1月7日、東京が緊急事態宣言に入った日かな、と思います(緊急事態宣言の英訳はThe State of Emergencyで、Soft lockdownと説明されていました)。時を同じくして、私が住むイギリスもロックダウンに突入しましたので、フラッと様子をメモしてみたいと思います。

 

1. タイムラインを振り返ろう

何回もロックダウンしたりなんだりを繰り返しているので、一度整頓してみましょう。

2020年10月14日:Tierシステムでの危険度レベルの設定が始まる

・Tier1~3に各地域を区切ることで、地域毎に「集まっていい人数」「移動の可否」「結婚式などの可否」が決められました。

・地域を超えた移動は禁止だったはずです。

2020年11月5日:イギリス全土、ロックダウン開始。

・2020年最初のロックダウンです。2019年の際にはロックダウンが報道された時点で大学が生徒を母国・実家に返していましたが、今年はそのようなこともなく。

・この時はまだ、「感染者が増えているから、クリスマスを家族や愛する人と過ごせるように、今抑えにかかるよ」と言う感じの報道でした。クリスマスって大事なんだなと思った瞬間。

2020年12月3日:イギリス全土、ロックダウンが明ける。

・クリスマスに向けて学生が帰省するので(ハリーポッターをご覧になっていた方は、クリスマスに空っぽになる寮を覚えていらっしゃると思いますが、本当にみんな帰ります)、学生が移動していい期間を設けて、8日ごろまでに移動を完了するような指令が出ました。

・小売店が一瞬開いたので、この間にいっそいで必要な服を買ったり、用事を済ませたりしました。よく考えたら、10日しか開いてなかったのか……

↓この間に、色々な地方で感染が拡大。

2020年12月14日:ロンドン、Tier3へ。

・Tier3になるとほぼほぼロックダウンで、小売店などが閉まります。空いているのは郵便局併設の文具店、持ち帰りのレストラン(Take away)、薬局、スーパーのみになりました。

↓この辺で、感染力が強化された新型ウイルスが発生(日本にも英国からの帰国者が持ち込んだことで報道されていたと思います)。

2020年12月20日:ロンドン、Tier4へ。

・19日の深夜まではTier制度は1~3までしかなかったのが、突然レベル4が作り出されたと同時に、明日からTier4です!!と報道が。フラットメイトと「フェイクニュースか?」としばらく検索しまくりました。

・この時点で、学生の帰省は禁止に。禁止と言いつつも、みんな帰っていたが……移動の前にPCR検査を2回受けることになっているのですが(大学が無料で提供しています)、帰国した後に陽性がわかって、後々濃厚接触者として検査の必要が出た友人などもいて、あんまり機能していないかも……と思いました。

・感染力が強まったウイルスの発生によりイギリスからの入国者が欧州各国で入国を拒否され、ユーロチャンネルの閉鎖でトラックが一時Kentに溜まったりしていました。

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本当に一瞬だが輸入に頼る青物がスーパーから消えた

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スーパーに入れる人数が限られているので長蛇の列ができた

 

Covid-19: 'Serious disruption' feared as Dover halts traffic to France - BBC News

 

2021年1月4日:イギリス全土、2回目のロックダウンへ。

・12月20日からのTier4は12月30日までの継続だったのですが、当然12月30日からも延長され、1月3日の夜にスコットランドがロックダウンを発表、続いてイングランドがロックダウンを発表しました。

・翌日には法制化され、スーパーなどの必需品の買い物、エクササイズ(友人1人まで、いちにち一回まで)、どうしても家を離れないといけない仕事・ボランティアなどの限りなく少ない例外を除いて外出してはいけないことになりました。

・2月の半ばまでは続くそうで、問題はAレベルと言う高校卒業試験兼センター試験が今年も行われなくなったこと。去年も中止になり、成績の付け方が二転三転して問題になったので、今年はどうなるのか…?と言う状況です。

・(もちろんお勧めしませんが、用事があったので)夜少し外に出ると、警察・警備の人以外ほとんど無人です。非常に栄えているCovent Gardenなどもガラッガラでした。

 

2. 困ったこととそうでもないこと

さて、私が9月21日にイギリスについてから基本的に生活は制限されていたのですが、特に困ったこと・そうでもないことをメモしておきます。これが役に立つ日が2度とこないといいな。

①困ったこと

・服 :困る度 ★★★★★

欧州サイズがわからん。通販では買えるのですが、下着のサイズやズボンのサイズなどがこちらではどれくらいなのがわからず、またロックダウンしていなくても試着ができないので勘で買う羽目になりました。ロックダウンする前に・コロナで規制がかかる前に、サイズを把握しましょう←全くだ。

・銀行:困る度 ☆☆☆★★

ついてから放置していたのですが、滑り込みで口座を作成。大学が発行してくれる住所証明で口座を作れるのがHSBCだけだったのですが、本来オンラインで完結するはずの手続きが、大学の住所証明だとその書類を窓口に持っていかないといけず、しかし口座がないとロックダウン中は予約ができない……と言うジレンマ。ロックダウンする前の、Tier3あたりで滑り込んで作れたので、間に合ってよかったなあと言う気持ちです。←国際免許があれば一発でした

・物流:困る度 ☆☆☆☆★

イギリスがEUを2020年12月31日を以って脱退したこともあり、通販なども軒並み「英国への発送が遅れています」とのこと。タイミングも悪かったね……←必要なものはロックダウンの谷間で買い集めましょう

 

②意外と困らないこと

 ・食材:満足度★★★★★

一瞬青物が消えた以外は、本当に何も問題はありませんでした。青物もすぐに回復しました。調べたら、イギリスは食料自給率が63%もあるんですね。

・大学:満足度☆☆☆☆★

オンラインでどうにかなっています。そりゃ大学にフィジカルに通えたら最高だけど、試験もオンラインでやるとのことなので、どうにか……多分、Aレベルの混乱に比べたらマシだと思います。フラットメイトに色々教えてもらったのですが、去年は①政府が見込み成績を出す→②予想よりも数段階低くなって出される→③反乱が起きる→④教員が付けた成績が使われる との流れがあり、大変だったようです。今年は……?

 

また思い出したら書き足すことにしましょう。どうか皆様ご健康でにお過ごしください。

 

 

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家に帰れない哀れな人のために大学がクリスマスのご飯を恵んでくれた

 

 

 

イギリス生活 9-12月まとめ編(くだらない編)

こんにちは。イギリスに引っ越してみて3ヶ月がたち、色々とくだらない(?)発見があったので、ここで供養したいと思います。題して、

イギリス生活・まとめ編(くだらない編)

くだるバージョンはそのうち書こうと思います。 書き溜めていたメモをカテゴライズしなおしたら、異常な長さになってしまった。ごめんなさい(?)

 

・あ〜〜イギリスランキング

急速なグローバル化により、日本にいようがどこにいようが、他国の生活の様子を耳にすることが多々あります。その一貫として、「既存の知識」として持っていたイギリスのイメージが、「ほんまや!!」に変わった瞬間のランキングです。

1位 1階、Ground Floor

・日本でいう2階がFirst floor。言われてみれば地下が-1で表記されるのだから、数直線的に間に0を挟むのは当然な気がしないでもない。

・わかっているのだが、50回くらいエレベーターのボタン押し間違えた。

2位 小学校、Primary Schoolって言わないと通じない(個人差あり)

・ちなみにElementary schoolと言った際に、うちの英語なネイティブフラットメイトは噛んでました。発音できねえ!って怒りながら。ごめんて。

High schoolもA levelかSixth Formって言わないといけないのかな、と思いましたが、そこはそんなことありませんでした。何で???

3位 not much......っていいがち

・not much interesting......(直訳:あんまり興味深くない 意訳:改めろ)

・not much clear......(直訳:あんまりはっきししていない 意訳:意味がわからん)

 

・びっくりしたことランキング

イギリスに来てびっくりしたことのランキングです。そのまま。

1位 信号が無い横断歩道、大抵(95%くらい)の車が止まって道を譲ってくれる。

・日本では結構あるあるですが、イギリスでもあるあるでした。

・つい会釈してしまいますが、片手をあげて指をピロピロとして感謝の意を伝えるのが正解です(こちらの友達がそうしていたから正解だと理解した)。

・ちなみに香港はそんなことないらしいです。フラットメイト談。アジア共通じゃないのが意外。 

2位 観光地での「写真撮ってください〜」はイギリスでもある

・何となくロンドン=すりに注意!というイメージ(すりは普通にあります)だったので、見知らぬ人に携帯を託したりするの怖くない?と思っていたけど、結構頼まれた。結構撮ったと思う。みんなツーショット大事にしてね。

・初日の出を見にいった時、曇ってて何も見えず、全然知らない人たちで「何も見えなーーい」「毎年こうなんだよ」「やることがない」とか言ってたの、楽しかったな。

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Primerose Hillの初日の出(濃霧と雲で何も見えなかった)
3位 身長174cmの女はイギリスでも背が高い部類に入る。

・私は身長が174cmあります(知らないと思いますが)。

・イギリスは男性の平均身長が175cm、女性の平均が161cmらしい。You are rather tall even in the UKとのことでした。

・服のサイズは欧州基準で全体的に大きめなので、トップスはSで行けたしボトムスもMで行けた。いいね👍

・今思ったが、evenと言っているということは日本人は小さいイメージなんだろうか。

・世界で一番女性の平均身長が高い国はボスニア・ヘルツェゴビナらしい(女性171.8cm、男性183.9cm)。移住するか……

・ちなみにこちらでのあるあるは、

①以下の会話。"How tall are you? "(身長なんぼ?)-"174 (one- seventy fourと読むのがこつ) cm, slightly higher than the average of Japanese men (174cm、日本人男性の平均身長よりちょい高い)"

②スーパーで小さいお婆さんに高い棚に陳列されているものをとるように頼まれる

の2件でした。

 

イギリス動物びっくりランキング

イギリスの動物について、想像もしていなかった感じで驚いたランキングです。何でもランキングにすれば書いていいわけじゃないんだけどね。

1位 野良狐がいる

・狐の尻尾の先は真っ白いことを知りました。

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2回目に見た時は尻尾の先から頭の先までよく見えたのに……
2位 犬のリードを付けない(人が多い)

・ちゃんと躾けられていて、みんなStopやらCome backやらのコマンドに対してきちんと反応していたり、飼い主の反応をみながらテクテク歩いたりしていて、すごいなーと思った。

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かわいいね〜〜〜
3位 リス、高速で移動する 

・ガサガサガサっと茂みで何かが動いたら、リス(99%)かキツネ(1%)です。

・リス、意外と大きくて、遠くからでも「あそこの木にいるな〜〜」っていうのがわかる。

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珍しく人懐こかったリス

 

さすが!グレートブリテン及び北アイルランド連合王国ランキング

だんだん項目分けが適当になってきました。おお、「連合」してるなあ………と思った瞬間か、「王国」だなあ……と思った瞬間ランキングです。そんな尺度ブレブレのランキングがあるか。

1位 ロックダウン下でもFotnum and Masonは開いてた

・ミントグリーンでお馴染みの王家が使う百貨店、フォートナム&メイソンは、小売店がほとんど閉まる中で元気に開いてらっしゃいました。王家の力?(真相を知っている方教えてください)

・誕生日プレゼントとか買うのに便利ではあった。紅茶が有名です。 

2位 スコットランド英語聞き取れぬ

スコットランド議会の発表とかは字幕がないとわからないことが多かったです。うーむ。

・ネイティブもわからないことがある〜〜と言っていたので仕方が無いとします。

3位 該当なし
 

イギリスの日本食あるある

これで終わり!!!!

1位 韓国食材スーパーマーケットに行きがち。

・Japan Centreは庶民の手の届かない金額で日本食のための材料を売っているので、仕方なく韓国用品店(Oseyo)が(なぜか)売っている日本食材を買う。キッコーマンの醤油やらゴールデンカレーやら麺つゆや白滝やら……こちらはまだ理解できる金額で売っているので本当に助かる。

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全部Oseyoで買いました。日本食に必須〜〜

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佐藤のごはん的なレンジでチンするだけのごはん。1皿£1だと思うと、妥当。美味しいし。
2位 SUSHI……?と言う気持ちになる。

・スーパーなどで、お惣菜としてお寿司を売っていることは多々あるのですが、アメリカンロールをフライドオニオンで覆ったもの、とかアボカドとか、ヨーロッパ化されたお寿司が大半。

・自分で握ろうと思っても、生食用のお魚はないので無理〜〜

3位 うどんのコシ、皆無

フィットチーネ(太いスパゲッティーみたいなの)の方がもちもちしていた。

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写真:橋爪製麺(フィットチーネ | 橋爪製麺) より


以上、いかがでしたか?最高にくだらないまとめでしたが、楽しく生きています。ではまた!

 

おまけ☆フォトギャラリー

・よくわからんけど綺麗な写真

外国のエスカレーターってこんな感じですよね。

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出国した日の羽田、誰もいなかった。空港っていいな〜〜

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クリスマスのイギリスは写真をとるのが楽しい。

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街並みも綺麗〜〜

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・美味しかったもの

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韓国料理は美味しかった!!
日本食関係

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だし・豆腐・味噌の味噌汁セットは普通のスーパーで買える

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しいたけも買えます(普通のスーパーで)

 

 

参考;

This is the most attractive height for men and women, new study reveals | London Evening Standard | Evening Standard

Average human height by country - Wikipedia

UPCでのOnlineな毎日 ②コロナの留学への影響

こんにちは。書き溜め分散投稿編の一部です(ブログってそういうものじゃないでしょ)。文章を書くのが好きなので、時間があったり気分転換したいときにばーーーっと書いて楽しんでいます。この前手で手紙を書いてみたら、漢字を思い出すのに時間がかかってしまって、手でノートを取らないと忘れるものだな、と19年の蓄積の薄さに悲しくなりました。

というわけで今回は、オンラインで授業を受けているUPCHのお話です。 

 UPCHについてはこちらから。 

 1. UPC(UCL)とコロナ(と奨学金)

留学することにしました、と銘打っているブログであるからには、まず大学の話から。私の大学では、8月の時点で「Term1 (9/21-12/16)は全部オンライン、 Term2(1/11-3/26)からはロンドンで対面の授業を行う」と発表していました。

しかしつい先日(1022日?)、「Term2(1/11-3/26)はオンラインで行う」と発表がありました。Term3は追って決定するとのことですが、クラスメイトたちはみんな ①3学期の2ヶ月のためにビザを取らせるとは思えない ②2ヶ月のために寮に住まわせるとは思えない(前例がない)ので3学期もオンラインになるんじゃないの?と言っています。

(2020年11月11日追記)全学部共通で、2学期及び3学期も基本オンラインで、必要に応じて対面で行うという発表

一つありがたかったのは、JASSOの学部学位取得型の奨学金が、コロナ下で渡航しても奨学金の受給対象とすると決定を下したことです。元々、危険度レベルが2以上の国に渡航すると奨学金の支給対象外となるのですが、コロナのために危険度が上がっている場合のみ、必要書類の提出を以って認めてくれるそうです。学費と生活費の大半をいただいていますので、非常にありがたい決断でした。

2. UPCの授業

今年で20年やらなんやらになるというUCLのファウンデーションコース、UPCでは今年初めて年度当初から、そしておそらく年度末まで、オンラインでの授業が行われています。

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時間割を見ると、早くても9時に授業が始まって、14時には終わることがわかります。月曜にあるGABE(Geography and the build envronment、人文地理学)とMEHP(Modern European History and Politics、現代ヨーロッパ史、政治)はこれとは別に2時間ずつくらいの録音されたレクチャーと読み物があります。経済をやっている人はもっと辛いらしいです。

例年の(=オンラインではない)タイムテーブルを公式のページから見ることができますが、講義が録音な分、拘束時間自体は減っていることがわかります。

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 水曜日金曜日の開いている時間はOffice hourといって、教授に質問をしに行ったり、先述の録画された講義に当てたりしています。先生とチャットをしたり、電話で話したりしているのはなんだか不思議な気持ちになります。

加えて、Mentoringー去年の卒業生が勉強のアドバイスやテスト対策の方法などを教えてくれる、Tutorialー毎週自分の担当の英語の先生と20分くらい話す、生活や勉強全般のことなど、というような個人単位で発生するイベントがあります。

Reading weekに入ると、同じクラスの子とオンラインで集まって一緒に勉強したりもしていました。

 

3. 私が思うメリットデメリット

去年を体験していないのであまりわかりませんが、今年5週間授業を受けてみてわかったことをまとめてみます。今年の終わりにはまた変わっているかな。

オンラインのいいところ

・Interactiveじゃないものは全部録画か事前学習(Readingとか)になっているお陰で、講義をただ「聞く」ためだけに投稿したり昼の時間を開けたりしなくていい=余裕のある土日とか授業がいい感じに空いている日とかにできて効率がいい気がする

・朝起きなくていい(家から授業受けられるし朝ごはんもゆっくりメールとか読みながら食べられる)

・毎年かもしれないが、教授陣がメールでの対応とかに寛容で、質問が出たらいつでもメールできる(ので秒速でメールする)

・教科書など重いものを運ばなくていいし下半身履いてればなんでもいい

 

オンラインの悪いところ

・non-native同士のbreakout roomはあんまり機能しない(お互い何言ってるかはっきりしないことがある)のでフラストレーションが溜まる

・相手のインターネット環境によっては、本当に授業が機能しなかったり止まってしまったりする。

・友達はできない。フラットメイトは優しいし、元々友達がいっぱいいるタイプではないのでいいかな、とは思うけど、もったいない感は強い。来年以降学校の寮を出たら友達とシェアハウスするのが主流みたいですが、日本人の友達しかやっぱりできない!

・キャンパスに行かないのに学費は変わらず高いし、納得はできない

・クラスの雰囲気とかがないので1人の人が長々喋ったり、宿題やってきてないのにバレないからいいところだけかっさらったりする人がいる。

・英語力の向上も(進学の核となる目的ではないけど)難しいかも。授業の内容は分かるしreadingもできるしディスカッションにもまあ人間程度には参加できるが、雑談は伸びない……練習が必要。

 

以上、私の偏見にまみれたオンラインとコロナ下での留学についてでした。ちなみに、アジア人だから怖い思いをする、ということは今のところ一切ありません。フラットメイトは6人イギリス出身ですが、「日本から来たの?コロナうまく抑え込んでるんでしょ?みんな法律守しマスクつけるもんね」(香港人も同じ対応にあっていた)というイメージでしたし。

大英博物館の周辺自体、ロンドン大学への留学生や移民の方で国籍混ざり混ざりなので、アジア人を差別していたらキリがないのもあると思います。

このままうまく留学を最大限に活用できることと、友達ができることを祈って!

 

【今日の一枚】

数年前から改修工事を続けているビックベン。カメラを抱えて近くにいくと、バスのガイドツアーを勧めているキャッチのおじさんが写真をとるベストポジションを教えてくれました。ツアーには参加しなかったけど、ありがとうおじさん。

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(Big Ben, 10 Oct 2020)

 

レンタサイクルに乗る編

レンタサイクルに挑戦した話

 

こんにちは。今週(2020/11/6~11/15)は授業がなく、宿題だけが大量にある1週間なので(地獄)、この間に色々思い出したことを書き溜めています。

今日は、電車に乗るほどでもない距離をレンタサイクルでお散歩(オサンサイクル?)してきた話です。

背景

家が大英博物館のあたりにあるので、その辺りで自転車を借りて、オックスフォードストリートを通ってハイドパークまで行ってきました。散歩のおかげでざっくり地理が頭に入っている状態でのスタートです。

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ひっろいハイドパーク

ロンドン市内を歩いているとStander Cyclesと言う、赤字に白のロゴが入った自転車をまとめているところがたくさんあり、それがレンタサイクルです。詳細はこちらのページより。

料金設定は、30分£2で、最初に払った時から24時間以内に、30分以内乗る分には追加料金がかかりません(行きに25分乗って、美術館を5時間みて、帰りに20分乗っても£2しかかからない)。画期的やないですか?

30分を超えてしまうと、 30分ごとに£2追加されます。30分で納められれば、地下鉄やバスよりも安くすみますし、街並みをみながら走れるので楽しいかもしれません。

大英博物館からNatinoal Gallery、Oxford Street, Hyde Park、ストレートに行けばLondon Eye・Big Ben付近、慣れればBackingham Palaceまでは30分で行けると思います。

 

使い方

レンタサイクルがなんだか良さそうに思えてきたところで、使い方を振り返ってみましょう。

①街中でハブを見つける

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②看板にタッチパネルがついているので、それで操作。

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言語表記を日本語に変えることもできる(英語で良い方はそのままで)。

③最初にクレジットカードを求められるのでタップ・挿入する→同じカードを使うことで、個人が認識され、24時間以内に何回でも30分以内乗れる

④Terms and Conditionsに同意する

⑤もう一回クレジットカードを示す(ここで£2引き落とされる)

⑥管理番号が出てくるので保管する(可愛いレシート状)

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⑦好きな自転車を選び(どれでも良い)、⑥の番号を自転車のスタンドのキーボードを使って入力する

以上。2回め以降は、③までいくと⑥に飛ぶので、そのまま新しい自転車を選んで乗ればOK。

 

交通法規・乗ってみて感じたこと

・左側通行ーイギリスは歩道を自転車が走れないので、必ず車道の左側(歩道側)を走ります。左側通行。

・自転車レーンー道にCycle laneもしくは自転車の絵が書いてあったらそこが自転車レーンなのでそこを走り、なければ歩道側を車レベルのスピードで走ります。

・路上駐車を避けるーバス停がある場合はバスを避けて右側に、いない場合はバスレーンを突っ切っても大丈夫。トラックなどがいる場合も右側に避ける。

意外と優しいーちなみにそこそこチンタラ走っていても後ろから舌打ちされたりクラクションを鳴らされたりはしないです(優しい!)。一回車線変更がわからずフラフラしたら、後ろのおじいさんが「よくあるよね〜〜〜(It often happens, right?HAHAHA)」っていいながら走り去って行きました。 

・交通量が多く左折・右折レーンがある道を走るーレーンの左側によるので、場合によっては道のど真ん中を走る(左折レーンと直線れーんがあり、直進したい場合など)こともあり得る。

・停止ラインー車の停止ラインの一番前に自転車用の停止スペースがあるので、バイクと同様一番前までスゥ〜〜〜と進んでしまう

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停止スペース

・信号ー自転車用と車用の信号が違う場合もあるので気をつけて(連動しているところしかみなかったけど)。赤から緑になる時も、赤→黄→緑と変わるので焦らず。

 

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ケンジントン宮殿

多分便利なTips

Apple Mapの検索で " Stander cycles" と検索すると、近くの返却ハブ・貸し出しハブを見つけることができる。←30分以内に返さないといけないので近くにハブがないと焦る。

・アプリもある。アプリの方が便利。

・オックスフォードストリートを自転車で走るのは、外見が綺麗なデパートなどがたくさんあるため非常に楽しい。ただし、バス停が頻繁にあるのでちょっと怖い。

・ハイドパークからオックスフォードストリート(厳密には、Tottham Court Roadの駅から延々とオックスフォードストリートを通ってくる道)は、ハイドパークの方が少し低くなっている緩い下り坂。ハイドパークからの帰り道、かなり長い間緩やかな上り坂で辛かった。Totteham Court Roadの方から行く分にはむしろ楽なので、行きだけ自転車帰りはバスとかにしても良いかも(最安は£2の自転車です)。

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・ハイドパークの東側の短辺(なんて言うのか…?上の図を参照)、バスレーンと左折レーンが入り組んで車線変更がすごく難しいのでお勧めしない。困ったら自転車を手押しに切り替えて歩道を進むしかない。車で運転してたら発狂してたと思う。前に自転車を見つけて車線変更についていくしかない。

 

以上、レンタサイクル日記でした。思ったよりクラクションを鳴らされたりしなかった上に運動もでき、さらには街並みをみながら帰ってこられたので非常に楽しかったです。ロンドンを移動したい皆さんにはぜひ。

 

【今日の一枚】

外周は車・自転車が通れるのだが、さらっと馬が通って行った。ポニーの方に人が乗っていて、大きい方は並走していた。うま……望遠レンズ欲しい気がするな…

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 (Hyde Park, 11 Nov 2020)