都立高校からイギリスへ

都立高校からイギリスへ

普通の日本人の私が、UCLのファウンデーションコースを経てUKの大学に行くことにしました。

英国大生、就活をする #3【シンプル事前準備編】

英国大生、就活をする #3【シンプル事前準備編】

【全編を通した注意書き:これらの記事について】

「英国大生、就活をする」では全体を9章に分けて、各々のテーマに対して自分が取り組んでみてわかったこと、考えたこと、もっと良くできたなと思うことを記します。これら一連の記事は読者の皆様にアドバイスを与えるためにも、インパクトを与えるためにも書かれていません。あくまで「そういう人もいるんだな〜」と思って読んでいただければと思います。

【はじめに】

#2まで書いても気分が晴れないし家に来るはずの火災報知器点検は来ないしで昼。

時間が決まっていない予定が苦手である。電話する時とかも「何月何日に電話するからね!」と言ってくれるとめっちゃありがたい。もはやもう拝んでるまである。

【買っておくもの・服系】

  • リクルートスーツ
    • 俺はUNIQLOのジャケットにNEXTのパンツ。イギリスで買うならNEXTが通年でリクルートスーツを売っています。新学期のタイミングだと増えるので、そこで買うのもありだと思います。
  • ワイシャツ
    • ワイシャツはNEXTだと高いので、Primarkで買うと良いでしょう。一枚£10くらい。時期によって売り場が変わりますが、目を皿のようにして探すと1枚くらいは売っています。サイズがないこともあるけど。
    • シンプルな黒い靴というのが意外となくて、自分は日本で買いました。足裏ぺっちゃんこ靴ならイギリスにもありますが、程よいヒールとか程よい厚みみたいなのって意外とないかも。私はヒール大好きなので、ピンヒールとヒールの間みたいな靴でどかどか歩き回っていました。
  • 黒いカバン
    • PrimarkかAccessoriesで買えます。Accessoriesの方がよりシンプルかも。自分はAccessoriesまで行くのが面倒すぎてPrimarkで買いましたが、持ち手にチェーンが付いていたので必死に隠しながらBCFを乗り切りました。バレてたと思うけど。
    • 自立型・A4が入る型・上が閉まる型の3点が揃っていると便利かも。

【買っておくもの・参考書系】

  • ウェブテスト系の参考書
    • #5でもうちょっと書きますが、とりあえず玉手箱かTG-Webかが一冊あると便利だと思います。これは中身(テストの対策)という点においてと、特定のウェブテストを受けるためにはどの参考書がいるのかを特定するところが大変なので、巻頭付録みたいなので特定するのに使うという点において。
  • ケース・フェルミ系の参考書
    • Kidleでいい人はKidleでいいと思います。私はKidleで買ってやっぱり電子書籍むり〜と思って物理で買い直しました。外資戦略以外なら、大定番の「東大生が…」から始めればいいんじゃないかなあ。知らんけど。
  • 業界四季報
    • 同上。あると便利ですー特にその会社が業界の中で何が強くて、それが自分のやりたいことに合っているかをみる点において。あとシンプルに今のトレンドとかをみるのも面白かった。この会社こんなこともやってるんだ!とか、今教育業界はこんなのがトレンドなんだな!とか。図書館戦争で柴崎さんが読んでいたやつだな〜とか思っていました。

【書類系】

  • 手元にTOEICのスコアがあると便利。
    • 自分は高校生の時に925点を取っていたので(就活で必要だろうな〜と思って取った高校生の自分を褒め称えたい、偉いぞ)それは手元においてありました。途中で証明書を求める会社さんもあるので、原本を手元においておくと便利でしょう。
  • 履歴書(日英)
    • 英語の場合はCVとして、日本語の場合はConnect Jobからテンプレをもらえるのでそれで埋めておくと便利。
    • 履歴書はA3サイズで作成して大学の印刷機で印刷した。
  • 顔写真
    • イギリスで取ろうとするとパスポート・アプリケーションのサイズになってしまうのでどうしたらいいのかわからなくて結局自分の一眼で撮って家で印刷した。けど、日本で撮って持ってこられるならその方がいいと思う。

【終わりに】

就活をしている時って面接のことを考えたり志望動機について考えたりと忙しいけれど、同時に物質面が整っていないと戦いを始められない部分もあると思う。だからこそ、ちょっと日本に帰った時とか、お出かけしたついでにとか、買い揃えておくと便利なのかな、と思う。

英国大生、就活をする #2【就活サービス編】

英国大生、就活をする #2【就活サービス編】

【全編を通した注意書き:これらの記事について】

「英国大生、就活をする」では全体を9章に分けて、各々のテーマに対して自分が取り組んでみてわかったこと、考えたこと、もっと良くできたなと思うことを記します。これら一連の記事は読者の皆様にアドバイスを与えるためにも、インパクトを与えるためにも書かれていません。あくまで「そういう人もいるんだな〜」と思って読んでいただければと思います。

【はじめに】

そこそこの量がある#1を書き切ったのものの未だな〜〜んもやる気にならないので、#2を書きます。実際に会員登録して使っていたサービスを網羅するよ!!!!!!(感嘆符の数で誤魔化す)

こういう日本語で書くレビュー系は何も考えなくて良いから(炎上しないように…みたいなのは考えているわけだが)気晴らしになっていいですね。

【全体を通して】

全体的にはConnect Job、CFN、ビズリーチキャンパスfor海外大生をよく使っていました。それと並行して、気になる会社さんがどこかのメディアに出たら追いかけたり、説明会に出たりする、みたいな感じでした。

【Job Listingを見る系】

会社がお金を払って広告を出していて、そこから働きたい仕事を探すタイプ。

インターンのみ
インターンと本選考
  • PARTNER

    partner.jica.go.jp

     
    • JICAがやってる国際協力系に特化したジョブリスティングサイト。眺めて面白がるのと、インターンに応募するのに使いました。
  • CFN(オンライン・キャリアフォーラム)
  • careerforum.net

    • バイリンガル就活(自分自身をバイリンガルと呼んでいいのか?という懸念を抱きながらバイリンガル就活という名を冠しているサイトを使う苦しみ)の最大手。
    • キャリアフォーラムに出展する企業のジョブリスティング・待遇面の一覧なども見られるので応募に便利。特に待遇は企業ページだとめ〜〜っちゃ探さないと見られないけどCFN上だとすぐ見られるという点で便利だった。待遇って内定通知書見るまでPDF一枚にまとめてみられないの、ちょっと不便では?そんなことないんですか?
    • オンライン合同説明会とかもやってるので、業界絞る前の色々見てみるべ〜期には便利だった。
    • CFN上で登録しても結局個別の企業のマイページに登録しないといけないところが大半なので、直前に応募すると間に合わなくなる。
  • リクナビ
  • job.rikunabi.com

     

【情報収集系】

  • マイナビ
    • job.mynavi.jp

    • 業界研究・比較などの就活はじめのタイミングでの情報収集によく使っていた。特に業界研究みたいなところは、四季報を読んでも「就活むけ」の情報ではないので、「学生向けに書かれた」業界研究はよく読んでいた。
  • Onecareer
    • www.onecareer.jp

    • 会社ごとのウェブテストや選考ルートみたいな少し細かめの情報はOnecareerにいくとあることが多かった。
    • 会社の選考体験記みたいなのも載っていることがあって、面接の問答集とかは参考になったこともあった。一般職の体験談が多くて総合職のそれが埋もれていることがあるのが玉に瑕。多分自分の検索の仕方が下手なんだと思う。
  • 外資就活
    • gaishishukatsu.com

    • 商社と外資コンサル、投資銀行とかのあたりの合格体験談や分析みたいなのを読むのに使った。国内のコンサルはどうなんだろう。コミュニティサイトみたいな部分もあったみたいだけれど(●●卒あつまれ!みたいな)、それは怖くて開かなかった。
    • どのサイトでもそうだけど、海外大選考だと国内先行とフローが違ったり、内容が違ったり質問の傾向がガラッと変わったりすることがあるので、心の準備みたいなものは常に必要だと思う。飛ばしたり繰り返したりすることもあって、今何次選考を受けているのかよくわからなかった(ZOOMのタイトルが「最終選考前」とか「二次」とかなっているとホッとした)。別に何次選考でもいいんですけどね。

【選考に係る系】

●カウンセラーがいる系
  • Connect Job
    • job.connectiu.com

    • 海外大学生(バイリンガルじゃなくて)就活のとても大手(自称は最大手だが、本当かどうか自分には検証する気力がないので…)。でもリスティングの会社もいわゆる競争率が高い会社さんが多いような印象。推薦制度という形でかなり明確なメリットあり。
    • カウンセラーさんと面談しておくと、かなりの場合において選考のどこかがスキップされたり後押ししてもらえたりする。が、どこまで会社さんと連携しているかは会社によるところもあると感じたし、言えない部分も大きいんだろうなと思った。
    • 翌々年4月もしくは翌年10月に入社するポストの募集が多い。2024年6月卒だったら、2023年の10月ごろから2024年10月・2025年4月入社枠の募集が始まる感じ。とは言いつつ一部2年先の募集もあるにはあったので使わせてもらったところもあった。
    • 一般的な選考対策やケースの対策など手伝ってもらったこともあり、自分に足りない部分を伸ばすのに大変ありがたかった。
    • なぜかウェブサイトが見づらいのだが、基本ジョブリスティングはメールで送ってくれるしメールがめっちゃ見やすいので、メールをみよう。そんなことある?
  • BETAE
    • betae-career.com

    • 推薦制度を持つもう一つのサービス。商社、メーカーなど。担当の方に色々話を聞いてもらったりOBOG訪問のチャンスなど声掛けをしてもらったりしてありがたかった。
  • Fast Offer
    • https://fastoffer.co.jp/jp/

    • 説明会に参加で選考スキップ!みたいなサービスを多く持つ。もう一つのConnect Jobみたいな。外資コンサル・投資銀行・専門商社含めなど意外と扱っている会社のの間口が広く明確なメリットがある印象。外資コンサルでスキップできるのはFast Offerが一番強いんじゃないかなあ?
    • なぜかウェブ検索だと辿り着けないので、ジャパソの広告か何かから知った気がする。未だにブックマーク以外から辿り着けない。
    • 説明会は「会社の人が登壇する」パターンと「FastOfferの人が代わりに話す」パターンがあって面白いなと思った。CFNとFaceOfferはたまに「代わりに話す」タイプの会社説明会をやる。
●スカウトされる系
  • ビズリーチ・キャンパス for 海外大生
    • br-campus.jp

    • 2年先の採用をする会社はどちらかといえばこちらが多かった。国内の通年・大規模採用している会社もこちらの方が多い。OBOG訪問の機能を完全に無視し、スカウトとイベント開催ばかりを拾っていた。スカウトは一括で送っているんだろうけれど、説明会に出たら選考スキップ!みたいなところもいくつかあったし、説明会としても使うことが多かった印象。
    • 最終面接はBCFで、みたいな会社さんもあったので、他のサービスと組み合わせて使うイメージ。
  • Global Career
    • app.globalcareer.com

    • CFNの姉妹サイト。ESの書き方、みたいなベーシックな情報提供とスカウト。未だサービス拡大中だと思うので自分はあまり有効活用できなかった。上手く使える人もいると思う(世界の全てはそう)。
  • iroots
  • iroots.jp

     
    • スカウトサイト。いくつかスカウトをいただいたが、基本他のメディアにも出ている会社さんだったので「より有利になる」ことはあっても「なくて困る(チャンスを見逃す)」ことはないのかな、と思った。
    • 自己分析をできる!みたいな機能もあり。
    • ただスカウトをもらえると「シンプルに嬉しい」という人間性の弱さと心の脆弱性みたいなところが埋められる部分は否めない。

【その他】

  • 大学のジャパン・ソサエティのキャリアグループ
    • 大学のジャパソには入っていないのにキャリアグループには入っている(許されている)。これで新しいサービスに気がついたり、知らなかった説明会に気が付けたりしたので便利でした。
  • 大学のキャリアセンター
    • 英語版のCVを見てもらったり、英国企業の説明会を聞いたりするのに使ったことがあります。
  • LinkedIn
    • 就活関係のSNS。ただLinkedinでやりとりしたことのある人はほぼ上記のサービスの方だったし、Facebookでもいいですよ!という人がほとんどだったので別になくても(日本の就活の場合は)どうにかなりました。Linkedin経由でOBOG訪問とかしている友人や、インターンに応募しているこちらの友達を見ると本当にすごいなと思います。
  • Notion:
    • https://www.notion.so/product 
    • おしゃれで使い勝手の良いUI〜!大学の隣の席の子が使ってて「突然ごめんだけど…」と言って教えてもらったソフト。大好き。
    • 就活関係の情報は(というか大学のノートも卒論関係の話もブログの記事も全ての情報は)Notionにまとめていました。
    • パスワード、各企業のマイページ、キャリア教育ページ、内定者コミュニケーションページ、各々の情報ページなどまとめておくといざという時に便利なので、早めから情報の扱い方は確立しておくと良いと思います。

【終わりに】

こうやってみてみると、1年の間にこんなに色々なところに個人情報を提供したのか……となんだか感慨深い気持ちになります。私は暇な時にそれぞれのサービスに広告を出すのがどれくらいかかるのかとか、どの段階で費用が発生するのか(説明会開催なのか、内定がでたらなのか)とかを会社側の目線で調べて面白がったりしていました。こうやって考えると、就職活動というのがどれくらい大きなビジネスであり、いかに自分が「意志を持った商材」であるのかがよくわかって面白いものだと思います。

嫌な感想ですね。

英国大生、就活をする #1【全体像】

英国大生、就活をする #1【全体像】

【これらの記事について】

「英国大生、就活をする」では全体を9章に分けて、各々のテーマに対して自分が取り組んでみてわかったこと、考えたこと、もっと良くできたなと思うことを記します。

【前書き】

就職活動がだいたい終わって大学の中休み(Reading Week)です。皆様いかがお過ごしでしょうか?私は中休みやることが山積しているにも関わらず、もうな〜〜んにもやる気にならないので、代わりにこの記事を書いています。多分自分の就活の話を誰かにする前にいろいろな人の真面目な話を聞きまくった結果中に色々溜め込みすぎたからなんじゃないかな、と思って、世界に放出しても許される自分の就活の話をしようと思います。人の話はブログに書けないので……

【注意書き】

(大学受験と同様に)就活というのは各々のスケジュールや考え方、性格にも大きく大きく左右されるものだと思います。ですから、「あくまで私の自分語りを読まされている」とだけ思ってください。これら一連の記事は読者の皆様にアドバイスを与えるためにも、インパクトを与えるためにも書かれていません。

自分自身「就活のHow to」みたいな記事とか、インスタグラムの「就活絶対成功するためには!」みたいな投稿は片っ端から非表示にして読みませんでした。今は面接ラッシュが終わったので面白半分で見ていますが、1ヶ月前は見なくてよかったな…と思います。他の人は他の人だからです。なので私の記事も、あくまで「こんな就活する人もいるんだな〜」と思うためだけに読んでいただければと思います。

また、大学進学に対するご相談はEmail等からいつでもご対応いたしますが、就職活動に関するお問い合わせには一切回答を控えさせていただきます。

【全体の日程】

2020年9月 ●ファンデーションコース入学

2020年10月頃〜 ぼんやりと就活エージェントの話を聞き始める

  • 何かインターンをやっておいた方が良いのではないか?という漠然とした不安を感じる
  • この時期にすごい色々なサービスに登録していた

2021年9月 ●ファンデーションコース卒業

2021年4月〜8月 国内NGOインターン

  • インターンと呼ばれるものは、本来学生が主体的に取り組み成果を出せるものであるべきですが、「お手伝い的に仕事をする」タイプのものと「就職活動につながっていて仕事経験の一つとなる」タイプのものに分けられざるを得ない部分があると思います。こちらはどちらかといえば前者に近いもので、自分によりスキルがあれば貢献できたのかなと思うところも多かったものでした。

2021年9月 ●学部コース入学(大学1年目)

2022年1月頃〜 会社説明会等を聞き始める

2022年4月頃〜 なんとなく業界を絞り始める・自己分析などを始める

  • 実際の会社の方にお話を聞いたり、事務所訪問のような形でお話を聞かせてもらったのもこの時期からでした。海外大生にはOBOG訪問の枠組みがないので、その分会社が海外大生向けにお話をしている会に参加したり、知り合いを辿ってお話を聞かせてもらったりしました。
  • 英国で就活はしないぞ!と決めたのもこの辺だったと思います。
  • 自己分析と称して、小学生の時からの自分年表作り・それが持っていた意味・自分の特徴、みたいなものを考えてみました。実際これは面接で聞かれる質問のほとんどの想定質問になっていたので、やってみてよかったなと思います。

2022年8月 シンガポールにいる

  • 夏どこかインターンを探そうかな?と思ったのですが、①インターンの応募時期であったはずのタイミングでコロナ&インフルでぶっ倒れていて応募を逃した(これは言い訳)/ ②夏はシンガポールとサマースクールの手伝いをするつもりだった(これも言い訳ではないか?)

と思ったので諦めました。実はインターンの選考に乗せていただいた会社さんもあったのですが、面接の日程調整がつかずそのまま流れてしまった上にシンガポールと丸かぶりしてしまったという経緯もありました。

2022年9月はじめ頃〜 ボストンキャリアフォーラム(以下BCF)で面接がある会社に応募開始

  • BCFは最終面接の場所としてしかとらえていなかったので(Walk-inする場所としてではなくて)、お仕事したいと思った会社さんでBCFへの出展がある会社さんには応募を開始しました。特に自分は2024年6月卒業予定であり、2022年10月入社が最速なので、ちょうど2年前の2022年10月BCFからが初めて本選考に乗れるタイミングとなりました。
  • 自分の場合は理論的には2025年4月入社でも新卒入社になるし、そのタイミングでしか入社がない会社(独立行政法人など含め)も多いので、2024年6月の東京サマーくらいまでは就活のチャンスがあるととらえていました。

2022年9月 ●学部コース進学(大学2年目)

2022年10月 ハイパー面接月間

  • 大学が始まる直前にウェブテストの大半を受け切って、大学の勉強と並行して面接を繰り返していたという感じでした。体感で一番忙しかったのは10月中ばの2週間で、文字通り睡眠時間が4時間以下でした。大学が始まる前に終わらせることができれば良かったのですが、ウェブテスト以降はBCF直前になるのは仕方がなかったと思います。
  • 自分には周りの大学に知り合いがいたので、彼らとホテルを借りたり飛行機のチケットを買ったりしました。夏シンガポールでお財布がすっからかんになった後再度ハイパー★アルバイトで軍資金が貯まっていたので良かったです。

2022年11月4日ー6日 ボストンキャリアフォーラム

  • 自分は金曜日の15時くらいから会場入り、日曜日の夜にボストンを発ちました。ロンドンに帰国して学生団体系の仕事やらバイトやらをキャッチアップして今に至ります。魂の疲労感が抜けないまま大学の授業が始まろうとしています。

【全体を通して】

一回振り返ってみて、全体を通してよかったところも、悪かったところも勿論ありました。

良かったこと
  • 等身大だったこと。できるだけ嘘をつかず、そのまま言いたいことを言って落ちたり内定をいただいたりしたのかな、という感じでした。「努力してたどり着けるところ(到達可能性がある)」と「大きく見せる(到達可能性がない)」は違うと思っているので、そこを自分で明確に区別してできたのは良かったのかなと思います。
  • 後悔はないこと。悩んでいることはあるけれど、後悔していることは(細かい受け答えや動き方かのミクロなことではなくて、全体の方針とか流れとか姿勢とか)あんまりないのは良かったのかな、と思います。一方で「今後後悔すること」があるかはわからないので、考えなければならないところだなあと思います。
  • 就活の軸があったこと。会社ベースというよりも、「こういうことを達成したい」という青臭いものがあって、それができそうな会社さんを探すことができたという点において、自分にとって信憑性のある就活だったのかなと思います。
  • 大学を犠牲にしなかったこと。やっぱり大学生活をするために英国に来ているからこそ、学校を休んだりおろそかにしたくはなかったし、ほぼしなかった(後から少しだけキャッチアップはしたが、それで済んだ)のは良かったかなと思います。
悪かったこと
  • 中長期戦です。これは悪いところというか良いところでも悪いところでもあります。国内大学の学生はなんとなく3年の夏からインターンからまとめて就活!というイメージがありますが、海外大学生の学生は2年前から入社直前まで、場合によっては入社時期を入社直後の10月から4月にずらしても就職活動をすることができます。つまり、長期化させようと思えばいくらでもさせることが可能であり、早く始めれば始めるほどチャンスが増えると同時に長期化のリスクが増えるのだろうな、と思いました。自分は会社説明会を聞き始めたのが1年前くらいだったとはいえ、すでにかなり消耗していたので、それぞれの性格に合わせて取り組む期間を決められるといいのかなと思いました。
  • もうちょっと御社像をはっきりさせることができたのではないか?と思います。説明会やOBOG訪問だけではなく、みんな大好き業界地図とかも目を通しましたし、IR情報とかも読んではみたけれど、自分の軸と自我が強いからこそ、もっともっと御社の姿をはっきりさせることができたんじゃないかなと思います。一方で自分が置かれた環境で取り敢えず頑張れるタイプの人間なので、これからな部分も多いんだろうなと思います。

終わりに

就職活動というのは、皆さんが違うタイミングで違う分野で頑張るからこそ、あまり周りの人に話せないし、話したくもないものなのかな、と思います。だからこそ、私が大好きな「振り返り」という形で、事実を書き連ねていくことを通して、今の私が奮闘していたことを記録できればなあ、と思います。

UPCHの出願を振り返る(筆記試験対策おまけ)

 

UPCHの出願を振り返る(筆記試験対策おまけ)

こんにちは。この記事は、

beshi-uk.hateblo.jp

のおまけ・資料編としてみてもらえればと思います。

 

UPC入学の関門の一つとなるのが、筆記試験です。実際ファンデーション進学支援をやっていてよく聞かれる質問の一つが筆記試験対策です。

 

私が受験をしてからもう3年が経ち、私の時から試験制度は大きく変わりました。最近の入学生の話は、私が運営している学生団体のブログで書いてもらっているので、そちらをみた方がずっと情報源になると思います。

foundationuk.wixsite.com

一方で、もう時間が経ったし時効でいいか、という意味も込めて、私の場合のCritical thinkingのテスト対策ノートを全部貼っておきます。元の問題は

Critical Thinking entrance test | UCL Centre for Languages & International Education (CLIE) - UCL – University College London

で公開されているので、許されるだろうという判断です。

あくまで私個人の回答であること、実際にこれを採点してもらって合格したわけではないことなどを参考にして、あくまで参考程度にみてもらえればと思います。

 

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UCAS出願を振り返る②(体験談編)

 UCAS出願を振り返る②(体験談編)

 こんにちは。前回の「UCAS出願について振り返る①(制度編)」に引き続き、UCAS出願についてまとめます。↑の記事は以下のリンクをご参照ください。

beshi-uk.hateblo.jp

さて、今回は、私の出願までにやったことや思ったこと、後悔したことなどをまとめます。あくまで私の体験・考えなので皆さんに当てはまるわけではないと思いますが、参考になれば幸いです。

 1. 私の結果

とりあえずは入試の結果を見てみましょう(全世界に公開するスタイル)!私は政治・国際関係論志望(Politics and International Relations)なので、上から志望順に、

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地獄の結果では????行きたかったところには全部落ちとる。落ちた後に言うのは負け犬の遠吠えに過ぎませんが、LSEPIRは受かるのは難しいだろうな、と思っていました。と言うのも、LSEはPersonal Statementに基づいた一次試験の後に、2次の筆記試験もあり、どこの段階で落とされるとしてもそれほどレベルの高い大学だと言うのがわかっていたからです。ただ、UCLのPIRに関しては、Guaranteeではないものの、なんとなくいけるのでは?と思っていましたし、実際ここのコースで勉強したいなと強く強く願っていたので、大変に残念でした。不合格がわかった日にはふて寝しました。

出願した時点では以下の成績が出ていました。

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つまり、落とされた理由はPS……! LSEはPersonal Statementが強くなかったと言うことをはっきり言ってきました。おそらく、UCLのPIRもPSがダメだったんだろうなあ……と思います。見込み成績が要求を満たしていてもConditional Offerが来ない良い例……

2. 大学のコースを選ぶ時について

大学のコースを選んだときに、LSEとUCLのPIRを第一志望(共)に据えて、UCLのSPEESがGuaranteeなので第二志望にしました。そのほかは特に行きたい大学などのアイデアがなく、しばらく悩んでいました。結局出したのはQueen MaryとBirminghamでしたが、以下の大学も検討していました。

・SOASー名前がOriental and Asian Studiesなだけあって、国際関係論のモジュールもアジアやアフリカ研究に偏っていて、よりグローバルな内容をカバーしたいと思っていた私には合わないと思い出願しませんでした。

・SouthamptonーUPCのコーディネーターの先生に国際関係論の滑り止めにするなら、BirminghamよりもSouthamptonの方が研究機関としてのランキングが高いからいいかもね?と言われました。

しかし、Queen Maryの合格者説明会に参加した時に、パネリストの生徒や先生が「授業の内容」よりも「インターンシップの豊富さ」「就職へのメリット」に注力して話していたのを聞いて、学問をやりに行きたいのに就職の話にフォーカスした大学に行くのもなあと違和感を持ちました。このような違和感は、大学に出願する前にわかったのではないか?と思っていますUPCが始まってしまうと難しいかもしれませんが、例えばUPCが始まる前の夏休みなどなど、大学の説明会に行って大学の様子を探っていくのは大事なものだと感じました。もっとやっておけばよかったなあ!!!!!!!

3. Personal Statementを書くことについて

1でも述べたように、PSが弱いと普通に落ちるので、UPCでPSについての説明やサポートをうまく使って強いPSを書く必要があります。一般的な構成については

①特定の学部の志望動機

②イギリスで学ぶことにした理由

UPCで学んだこと(学業面)

④課外活動で学んだこと

⑤趣味(個人としても面白さ)

ですが、③に国際関係論関係で今まで読んだ本や論文などを含むのですが、私はUPCの地理学で使ったReadingを使ったので、少し離れていたのだろうなと思います。Social Scienceならば合っていたけど、PIRだとスコープが少しズレていたのかもしれないです。

4. 合格結果を見てから思うことについて

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一般的にいうABAなどの用件は、OverallでA、選択科目1でB、選択科目2でAと言うような算出の仕方をしているようです。ファンデーションコースから出願すると要求が高くなると言われていますが、私が出願した大学に関しては、そのようなことはなかったようです。

特にQueen MaryとSOASはよくUPCの学生に滑り止めにされているので、慣れているのかもしれません。周りの(特に中国の)学生はUniveristy of Manchesterに出願している人が多かったのですが、ManchesterのRequirementはAレベルの学生よりも高く、滑り止めに使えないよ、と言う声をよく聞きました。

 

5. その他、感じたことについて

Birminghamに出願した際に、合格の前に、

・高校で履修した科目の一覧(数学に関しては、カリキュラムの英訳)

・高校の卒業証明書

UPCで履修した科目の一覧及びシラバス

UPCシラバスは全て英語なのでファイルをコピペして送ればよかったのですが、高校の数学のカリキュラムは日本語なので、高校の指導要領をダウンロードして、英訳して送りました。本来は(中高一貫校なこともあり)少しズレているはずですが、1週間以内に提出しないと自動的に合格を取り下げますと言うことだったので、文部科学省のものを英訳しました。突然修行のようなことを課されることもあるので、ぜひ気をつけてください(どう気をつけろと言うのか?)。

 

以上です。We are proud of the diversity of natinoalityとか大学が言っている割には、ファウンデーションコースからの出願はより高い要件を求められたり、Aレベルと同じようにはなかなかいかないところは、気をつけないといけないと感じました。UCLのPIR行きたかったよお〜〜〜〜!!!!!!!!(魂の叫び)

 

 

【今日の写真】

改修中のBig BenをLondon Eyeの下から撮った写真。暗雲立ち込めているのでとても暗い。 

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暗いロンドン

 

スムーズには行かないUPC出願手続き の巻

数ヶ月ぶりに開いたブログの下書きに、色々とくだらない下書きが溜め込まれていたので、それを放出しています。時系列がかなりバラバラになって申し訳ないですが、どうぞ許してください。

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前回だか前々回だかの記事で(UPCHに留学するということ - 都立高校から英国へ)UPCHに出願する流れを簡単にご説明しました。その中で起こったトラブルをいくつか書き残しておきます。UPCに出願する人がいたら、ぜひこれを読んで心を鎮めてください……笑

 

スムーズには行かない出願手続き の巻

①テストが受けられない

UPCの2段階目は筆記試験で、自分がコースの中で受講する科目に合わせて異なる科目の試験を受けます。試験の受け方は3つで、同じテストですが受け方を選ぶことができます。

①中国・ロシア・トルコなど受験生の多い国でUCLが開催するテストを受ける

②UCLに行く

③自分の国で、監督者をつけてオンラインで受ける

私は躊躇いなく③。ちなみに受験料として£135ほどがかかります(受験代かかるのはUCLのみ!)。オンラインではUCLのExTendと言う学習用ポータルを使って受けるのですが、その事前登録がうまくいきませんでした。公式に問い合わせてみたところ、「メールに添付してたリンクが間違ってた」とのことでした。びびるからやめて。

※2020年度留学生の①UCL出張テストはコロナウイルス の影響で中止になったようです。詳しくは公式HPへ。

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ExTend

 

②いつもと違う部署からメールがくる

UPCCLIE(Centre for Language and International Education)と言う部署が運営していて、出願関係のメール(出願書類届いたよ とか)はCLIEUPCからメールが来ます。ところが先日、UCL Affiliate Admissionsと言うところから"Application Submitted"と言うメールが。Offerはすでに2月に出ているので、今頃Submitされるはずがないのですが……こちらも問い合わせると、2週間ほどしてからお返事が。

UCL(大学)的にはファウンデーションの生徒はAffiliate(系列下)の生徒なので、寮の申し込みをするために学生番号を発行しようとすると、 そう言う登録になっちゃうみたい。無視していいよ。

なるほどね!!!

 

全ての手続きが未知の世界なのでかたっぱしから大学に問い合わせちゃってますが、もうちょっとどうにかなればいいですね(今日のまとめ)。

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ここまでが下書きに保存されていた文章。今大学1年を終えて思いますが、うちの大学はとにかく大きいからかそれともお国事情なのか知りませんが、手続きが粗雑だったり手抜きだったりします。よく言えば柔軟性が高く、悪く言えば自分が確認しないと正しくならない。

なので出願手続き中によくわからない事象が発生しても、どうぞ不安にならずに。あれ?おかしいな?があったら、すぐに大学にメールしましょう。

以上。

 

UPCH 入る前にやっておいてよかったこと【授業予習関係】


こんにちは。お元気ですか?(誰に向かって?)

 

私がブログを放棄してNoteで喚いている間にも、View数は地道に伸び続けて、いつの間にかトータルで10000Viewを超えていました。もうUPCHの出願それ自体について書くことはないですが(書きたいことは全て書いたので)、UPCHに合格〜UPCHを卒業するまでの話、学部コースや生活のHow To系、それから就活については、もうちょっと書こうかなと思っています。

 

特に就活については、またひとつ、大きなHow Toとして広がる分野にもなるので、成功しようと失敗しようと記事を上げると思います。

 

というわけで(どういうわけで?)今回は、今振り返ってUPCHに入る前にやっておいてよかったな〜と思うことをまとめておきます。よく質問される内容でもあります。いや、あと1週間もしないうちにUPC始まるが?と全方向から聞こえてきますが、来年再来年入学志望の人も多く見ていただいているということで…

 

 

私はアカデミック英語、ARAM(Academic Research Approach and Methods), MEHP(Modern European History and Politics), GABE (Geography and the Built Environment) をとったので、その内容を記します。これは政治学・国際関係論系の社会科学に進む人によく見られる履修方式だと思います。

・ARAM(Academic Research Approach and Methods)/アカデミック英語

こんな内容:

やる内容が似ているので、まとめて。この二つはアカデミック英語・文系のエッセイの書き方・リサーチの仕方や図書館の使い方などをやる科目。大学でいう教養課程の最初の最初、大学へのオリエンテーションみたいな部分もあると思います。

中身がかなり抽象的なので、実際UPCHのクラスメイトは退屈しきっていましたが、これは大学で本当に役に立ちますから、真面目にやっておいた方がいいです。後からわかる大切さ。

対策:

11月の半ばにReference Testという成績に入る中間テストがあります。これは論文などを書く時に、参考文献をどのように引用するか及び文末に参考文献一覧として載せるか、を学んだ上で、任意の参考文献(本、アカデミックな論文 Journal Article、国際機関のレポートなど)を正しく引用できるかを見るテストです。

唐突に大学でやるとビビるので、先に以下のサイトから主要なものを見ておきましょう。シカゴ式・APA式など色々な方式がありますが、UCLは基本Harvard形式なのでこれを見ておけば大丈夫だと思います。

library-guides.ucl.ac.uk

見ておくと便利なのは、

・本(Books)全般:作者が複数人の場合、1人の場合含む

・論文(Journal Articles)全般:作者が複数人の場合、1人の場合含む

・教科書(Edited Books)全般:編者がいるタイプの本の章はどのように引用するのか

・公的機関のレポート(Government Publishments):著者がいないが、団体の名前のもとでレポートが出ている場合

・批評文(Review):誰か別の人の本について、他の人が反論しているタイプの論文

で、Referenceの仕方(参考文献リストに書き入れる方法)と、Citationの仕方(文中でどのように入れるか)の両方を見ておきましょう。それぞれ作者の数とかで変わるので、意外と混乱します。

すこぶる面倒ですが、大学に入ったら「できないと課題が終わらん」になるので、どうぞ今踏ん張っておいてください。私はUPC入る前に親に英語の個人教授をつけてもらってやった結果、テストも高得点でパスしたし、今ほぼ問題なくできるようになったのでありがたかったな〜と思っています。

ちなみに紙媒体で教科書が欲しい人は、

Cite Them Right: The Essential Referencing Guide (Bloomsbury Study Skills): Amazon.co.uk: Richard Pears, Graham Shields: 9781350933453: Books 

が一番包括的にまとまっています。UPCが対面の年は全員に配られるという説もありますが、私はオンラインだったのでわかりません…手元に一冊あると、辞書みたいに使えるので便利だな!と思っています。紙の方が好きな人は一回図書館で見てみても良いかも。ハーバード式だけではなく、全ての様式をコンパクトにまとめているので良いです。

・GABE (Geography and the Built Environment)

こんな内容:

地理学と名前がついているが、「社会科学導入」という感じで、政治学社会学を学ぶ際にもその基礎となる内容を扱う。国際関係論とかにも後々繋がってくる部分がありました(大学1年目を終えたのでわかる)。

対策:

特に必要なし。この科目は先生が留学生を教えるのに慣れている上に、スライドなどをとても丁寧に作られるので、予習よりは毎回の授業の内容を理解し、論文とかを読んでいく方が大事。授業について行くようにしてください。

あと、2学期の後半に建築学の話になる(ル・コルビジュエについてとかモダニズムについてとか)と途端に難しくなりますが、毎年みんなヒーヒー言いながら乗り越えているので、そういうものだと思ってください。去年からセミナー担当の院生が変わったので、また話が違うかもしれませんが……(去年は文系に日本人がいなかったので、情報が入ってきていないです、すみません👈?)

・MEHP(Modern European History and Politics)

こんな内容:

歴史、と書いているが、正しくはModern European History of Political Thoughtsだと思う。西洋哲学史・後半に冷戦史と国際関係論の基本を取り扱う。

対策:

①授業で扱う内容をカバーしておく

ヨーロッパ哲学史の部分では、16−18世紀啓蒙思想フランス革命、19世紀ドイツ統合をやります。事実関係などは高校で世界史をそこそこまともにやった人であれば(ここでいうそこそことは、「一応センター・論文向けの授業は履修していたけれどあくまで趣味で実際に入試とかで使うほどの緊迫感を持ってはやっていなかったな〜」位の本当のそこそこです)大丈夫です。

が、突然英語で人の名前が出てくると途端に世界が変わって見えるので、英語で内容だけ見ておくといいと思います。事前にUPCから送られてくるおすすめの本でも紹介されていますが、

A Concise History of Modern Europe: Liberty, Equality, Solidarity: Amazon.co.uk: Mason, David S.: 9781442205345: Books (フランス革命、ドイツ統合の章だけでいい)

の関係ある章とか、おすすめはされていないですが自分がよかった

An Introduction to Political Philosophy: Amazon.co.uk: Wolff, Jonathan: 9780199658015: Books (ホッブス周辺の啓蒙思想家)

を見ておくと便利だと思います。上の2冊はかなりわかりやすい英語で書かれている(ファンデーションコースに入る前に読んでもわかるくらい、大学1年が終わって見てみるとかなりわかりやすい)ので、触れやすいと思います。

国際関係論については、何かしらの媒体でRealism (Neo含む), Liberalism(Neo含む), Constructivism, Critical Theories (Marxism, Feminism) を扱っておくとスムーズです。自分はCourseraという無料のオンライン教材を使って、一周してからUPCに入ったので、「知ってる〜」という感じで新たな視点から補強していく、みたいにできたのでよかったです。

Coursera | Online Courses & Credentials From Top Educators. Join for Free | Coursera

ちなみに使う教科書は

The Globalization of World Politics: An Introduction to International Relations: Amazon.co.uk: Baylis, John, Smith, Steve, Owens, Patricia: 9780198825548: Books

ですが、これは学部1年の「国際関係論理論」でも使うし、日本でも英語で教える人が触れていたりするので、かなり基本書・バイブルだと思います。UCLの図書館で無料で読めるので、この基本的な章をさらうのもありです。

自分は文章で情報を入れるよりも、映像や講義で見る方が取り組みやすいな!と思ったので、最初はオンライン教材でやりました。

 

ちなみに政治学のバイブル的なものは、

By Andrew Heywood Politics (Palgrave Foundations Series) (4th edition) : Andrew Heywood: Amazon.co.uk: Books

で、これも基本書として学部まで使いますが(自分はThe Globalization...とこのPolitics...を本の形で手元に持っていますが、かなり使うのでよかったなと思います。紙媒体で買えと言いたいのではなくて、便利だよということ。重いから紙では買わない方がいいよ)、政治学の本は論点がとても多く自分でやろうとすると詰むので、むしろ主要な啓蒙思想家・功利主義思想家あたりを抑えておいて、授業で論点別に扱って固める方がいいのではないかな、と自分では思いました。

 

以上、めっちゃ書いちゃった……授業の予習ではないもの関係は大した量がないので、また別の記事でまとめようと思います。

何卒!

 

【イベントやります】UPC進学に興味のある方へ

こんにちは。皆様いかがお過ごしですか?

 

私はシンガポールに行ったり、憲法について考えたり、アルバイトをしまくったりしながら毎日を過ごしています。

 

長らく更新していないこのブログですが、いまだに英国ファンデーションコースに進学したい高校生の方からご連絡をいただきます。なんとなく年を経る毎に人数が増えているような気もしており、ファンデーションコースのプレゼンスが高まってきたのかしら、などと思う日々です。個別にはお返事をしていますが、よくいただく質問に関しては、夏の間に記事としてまとめてアップしようかな、と思っています。

 

さて、突然ですが、自分が主催している「ファンデーションコースへの進学を希望する人への情報提供を目的とした学生団体(PIJAS)」で、8月6日に、UPC2022年入学予定生を4人招いて、高校生向けの無料オンラインイベントを行います。これをみている高校生の方で、「ファンデーションコースに行きたいのにあんまり先輩とかがいないよ〜」と思っている方がいらしたら、このイベントで、直近にUPCを受験した方にお話を聞いてもらえたら、と思います(勧誘とかは何もないので安心してくださいね!)。そこそこ貴重な機会になるんじゃないかな、と思います。

詳細はこちらから:https://foundationuk.wixsite.com/mysite/event-aug-22 

申し込みダイレクトはこちらから:2022年8月6日イベント参加フォーム

 

ロンドンも日本も暑いようですが、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください🤗

Noteと併用するお知らせ

Noteと併用していくおしらせ

ご無沙汰しています。あけましておめでとうございます。新年早々、100pvを達成したようで、またもう少しでのべ9000閲覧まで行くようで、大変にありがたく思っております。

さて、クリスマス前からずっと体調を崩していたのを取り戻して、日常に追いついてきたので(まだ気持ちの中では2021年のクリスマスは来ていない)、一つ新しいことを始めました。Noteを始めてみます。

このブログに書いたりもしていたのですが、ブログはファウンデーションコースについてのHow To系の記事の閲覧が多く、それ以外の記事はあまり閲覧されていない状態にありました。なので、ブログはそのような実用的な話をする場としておいて、その他の話はNoteですることにしようと思います。

行政手続きやファウンデーションコースに関することなどなど、プラクティカルな内容や後輩の方に伝えたい内容は、継続してこのブログにまとめていこうと思っています。ブログは「情報が欲しい人のため」に書いていましたが、Noteは留学が終わった時に自分が見返す用にも、文章を書くのが好きな自分を生かすためにも書きたいなあと思います。そこそこ定期的に書きたいなあと思うので、ぜひこちらでもよろしくお願いします。

 

note.com

【ファンデを終えて】大学1年1学期第1週が終わった話

こんにちは。今回は感情の赴くままに書くので、駄文です。特に有益な情報はないので、すみませんが……ExcitementとAnxietyが半分半分の気持ちを綴っています。

ぬるっとですが大学に進学しましたので、伴ってこのブログで書いていくこと(概要)をまとめ直しました。もしファンデーションコースの入学情報だけをみたい方がいたら、そのページだけブックマークしていただければ……💦 文章を書くことで自分の考えていることを整理しているので、このブログは適当に続けると思います。

beshi-uk.hateblo.jp

 

【駄文スタート!】👈駄文だから常体で……。

1週間が終わった。大学1年目の、1学期の、第1週が終わった。厳密には日曜日までみっちり予定が詰まっているが、学事歴的には1週間目が終わった。あっという間だった。去年とは全く違う始まり方をした一年で、忘れないうちに、思ったことをメモしておきたいと思う。

・ロンドンは去年よりずっとずっと賑やかだ

隔離している時にコロナの検査を受け取りにいくタイミングで既に気がついていたが、ロンドンは去年よりずっとずっと賑やかだ。私は大学のすぐ横(通りを一本隔てたところから、一帯が大学になっている)に住んでいて、周りに学生寮も複数ある関係で、明らかに路上を行き交う大学生の数が多く、伴って教授やスタッフの人の数も多い。去年はずっとずっと落ち着いていたんだ、と今になって気がついた。どっちのロンドンも知っているのは、なんとなく嬉しい気がする。

マスクをしていない人も多い。ロックダウンが解除されて、7月19日だかなんだかから、人々はマスクをすることを法律で求められなくなった。街中でマスクをしているのは、アジア系の学生が多い(主語を大きくしていることは認める。こういうことをエッセイで書くと、Overgeneralisationと言われる)。大学の構内ではマスクの着用が義務付けられているが、外では外したくなる気持ちはわかる。Fresher’s Fluと呼ばれる新入生が集まって騒いで広がる風邪が存在して、少し咳ばんでいる人も多いから、私はマスクを外さないけど。

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夜のSOAS

・去年の友達に偶然会うのが、思ったより嬉しい

すれ違った人に、「あれ、マナじゃない?(私はマナと呼ばれている、覚えてもらいやすいので自己紹介の時にそういうことにしている)」と言われることも多く、逆に私が「あなた〇〇じゃない?」と気がつくこともある。オンライン授業でカメラをオンにすることには、そういう必要性がある。去年一年完全にオンラインでファンデーションコースを終えて、あまり一年を終えた感触がなかったけれど、確かに私はファンデーションコースを終了して、広い広いUCL(及びその他の大学)の色々な学部に、私と同じように学部の勉強を始める知り合いが80人くらい(もうちょっと?)いるのだ。それぞれが輝かしい大学生活を送ることを祈る。

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建築学

・「留学生」ではなくて、「UCLの学生」でありたい

今年はほぼ例年通り新入生歓迎イベントがあった。私の性格上、放っておけば無限に家に篭ってしまうので、見学会のようなものに顔を出しに行った。みんなスーパーフレンドリーだ。すでに会話が成立してしまっている場合でも、英語で行われている限りは、「ね〜なんの話ししてるの〜?」的なことを言えば、すぐに受け入れてくれる。たまに同じ国出身の人がいると、その国の言語で盛り上がっていることもあるが、やっぱり自分たちだけでも英語(=周りが理解できる言葉)を使うことは大切だな、と思う。授業に圧倒されて、英語ができないなあ.……と思っていたが、日常会話はどうにかなるので、授業が難しいだけかもしれない。

なんとなくずっと「留学生」という気持ちで生きているし、そのつもりで周りと接していて、どこか周りと壁を勝手に感じることもある。でも、私の今のアイデンティティは「留学生」ではなく「UCLの学生」というところにあるべきだと強く感じた。私は日本人で、UCLの1年生だ。イギリスの大学では、交換留学生(学位を滞在先の大学で取らない学生)をExchangeもしくはAffiliate、交換留学生+留学生で滞在先の大学で学位を取る学生をInternational(要は英国外から来る学生)、英国内から来る学生をHome Studentと呼ぶが、私はもうAffiliateではないのだ。1人の大学生だ。

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大学にも入学したし、学生証も出た

・さまざまな事情から、ロシア語を履修した

15単位の歴史の授業を取ろうと思っていたら、今年度は開講しないというので、急遽ロシア語を取った。歴史関係の授業は、15単位のものか30単位のものしかないのに、国際関係論入門をとるともう自由選択が15単位しか残らないため、30単位の歴史しか開講しなかったら、歴史はできないのだ。不条理。もともと勉強したいとは思っていたから、授業で必須でやらされる方がいいかもしれない。

ロシア語の巻き舌ができなくて出来なくて悲しんでいたら、「オフィスアワー」と呼ばれる、教授に質問をしに行ったりおしゃべりをしたりしに行っていい時間に、教授が「今これる?」とメールをくれて、前述の通り大学のすぐ近くに住んでいる私は走っていって、巻き舌のやり方を教えてもらって、できるようになった。そういう人の優しさや心の広さ、誰かが自分を見てくれているという安心感が、何かを頑張る根源力となる。

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道路に韓国海苔が落ちていた。そういう日もある。

・授業は圧倒的にレベルアップした。

厳密に言えば、授業に参加する人のレベルがアップしていると言った方が正しい。先生が何を言っているかはわかる。相手の言っていることもわかる。でも、それに何かを言い返す英語力も、思考力も双方ともに十分なほどはないのだ。去年ファンデーションコースで育まれた部分もある。でもまだまだだ。一対一のような質問や、答えが明確なもの(〇〇という論文において、▲▲はなんと述べているか?とか)、自分の意見を述べるもの(どちらの意見に賛成するか?理由は?)は大丈夫だが、誰かの既にきちんと構成された意見に反論するのは、すごく難しい。その点において、ディベートをできる人は本当にすごいと思う。

1つの授業に対して、2−3つのReadingが課される。興味のあるテーマに関するものは楽しめるが、そうではないものはやはり難しい。今学期だと、共産主義思想の発展に関する文章が、とても哲学的で心が折れそうだ。Readingに関しては、「やらなくても全然いける」(先輩1) 「あんまり真面目になりすぎるな」(先輩2)とのアドバイスをいただいた。真面目にやれって。

 

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ちゃんと自炊もしている(写真を撮る才能はないようだ)

・去年の友達にも会った

少し早めに自分の国に戻っていた友人と再会した。一緒にいたのは3ヶ月くらいで、お互いロンドンや実家にいる間に全然連絡を取らなかったのに、久しぶりにあって、路上で熱い抱擁をかわして、無限に喋って、晩御飯を食べた後散歩しまくって、帰ってきて、喉が痛くてトローチを舐めた。去年よりも、私が英語を使うことに慣れているから、自分が言いたいことをノータイムで返せるのが何よりも嬉しかった(ぎょうざの羽根だけはどうやって説明すればいいのかわからなかったが、最終的にあのアミみたいなカリカリしたやつだよね、と理解してくれたので、彼女の理解力が上がっている可能性もある)。

同じ留学生としての就活の話、ちょっと政治の話、友達や彼氏の話(2人ともいないけど)、学校の話とかを話せること、なんとなく今のところ気があっているところ、すごく嬉しいなと思う。

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お好み焼きだ(美味しい)

・ファンデーションコースのためのパーティーがあった

去年の授業は一年丸々オンラインだった。イギリスに来ていた人々とはパーティーで会ったり良い友達になったりしたものの、実際は大半の人とは会っていない。そんな環境を踏まえて、1週間の終わりに、去年の人々向けのパーディーがあった。入学式兼クリスマスパーティー兼卒業式兼同窓会だ。今までそんなに大量の役割を押し付けられた集まりがあっただろうか。

みんながみんな、「去年はHollidayだったみたいなもんだわ」と言っていて、笑ってしまったけれど、大いに賛同した。それぞれの授業で大量のReadingが課されたり、建築学部のような手法が全く異なる学部に行っている人がいたり、大学はファンデーションコースよりずっとずっと大変だ。

去年の初めにPolitics and International Relationsに行きたいと言っていた人は、私が把握している限り全員違う学部に進んでいた。合格保証のあるSocial ScienceやPolitics, Sociology and the East European Studiesがメジャーな選択肢だったと思う。全ての学部を通して、UCLの合格率は7%程度だ。ファンデーションを通じても、やはり人気のコースに進むのは難しいのかもしれない。

画面を通して聞くより、直接聞く方が、みんなずっとずっと英語が流暢だった。大学1年目からオンラインだったら本当に辛かっただろうな、と思うと同時に、ファンデーションコースの授業も対面でやってみたかったな、と強く思う。終わって仕舞えば、全てひっくるめて「Interesting and adorable experience」になってしまう事は間違い無いのだけれど。

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英国の人々が地下鉄で本を読んでいるのは、携帯が圏外になってしまうからだ

・頑張ること

留学を決めた時、もしくは英国の大学に進学することを決めた時には、母が「いいんじゃない?」の一言で全てを後押ししてくれた。詳細の言葉については私が記憶を捏造しているのかもしれないが、とにかく母は常に私を応援してくれる。

親元を物理的に離れた今、私は何を始めるのにも自由で、どうやって生きるかも(一定の成績を取り続けられるという前提のもとで)自由だ。その分、何かを始めるときに、「誰かの後押し」というものがいかに大切で、元気をくれるもので、励ましてくれるものかを強く、強く感じる。大学の1日目、マンションの管理人さんに(隔離中毎日のように愚痴を言っていたので)「隔離終わった、今日から大学だけど友達できるか不安だわ。。。」と言ったら、結構しっかり励まして、アドバイスをくれて、送り出してくれた。もしくは、バイトを始めるか〜という時に友人が言った、「新しいことに挑戦するのはいいことだからね」、というような一般的な言葉でも励まされた。そういう、自分とは他人の誰かが発する後押しの言葉は、発した人が思っているよりも「よし、多分どうにかなる」という気持ちにするのを助けてくれて、それはすごく大切なことだと思う。それが人間関係の大事なところだ。

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わかめを戻しすぎてしまう日もある。

・もう一つ考えることといえば

就活が始まっている。日本の大学には就活の開始時期に関するレギュレーションがあるらしいが(詳しくは知らないので、認識に過ちがあったら申し訳ない)、海外大学の人材に対しては特に無いだか緩いだかで、早く始めれば始めるほど良い。ファンデーションコースにいる時から始める人もいる。私も、少しずつ考え始めている。ちょっとSlow Starterかもしれない。何にせよ思うのは、きっと日本にいたら、大学のその先だけを見据えて大学生活を送ったと思うけれど、英国の大学で学ぶということが、自分にとってシンプルに大変であるからこそ、大学の勉強に集中し、ロンドンですこぶる遊び(旅行も、美術館巡りも大好きだから)、余った時間をやりくりして就活を考えたり、友達と遊んだり、バイトしたり……というふうにしようと思えることが、メタ的な視点からもよかったのかな、と思う。ボストンキャリアフォーラムが、今ちょうど、走っている。

 

また気が向いたら何か駄文を生成したいと思う。またその時まで☺️

コロナ禍にロンドンに戻ってきた話

コロナ禍にロンドンに戻ってきた話(超駄文)

こんにちは。東京は夏と秋の間を朝夜と昼の間に行き来していますね。東京が緊急事態宣言下にある中(昨年東京を発った時には、来年には終わっていると思っていたのですが、そんなことは全くなかったですね🥲)、またロンドンに帰ってこられたので、その記憶をつらつら書きます。ビザの申請などは前記事で書いたので、今回は大きめの独り言!(時差ボケで何か手を動かしていないと日中なのに寝てしまうから)

(1) 羽田空港にて

9月23日(木・祝)のBA午後の便で渡航。もともと13日(その後16日に変更)に渡航の予定だったのですが、ビザが全く降りず後に後に遅らせた結果、祝日になってしまいましたが、特に変更料金なども取られることなく変更していただきました。JALはコロナのための変更手数料は無料ですが、BAも手数料は無料で、航空券自体の差額だけ取っているみたいです(今回は、奇跡的に発生しなかったということ)。

今回初めてオンラインチェックインの機能を利用しました。出発の24時間前以降にネット上でパスポート情報などを登録すると、オンライン上で航空券を発見することができ、当日受付カウンターではコロナ関係の書類確認+荷物の預け入れを行うのみになりました。今はコロナ関係の書類(=Passenger Locator Form及び陰性証明書)があるのであまり時間短縮になっていないような気もしますが、「航空券があるぞ!」という確固たる自信のもと空港に向かえるのはいいですね。座席ものんびり家で選べるし。

ちなみにコロナ関係の書類2点は、この段階でBAの地上職員の方がかなり入念にチェックしてくださり、逆に英国への入国審査では全くみられませんでした。英国についてから不備が見つかるよりずっっっっとありがたいですね。

今回のBA便では、機内持ち込み荷物にラップトップバッグ1つ+23kgまでの荷物(小さいスーツケース程度のサイズ)、預け入れに23kgまでの荷物×2個を預けられたので、東京の実家の部屋を空にする勢いで物を移動させました。お陰で腕が筋肉痛……

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保安検査を抜けた後。去年よりは人がいるような……普段と比べたら雲泥の差ですね

オンラインチェックインをした上で、早く空港に行ったので色々と見る余裕があり、第1・2ターミナルの方の展望デッキから飛び去る飛行機を眺めるなどしました。いつも飛行機の中から飛び去るのみなので、飛んでいく飛行機を見るのって楽しいなと思うなど。意外とバスバス飛び立っていましたが(国内線だから)、JALANAメインだったので、やはり航空業界はまだ不振なのだろうな、と思います。早く国内・国際問わず移動が自由になる日が来るといいですね(そう言い続けて早2年)。

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飛び立つ飛行機

(2) 飛行機にて

私が乗ったBA006便は祝日便だったこともあり、搭乗者が30〜40人くらいしかいませんでした(搭乗ゲートの前で待っていた人を数えました、最後の搭乗グループでしたが、私より後に乗った人も大勢いるはず)。オンラインで席を予約した時も、3列ある席の窓際にぽつぽつと人が入っているのみ……入っていない列も多々ありました。それでも飛ばしてくれて本当にありがとうございました。

帰りもそうでしたが、3列ある座席の1席しか埋まらないので、座席をスーパー贅沢に使って睡眠を取ることができ、大変にありがたかったです。また、乗客が少ないからか機内サービスが手厚く、飲み物①→飲み物②⇨クッキー(複数)→飲み物③→飲み物④という感じ。クランベリージュース初めて飲んだけど美味しかったな。逆に、コロナのせいで機内食が簡易になっている気がして(食べやすいもの?)、また盛りだくさんの機内食が食べたいな〜と思ったのでした。

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ご飯が少し簡易的になっている気がする

(3) ロンドン・ヒースロー空港にて(入国審査)

羽田→ヒースローは人数が少なかったものの、ヒースローには世界中から到着しているので、そこそこ混み合っていました……が、平常時に比べたら入国審査の列も短く、荷物のピックアップも人が群れていない印象です。今回はビザの申請で色々求められたので(過去記事参照)何を聞かれるかと思いましたが、昨年と同じ感じでした。

提出物;Passenger Locator Form(コロナ禍の入国の際に記入を求められる書類)、陰性証明(72時間以内に取得した、コロナについて陰性であることを示す書類)、パスポート、ビザが届く際に添付されているA4ホチキス留めの書類*(You must provide this document upon arrivalみたいなことが書いてある)

入国審査官(以下、審)「どうもどうも(Hello, how are you?)」

私「こんにちは、これ必要な書類全部です」

審「ありがとう、どこから来たの?」(パスポートスキャンしながら)

私「日本」

審「英国で何するの?(What do you do during your stay)?」

私「大学で3年勉強する」

審「何を?あ、この書類(Passenger Locator Formと陰性証明)はいいよ、みないから」(パスポートを確認しながら)←見てくれよ

私「政治学社会学」(書類をしまいながら)

審「政治学の何に興味があるの?」

私「ナショナリズムみたいな、そういう社会と政治の繋がりとか社会運動とか」

審「面白いね(パスポートを返しながら)」

私「面白いといいけどね」

審「HAHA、ビザと一緒にきた書類持ってる?(上で*で説明したもの)」

私「これ」

審「オッケー、ここに書いてあるとおり、到着後BRP(在留許可書)を回収しないといけないわけだけど、どこに届くか知ってる?」

私「大学に送られることになってる(ビザ申請の際に、最寄りの郵便局もしくは所属先の大学での受取を指定するので、それを思い出す)」

審「どこの大学いくの?」

私「UCL、University College London」

審「いいね、これで終わり」

私「さよなら」

今会話を思い返すと、結構ちゃんと大学で何を勉強するのかとか、BRPわかってるかとか聞かれてますね。ちゃんと答えられてよかったよかった。明るいお兄さんでよかったです。

(4) 自己隔離にて

その後はPiccadilly Lineで1時間以上かけて最寄駅に戻ってきました。最寄駅、一部階段しかないところがあって積んでいたら(23kgスーツケース、18kgスーツケース、12kgボストン、リュックだったから腕が普通に足りない)、おじさんが助けてくれました。行きも通りかかったおじさんに助けてもらったので、他力本願な旅ですね。

帰国後10日間の隔離があるので、インスタントお味噌汁を飲んで就寝。2つ目にはやはり紅茶とレタスのサラダを食べたくなったので、Uber EATSで基本的な食料品をオーダーし、ついでに自炊に戻りました。

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Uber Eatsで食料品注文できるの革命では?

日本に戻ってきた際には、毎日入国管理局的なところからビデオ電話がかかってきたり、現在地の送信を求められたりしていましたが、イギリスでは一本SMSが届いて終わりでした(今の所)。

東京が25℃から30℃を行き来しているのに比べて、ロンドンは最高でも20℃前後なので、そのまま衣替えをしたり、部屋の掃除をしたりして過ごしています。そうそう、家を開けている間に住民税(Council Tax)の支払いを滞らせていたり、電気代を滞納したり、選挙登録を滞納したりしていたので(家明けてたらわからんやん!) 、それも始末しています。お家快適。

 

以上、本当に駄文でした。隔離が終わってロンドンの空気を吸うのが待ち遠しいことです。

 

【今日の一枚】

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スコーン

英国文化といえばAfternoon Teaですが、この夏スコーンの焼き方を学んだので、帰り際大量に焼いて帰ってきました。スコーンの上に卵をといたものをたっぷり塗ると、綺麗に艶が出て美味しそうに焼けます(左が卵あり、右はなし)。上下に割ってクロテッドクリームとジャムなどを塗っていただきます。

Photo on 22 Sept 2021

 

ビザ申請で出生証明を求められた巻【英国Studentビザ】

ビザ申請で出生証明を求められた話

※2021/09/18追記:口座からお金を使うことを許可する文言に関しての言及が不十分でしたので追加しました。ご指摘ありがとうございました。

こんにちは。ご無沙汰しています。昨年同様に、ビザが全然降りないので発狂しています。履修登録とビザの兼ね合いと渡航後の隔離とetc…を全てうまく進めようとすると、パラレルワールドが2本くらい必要になりそうです。

今回は、ファンデーションコース→学部(以下、UG:Undergraduateの略)に進む際の学生ビザ(現Student Visa、旧称Tier4)申請の際に、残高証明と出生証明を要求されて戸惑ったため、備忘録に残しておこうと思います。

あくまで2021年のエピソードであり、個人差がある可能性のみ念頭に置いていただいて、参考にしていただければと思います。

 

0. 大体のタイムライン

2021年7月19日:ファンデーションコースの卒業成績が出る→UGの合格が確定する(卒業成績が出るまではConditional Offerだったのが、Unconditionalになった)

2021年7月29日:UCLがUGのコース3年分のCASを発行する

|UCLのウェブサイトのメンテナンスでCASを確認できなくなる

2021年8月10日:オンラインでの書類提出を完了する

←ここで口座の残高証明と出生証明を要求されましたので、アップロードすることになりました

|最短でも17日にしか予約を取れなかった……😵2021年8月17日:UKVI東京センターでInterview

|2021年9月9日が15営業日目だが、間に合わず…

2021年9月15日:ビザ発送のお知らせ(パスポート郵送)

2020年度はコロナのためにビザが遅れたと噂されていましたが、2021年度はオリンピックの関係でビザが遅れたらしいです。結局毎年ビザは予定通りに出るわけではないのかな……

1. 前提

英国で勉強する際には、6ヶ月以上の勉強の際に必要となる、Student Visaと呼ばれる学生ビザを申請する必要があります。かつて(というか去年)はTier4と呼ばれていたのですが、名前が変わったらしいです(多分)。

その際には、

①大学・ファンデーションコースなどの受け入れ機関がCAS(Confirmation of Acceptance of Studies)を発行する

②UKVIのホームページから必要な書類をアップロードする。普通は、日本国籍の場合は日本のパスポートとCAS Letterがあれば申請を行うことができる。

※詳細は過去記事を参照してください。

③東京か大阪のUKVIのOfficeに行き、指紋を登録したりする。

④15営業日でビザが降りる。

という流れです。

そのため、昨年度(ファンデーションコース開始時)には残高証明も出生証明も求められなかったのですが、今年は②が終わった段階で、Document Checklistで

・ファンデーションコースの成績書

・口座が自分のものではない場合は、その口座の持ち主との親子関係を証明する出生証明書

・その口座の持ち主が、ビザの申請者がお金を使うことを認めることを明記した覚書

を提出するように求められました。

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Passportはみんな提出するけれど……

ビザ申請、きっと去年と一緒だろ……と思っていたら、突然そんなことを言われたのですこぶるびっくりしました。ほぼほぼ同じ条件でビザ申請した友人は求められていなかったので、ランダムで選ばれて求められているのではないかな……と思っています。真相は分かりませんが🙄🙄

2. 何を提出したのか?

①The Birth Certificate(出生証明書)

1. 戸籍謄本を取る

これはいつも通り。住民票は転出しているけど、戸籍謄本はあるから……

2. 戸籍謄本を自分で英訳する

私の地方自治体は戸籍謄本を英語で発行してくれないところだったので、自分で英訳しました。英国大使館などでは英語で発行してくれるみたいですが、何せ国内にいたし、なかなか時間がなかったので、今回は自分でやりました。

証明 | 在英国日本国大使館

3. 公証人役場に持っていく

私は都内在住なので、幸いにも最寄りの公証人役場がアポスティーユという外務省公認の証明も一緒に出しているところでした。なのでそこで「きちんと翻訳しましたよ」ということを宣言し、戸籍の英訳と合わせて公証人印を押してもらいました。

4. スキャンして提出する

の流れを取りました。

 

その際には、以下のサイトを確認することとなりました。

http://www.city.onojo.fukuoka.jp/s056/030/010/050/050/2013729183123.pdf

→福岡県大野城市のページで、戸籍謄本に含まれるほぼ全ての用語の英訳を公開されています。私の戸籍は両親双方イレギュラーなものも多かったですが、全部ちゃんとカバーされていたので、大抵のものは英訳できると思います。

戸籍謄本を自分で英訳

→Super generousなことに、戸籍謄本の翻訳のテンプレを配布されています。自治体ごとに異なるとは思いますが、ちょっと応用すれば良いのでありがたい……

【詳細版】翻訳認証-海外で戸籍や免許証を公的書類として使う時の手続き|ひぐち @ デンマークで仕事中🇩🇰|note

→英国問わず、出生証明として戸籍謄本の英訳を提出する際の方法をまとめておられます。有料Noteですが、無料の部分だけ拝見してます……(すみません)

7-2 外国文認証 | 日本公証人連合会

→公証人って何?という制度自体への疑問に答えるページ。

申請手続きガイド 2 申請の流れ|外務省

→県ごとに公証人役場でできることが違うので、それを確認するために1回目を通しておくと良いページ。

アポスティーユ&大使館領事認証代行センター

→公証人役場に持っていく代わりに、代行センターに持っていってお願いすることもできます。↑は公式のサービス説明ページになります。

Student visa : Documents you'll need to apply - GOV.UK

→学生ビザ申請の際に必要な書類の確認。私のブログは軽く参考にするだけにして、英国政府の公式の発表を確認していただければ……

②A Letter of Permission(同意書)

こちらは公証人印など必要ではなさそうだったので(正しくは、このようなPermission Letterに関しての情報を見つけることができなかったので)、母に以下の文言を書いてもらい、スキャンして提出しました。

 

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終わりに

耳にタコができるほど言っていますが、あくまで私の体験談であり、毎年同じというわけでも、全員同じというわけでもないと思います。困ったときにちょっと参考にする程度にしていただいて、詳細はビザセンターや大学のビザサポート、有料の民間サポートサービスなどをご利用くださいませ。

それでは〜〜〜!!!!!!!!早くビザ降りてくれよ〜〜〜〜🤒←1ヶ月たってようやく降りました

 

おまけ

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The Tokyo (8 August 2021)